Hayakawa Books & Magazines(β)

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早川書房の書籍&雑誌コンテンツをお届け。キャンペーン、著者紹介、目録のアップも。公式ホームページは、http://www.hayakawa-online.co.jp/

マガジン

  • ハヤカワSF

    ハヤカワ文庫SFや、新ハヤカワ・SF・シリーズなどの話題作品の解説、試し読みを公開中。

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    【2023年6月創刊】新刊の試し読みや創作の舞台裏など、新レーベルの最新情報をいち早くお届けします

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    ハヤカワ・ノンフィクション文庫や、ハヤカワ・ノンフィクションなど。話題のノンフィクション作品の解説、試し読みを公開中。

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    ハヤカワ文庫JAや単行本など、国内フィクション作品の試し読み原稿や解説などを公開中。

記事一覧

【9月4日発売】はやく皆様に届けたい!『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(上・下)』早川書房社員の声

早川書房は2024年9月4日に、全世界で話題沸騰の注目作『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(仮題)』(レベッカ・ヤロス 著、原島文世 訳、上下巻、予価 各1,800円)…

韓国で累計100万部超え! ゲーム化! 話題のファンタジイ〈涙を呑む鳥〉シリーズ開幕!

早川書房では2024年7月30日に、イ・ヨンドの『涙を呑む鳥1 ナガの心臓』(上・下)を刊行いたします。邦訳され日本でも人気を博した韓国ファンタジイ〈ドラゴンラージャ…

「シャーリー・ホームズと221Bな茶会」高殿円(作家)×三宅香帆(書評家)

登場人物全員性別逆転&現代版の進化系ホームズ・パスティーシュ、〈シャーリー・ホームズ〉シリーズが今年で10周年を迎えました。シリーズをもっと盛り上げていこうという…

【2024年8月28日(水)開催/参加無料】マルクス・ガブリエル来日!『倫理資本主義の時代』刊行記念講演 「なぜいま、倫理資本主…

6月の刊行直後から各書店でベストセラーとなり、大きな話題を呼んでいる『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)。 刊行を記念し、なん…

光を失ったわたしが路上の自販機を通じて体験した「生まれて初めて」:『わたしのeyePhone』番外編(三宮麻由子)

このレトルト食品の中身は本当にカレー? マンションの掲示板には何が書いてある? 幼いころに光を失ったエッセイスト・三宮麻由子さんが、小さな相棒であるスマートフォ…

銀河を股にかけた冒険譚、かつ壮大なる宇宙歌劇――『デシベル・ジョーンズの銀河オペラ』書評家・渡辺英樹氏解説特別公開

 キャサリン・M・ヴァレンテのゲキアツ宇宙SF、『デシベル・ジョーンズの銀河オペラ』が発売になりました!  本欄では書評家、渡辺英樹氏の解説を特別公開いたします! …

「アメリカ最初のシリアルキラー」の犯罪実録!『万博と殺人鬼』解説試し読み

19世紀末シカゴ。建築家ダニエル・バーナムは史上最大規模の万国博覧会を成功させるべく邁進する。だが、建設ラッシュに沸く街の片隅では、後に「アメリカ最初のシリアルキ…

空、海、山が織り成す「青の都市」、ケープタウン 『グッド・フライト、グッド・シティ——パイロットと巡る魅惑の都市』試し読…

ケープタウン、ロンドン、東京、ピッツフィールド…… ボーイング747・ドリームライナーの現役パイロットが、世界各地の都市との逢瀬の記録をつづる至高のエッセイ、『グッ…

日本統治下の台湾と現代日本を往還しながら描かれる、日本人の娘と原住民の青年の恋――『台湾文学コレクション2 風の前の塵』…

『台湾文学コレクション2 風の前の塵』 ●あらすじ 険しい山々に抱かれた花蓮の町の近くで、あたしの級友の真子さんは原住民の青年ハロクに恋をしたのよ――日本統治下…

TikTokerが熱弁!『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(上・下)』【9月4日発売】

2023年アメリカで最も売れた大人気シリーズ『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』(原題:Fourth Wing)が、いよいよ2024年9月に満を持して日本で刊行されます! 前…

【刮目せよ】SFマガジン10月号、ファッション&美容SF特集の撮りおろし表紙ビジュアルを先行公開!

