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記事一覧
光を失ったわたしが路上の自販機を通じて体験した「生まれて初めて」:『わたしのeyePhone』番外編(三宮麻由子)
このレトルト食品の中身は本当にカレー? マンションの掲示板には何が書いてある? 幼いころに光を失ったエッセイスト・三宮麻由子さんが、小さな相棒であるスマートフォンとの新しい発見に満ちた日々を生き生きと綴るのが、話題の書籍『わたしのeyePhone』(早川書房)。
おしゃべりな四角い相棒・スマホと過ごす最新の体験を綴った〈特別番外編〉をウェブ公開します。
後日談 既に二つの「生まれて初めて」 三宮
「アメリカ最初のシリアルキラー」の犯罪実録!『万博と殺人鬼』解説試し読み
19世紀末シカゴ。建築家ダニエル・バーナムは史上最大規模の万国博覧会を成功させるべく邁進する。だが、建設ラッシュに沸く街の片隅では、後に「アメリカ最初のシリアルキラー」と呼ばれるH・H・ホームズの手による、おぞましい連続猟奇殺人が起きていた……。
新興国アメリカの光と闇を描き世界的ベストセラーとなった、エドガー賞(2004年/犯罪実話部門)受賞の傑作ノンフィクション『万博と殺人鬼』(エリック・ラー
空、海、山が織り成す「青の都市」、ケープタウン 『グッド・フライト、グッド・シティ——パイロットと巡る魅惑の都市』試し読み
ケープタウン、ロンドン、東京、ピッツフィールド…… ボーイング747・ドリームライナーの現役パイロットが、世界各地の都市との逢瀬の記録をつづる至高のエッセイ、『グッド・フライト、グッド・シティ——パイロットと巡る魅惑の都市』(マーク・ヴァンホーナッカー著、関根光宏、三浦生紗子訳)が本日発売しました。
天空の魅力を描いた世界的ベストセラー『グッド・フライト、グッド・ナイト』著者の新作となる本書の舞
サイバースペースのブラタモリ!? 『サイバースペースの地政学』読者の最大注目ポイントは?
サイバーセキュリティの研究者・小宮山功一朗さんと、軍事の研究者・小泉悠さんによる新刊『サイバースペースの地政学』(ハヤカワ新書)。情報インフラと安全保障の要でありながら実態の見えにくいサイバー空間の「可視化」に、気鋭の研究者二人が大胆に挑んだ渾身の現場ルポは、発売後早くも大きな反響を呼んでいます。この記事では、SNSで寄せられた読者の皆さんの感想をご紹介します。
これは「サイバースペースのブラタ
デジタル時代のネイチャーライティングが誕生した。ジェームズ・ブライドル『WAYS OF BEING 人間以外の知性』解説・江永泉
AIやドローンを用いた作品により世界的に注目されるアーティストにして、著書『ニュー・ダーク・エイジ』も読書人の間で話題を呼んだジェームズ・ブライドルが、自然・テクノロジー・人類の新たな生態学を探究した『WAYS OF BEING 人間以外の知性』(岩崎晋也訳、早川書房)。この記事では、批評家で「闇の自己啓発会」発起人の江永泉さんによる解説を特別公開します。
解説 デジタル時代のネイチャーライテ
「誰かの代わりに本を読む」ことはできるか? 友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』まえがき
数年前、一冊の自主制作本が文芸フリマや全国各地の独立系書店を中心に話題を呼びました。友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』を、4年かけて読んだ記録。ではあるのですが、本を開いた読者は困惑するかもしれません。だって、その脱線ぶりときたら……。しかしそうすることが著者にとって、『百年の孤独』という作品の、そして「読書」という行為の正体をつかむための、必然
もっとみる小宮山功一朗×小泉悠 最強コンビのサイバー旅行記!『サイバースペースの地政学』特別試し読み
6月19日(水)にハヤカワ新書『サイバースペースの地政学』(小宮山功一朗・小泉悠、本体1,000円)が発売になります。大手企業や人気サイトへのサイバー攻撃のニュースが相次いでいますが、本書は「サイバースペースとはそもそも何なのか?」という原点に立ち返り、サイバーセキュリティと軍事のプロが北海道から九州まで、さらにはロシアとその隣国エストニアにまで足を伸ばし、現場の生々しい手触り感を伝える出色のレポ
もっとみる半導体戦争、巧妙化する監視技術、偽情報の氾濫、そしてAIの軍事利用。世界の動向を一冊に凝縮!『AI覇権 4つの戦場』訳者あとがき
ニュースで連日のように報じられるAI技術の進化。それが世界の覇権や安全保障の行方にどう影響するのかを徹底した取材で明らかにしているのが、5月22日発売のノンフィクション、『AI覇権 4つの戦場』(ポール・シャーレ、伏見威蕃訳、早川書房)です。本書の読みどころを解説した、訳者の伏見威蕃さんによる「訳者あとがき」を試し読み特別公開します!
訳者あとがきAI(人工知能)が急激に進化し続けているいま、さ
「世界で最も価値ある」企業・GEはなぜ凋落したのか?『ジャック・ウェルチ 「20世紀最高の経営者」の虚栄』序章特別公開
20年間にわたり、ゼネラル・エレクトリック(GE)の会長兼CEOを務めたジャック・ウェルチと、その経営手法「ウェルチズム」の闇に迫った衝撃作『ジャック・ウェルチ 「20世紀最高の経営者」の虚栄』(デイヴィッド・ゲレス著、渡部典子訳)が本日発売しました。刊行を記念し、今回の記事では本書の序章の一部を特別公開いたします。
かつては国内外で模範的かつ理想の経営者として称揚されていたジャック・ウェルチ。
AI時代の世界覇権の行方を左右する「データ」「計算」「人材」「機構」の4つの戦場とは。『AI覇権 4つの戦場』特別試し読み
世界のあり方を根本から変えようとしているAI(人工知能)。その国際安全保障への影響を分析し、戦略資源としてのAIをめぐる暗闘の実情を炙り出す一冊が、5月22日発売のノンフィクション、『AI覇権 4つの戦場』(ポール・シャーレ、伏見威蕃訳、早川書房)です。
AI研究の第一人者である松尾豊さん(東京大学教授)にも「タブーに鋭く切り込むおすすめの一冊」としてご推薦いただいている、当代随一の軍事アナリスト
コンピュータのない時代、既にインターネットが存在した!? トム・スタンデージ『ヴィクトリア朝時代のインターネット』まえがき
コンピュータも抗生物質も飛行機もなかった19世紀に、インターネットがあった⁉ 情報時代の起源をヴィクトリア朝に見出し、現代の私たちのメディア観を大きく揺さぶる話題のノンフィクションが『ヴィクトリア朝時代のインターネット』(トム・スタンデージ、服部桂訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。
ヴィクトリア女王の治世で登場した電信は、かつてない距離を即時に越えるコミュニケーションを可能にしました。通信社間