予告記事からはやくも大勢の読者の皆さまにご注目いただいている、SFマガジン10月号「ファッション&美容SF特集」。その表紙&巻頭色ページを飾るのはなんと、モデルで文筆…

安野貴博さんの小説最新作!『松岡まどか、起業します』第1話試し読み

AIエンジニア&起業家にしてSF作家、日々数々のメディアにも出演している安野貴博さんによる、『松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記』が7月18日に発売! 本記…

【重版続々】読み聞かせで子どもが大笑い!『えがないえほん』はどう読むの?【試してみた】

「読み聞かせたら、子どもが絶対に笑う本」として、たくさんの子どもたちを笑わせてきた『えがないえほん』。現在23万部を超え、この7月にまた重版が決まりました!  201…

『侍女の物語』の著者マーガレット・アトウッドによる傑作作品集『老いぼれを燃やせ』(鴻巣友季子訳)、9/19発売!

早川書房は、カナダの作家、マーガレット・アトウッド『老いぼれを燃やせ』(原題 Stone Mattress)を2024年9月19日に刊行します。 予言的ディストピア小説『侍女の物語』…

各国で絶賛! 桁違いの人気ぶり『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(上・下)』【9月4日発売】

レベッカ・ヤロス『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』(原題:Fourth Wing)は全世界で話題のロマンタジー。本国アメリカでは昨年の5月の発売以来、400万部売れて…

哲学者と子どもたちによる資本主義の改革は実現可能か? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』書評 by 斎藤幸平

世界的哲学者、マルクス・ガブリエルによる初の「日本書き下ろし」となる著作、『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)。刊行直後から各…

【9月4日発売】はやく皆様に届けたい!『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(上・下)』早川書房社員の声

早川書房は2024年9月4日に、全世界で話題沸騰の注目作『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(仮題)』(レベッカ・ヤロス 著、原島文世 訳、上下巻、予価 各1,800円)を刊行いたします。 読む者を次々と虜にする圧倒的エンタメ作品である本書。 ひとあし先に読んだ早川書房社員から、熱い感想が次々とあがっています。 感情が爆発しすぎてひとつの記事にまとめられなかったので、二回に分けてご紹介します! あなたもきっと好きだから安心して読んでください。 こんなにも面白く、読み

韓国で累計100万部超え! ゲーム化! 話題のファンタジイ〈涙を呑む鳥〉シリーズ開幕!

早川書房では2024年7月30日に、イ・ヨンドの『涙を呑む鳥1 ナガの心臓』(上・下)を刊行いたします。邦訳され日本でも人気を博した韓国ファンタジイ〈ドラゴンラージャ〉シリーズの著者のもうひとつのベストセラー・シリーズ全4巻の第1部です。 本書は、世界的バトルロイヤルゲーム PUBG の KRAFTON 社による大型ゲーム化が進行中であることでも話題になっています。 お楽しみに! *** 『涙を呑む鳥1 ナガの心臓』(上・下) 눈물을 마시는 새 1 イ・ヨンド 小西直

「シャーリー・ホームズと221Bな茶会」高殿円(作家)×三宅香帆(書評家)

登場人物全員性別逆転&現代版の進化系ホームズ・パスティーシュ、〈シャーリー・ホームズ〉シリーズが今年で10周年を迎えました。シリーズをもっと盛り上げていこうということで、コラボメニューを食べつつ、著者の高殿円さんと、第2作『シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗』で解説を担当した書評家の三宅香帆さんのトークで作品世界を深堀りした、5/24、サロン クリスティでのイベントの模様を一部抜粋して、お届けします。 (編集部) ※イベントのご案内はこちらでした↓ ご参考ください。

【2024年8月28日(水)開催/参加無料】マルクス・ガブリエル来日!『倫理資本主義の時代』刊行記念講演 「なぜいま、倫理資本主義なのか」

6月の刊行直後から各書店でベストセラーとなり、大きな話題を呼んでいる『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)。 刊行を記念し、なんと著者であるマルクス・ガブリエルが来日。東京大学・安田講堂で講演会を開催します。 資本主義が行き詰まりとなり、「入れ子構造の危機」に瀕している現代の世界。その打開の鍵は資本主義の放棄ではなく、道徳的価値と経済的価値を再統合し、「善」の組み込みによってアップデートを施した「倫理資本主義」の実装であると説く本書。 その

光を失ったわたしが路上の自販機を通じて体験した「生まれて初めて」:『わたしのeyePhone』番外編(三宮麻由子)

このレトルト食品の中身は本当にカレー? マンションの掲示板には何が書いてある? 幼いころに光を失ったエッセイスト・三宮麻由子さんが、小さな相棒であるスマートフォンとの新しい発見に満ちた日々を生き生きと綴るのが、話題の書籍『わたしのeyePhone』(早川書房)。 おしゃべりな四角い相棒・スマホと過ごす最新の体験を綴った〈特別番外編〉をウェブ公開します。 後日談 既に二つの「生まれて初めて」 三宮 麻由子 本書出版から少し時を経たところだが、既に二つの「生まれて初めて」の後

銀河を股にかけた冒険譚、かつ壮大なる宇宙歌劇――『デシベル・ジョーンズの銀河オペラ』書評家・渡辺英樹氏解説特別公開

 キャサリン・M・ヴァレンテのゲキアツ宇宙SF、『デシベル・ジョーンズの銀河オペラ』が発売になりました!  本欄では書評家、渡辺英樹氏の解説を特別公開いたします! 解説 書評家 渡辺英樹    本書は、アメリカの作家キャサリン・M・ヴァレンテが2018年に発表し、翌年のヒューゴー賞長篇部門候補作となったSpace Operaの翻訳である。スペース・オペラといえば、SFの歴史においては宇宙を舞台に繰り広げられる冒険活劇のことだが、本書では、文字通り宇宙を舞台にした「歌劇

「アメリカ最初のシリアルキラー」の犯罪実録!『万博と殺人鬼』解説試し読み

19世紀末シカゴ。建築家ダニエル・バーナムは史上最大規模の万国博覧会を成功させるべく邁進する。だが、建設ラッシュに沸く街の片隅では、後に「アメリカ最初のシリアルキラー」と呼ばれるH・H・ホームズの手による、おぞましい連続猟奇殺人が起きていた……。 新興国アメリカの光と闇を描き世界的ベストセラーとなった、エドガー賞(2004年/犯罪実話部門)受賞の傑作ノンフィクション『万博と殺人鬼』(エリック・ラーソン、野中邦子訳、ハヤカワ文庫NF)が、このたび待望の復刊・文庫化を果たしました

空、海、山が織り成す「青の都市」、ケープタウン 『グッド・フライト、グッド・シティ——パイロットと巡る魅惑の都市』試し読み

ケープタウン、ロンドン、東京、ピッツフィールド…… ボーイング747・ドリームライナーの現役パイロットが、世界各地の都市との逢瀬の記録をつづる至高のエッセイ、『グッド・フライト、グッド・シティ——パイロットと巡る魅惑の都市』(マーク・ヴァンホーナッカー著、関根光宏、三浦生紗子訳)が本日発売しました。 天空の魅力を描いた世界的ベストセラー『グッド・フライト、グッド・ナイト』著者の新作となる本書の舞台は、地上。今回の記事では、本書のカバー写真を飾ったケープタウンの魅力について語

日本統治下の台湾と現代日本を往還しながら描かれる、日本人の娘と原住民の青年の恋――『台湾文学コレクション2 風の前の塵』(施叔青/池上貞子訳)

『台湾文学コレクション2 風の前の塵』 ●あらすじ 険しい山々に抱かれた花蓮の町の近くで、あたしの級友の真子さんは原住民の青年ハロクに恋をしたのよ――日本統治下の東台湾で生まれ育った亡き母が、一人娘の琴子に語った古い恋物語。そのどこまでが真実だったのか? 戦前の台湾と戦後の日本を生きる人々の歩む道と思いが交錯する、幻惑に満ちた文芸長篇 ●著者について  施叔青(シー シューチン) 1945年、台湾生まれの作家。姉の施淑は文芸評論家で、妹の李昂は作家である。1964年

TikTokerが熱弁!『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(上・下)』【9月4日発売】

2023年アメリカで最も売れた大人気シリーズ『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』(原題:Fourth Wing)が、いよいよ2024年9月に満を持して日本で刊行されます! 前回の記事では"ロマンタジー(ロマンス×ファンタジー)"というジャンルの火付け役になった"BookTok" (2020年ごろから流行しているTikTok 上でおすすめの本を紹介するコミュニティー)についてご紹介しました。 本記事ではTikTokerたちによる『フォース・ウィング』愛に溢れた動画をご紹介

【刮目せよ】SFマガジン10月号、ファッション&美容SF特集の撮りおろし表紙ビジュアルを先行公開!

予告記事からはやくも大勢の読者の皆さまにご注目いただいている、SFマガジン10月号「ファッション&美容SF特集」。その表紙&巻頭色ページを飾るのはなんと、モデルで文筆家の伊藤亜和さん、写真家・アートディレクターの眞鍋アンナさんによる撮りおろし写真! スタイリストのシマさんが手掛けた美しい衣裳、池田眞美子さんによる繊細で計算しつくされたヘアメイクの光彩が織りなす、表紙のイメージビジュアルを先行公開いたします。それではご覧ください! 編集部註:こちらは表紙完成前のイメージビジュ

安野貴博さんの小説最新作!『松岡まどか、起業します』第1話試し読み

AIエンジニア&起業家にしてSF作家、日々数々のメディアにも出演している安野貴博さんによる、『松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記』が7月18日に発売! 本記事では試し読みとして、その第1話を公開します。 たった1年で10億円企業を作らなければならなくなった、22歳の新卒社長はなぜ誕生したのか? AIと働き方をめぐる、令和最新のお仕事小説です。 第1話 プランB1 「内定取消って、一体どういうことですか」  松岡まどかは書類から顔を上げる。  黒い机の向か

【重版続々】読み聞かせで子どもが大笑い!『えがないえほん』はどう読むの?【試してみた】

「読み聞かせたら、子どもが絶対に笑う本」として、たくさんの子どもたちを笑わせてきた『えがないえほん』。現在23万部を超え、この7月にまた重版が決まりました!  2017年の発売当初から「大爆笑」「何度読んでも笑う」と大好評をいただく一方で、「読むのに技術がいるのでは?」「大人数の場合だけでは?」というお声もいただいていました。 そこで、訳者の大友剛さんが本書の読み方のコツを語っていただきました。 読み方のcコツ大友さんによれば、『えがないえほん』は、子どもたちに向けた「

『侍女の物語』の著者マーガレット・アトウッドによる傑作作品集『老いぼれを燃やせ』(鴻巣友季子訳)、9/19発売!

早川書房は、カナダの作家、マーガレット・アトウッド『老いぼれを燃やせ』(原題 Stone Mattress)を2024年9月19日に刊行します。 予言的ディストピア小説『侍女の物語』で知られるアトウッドによる短篇が9本収められた作品集です。復讐譚からゴシックホラー、社会批評まで、収録作品はバラエティに富んでいます。 たとえば、高齢者を口減らしすべく介護施設をつぎつぎ襲撃する若者と、待ち受ける老婦人を描いた表題作の「老いぼれを燃やせ」。 4人の夫を看取ってきた女性と、“運命

各国で絶賛! 桁違いの人気ぶり『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―(上・下)』【9月4日発売】

レベッカ・ヤロス『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』(原題:Fourth Wing)は全世界で話題のロマンタジー。本国アメリカでは昨年の5月の発売以来、400万部売れており、読者投稿型書評サイトGoodreadsでは、120万人が★5.0をつけたという、すごい作品です(桁が違うのではと確認したくらいです)。この記事では、アメリカ含む各国のこれらの人気のすごさについて紹介していきます。 まず、読者投稿型書評サイトGoodreadsでは、冒頭で紹介したように、『フォース・

哲学者と子どもたちによる資本主義の改革は実現可能か? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』書評 by 斎藤幸平

世界的哲学者、マルクス・ガブリエルによる初の「日本書き下ろし」となる著作、『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)。刊行直後から各書店でベストセラーとなり、話題を呼んでいます。 「エコ・ソーシャル・リベラリズム」や「最高哲学責任者(CPO)」、「新実在論」などのキーワードが頻出する本書の読みどころは、いったいどこにあるのか? 現代社会が抱える問題に対して、本書はどのような回答を提示しているのか? 本記事では、本書の翻訳監修をつとめた斎藤幸平(東