ハヤカワ・ノンフィクション

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【試し読み】「強制MMT」時代の必読書! ステファニー・ケルトン『財政赤字の神話』序章

2020年10月20日付の日本経済新聞朝刊に、〈「強制MMT」で黙るカナリア〉という見出しの付いた記事が掲載されました。

記事ではIMF(国際通貨基金)による「(コロナ対策のため)積極的に財政政策を活用すべき」「低金利の恩恵で高水準の債務残高は当面はリスクにならない」との言明を受けて、「「最強の番人」のお墨付きは、世界経済に事実上、MMT(現代貨幣理論)が適用されつつあるという見立てに説得力を与

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いま一番売れてる経済書! 「世界を変えうる良書」「インパクトすごい」「経済学のコペルニクス的転換というのも頷ける」「痛快」「生活の改善に関心を持つ全ての人にお薦めしたい」 ステファニー・ケルトン『財政赤字の神話』読者の感想

Amazon「本」ランキングで最高14位、発売即重版が決まり大きな話題を呼んでいる、ステファニー・ケルトン『財政赤字の神話――MMTと国民のための経済の誕生』(土方奈美訳)。MMT(現代貨幣理論)の解説にとどまらない、お金や社会に対する見方がくつがえる刺激的な啓蒙書です。本記事では、読者の感想の一部をご紹介!

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「世界を変えうる良書」

「平易な表現を用いながらも決して水準を落とさない筆

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【10月18日(日)から31日(土)まで】honto限定、早川書房電子書籍全タイトル対象・秋の30%OFFクーポンキャンペーン開催!

電子書籍ストアhontoにて、早川書房の電子書籍全タイトルが対象となる30%OFFクーポンキャンペーンが開催されます(キャンペーン特設ページはこちらです)。期間は10月18日(日)から31日(土)まで。
*以下、タイトルと書影からhontoの商品ページに飛びます。

 今回の目玉はなんといっても劉慈欣『三体Ⅱ 黒暗森林』(上巻→こちら・下巻→こちら)!
 これまでどんなキャンペーンの対象にもなった

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英国在住の作家が、愛してやまない東京を描く紀行エッセイ『追憶の東京』訳者あとがき

早川書房は、アンナ・シャーマン『追憶の東京 異国の時を旅する』(原題:The Bells of Old Tokyo)を10月15日に刊行します。その読みどころを、訳者である吉井智津さんに語っていただきます。

訳者あとがき

《この本は、わたしの東京への恋文です──》

2019年の春、日本の編集者のもとにとどいた1通のメールは、こんなふうに始まっていました。送り主は英国在住の作家アンナ・シャーマ

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ある日、急に「ゼロ」を思いついたヨウム(『アレックスと私』より)

世界一有名な「天才」ヨウムとして知られるアレックス。そう呼ばれるようになった大きな理由は、語彙はかぎられていたものの、訓練によって学習した人間のことばを使って、ヒトとまっとうに交流できたことにあります。
しかし本書『アレックスと私』では、アレックスが訓練なしにとった「知的」な行動もたくさん紹介されています。あたらしいことばをつくり出したり、後輩に教えたり、人間をあざむいたり......。そんなエピ

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トランプはアメリカというジェットコースターの乗客にすぎない。ジョージ・フリードマン『2020-2030 アメリカ大分断』まえがき

ベストセラー『100年予測』で知られるジョージ・フリードマンの最新作、『2020-2030 アメリカ大分断――危機の地政学』が本日発売。米大統領選を前に必読の本書より、「まえがき」を全文公開します。

ジョージ・フリードマン『2020-2030 アメリカ大分断』まえがき

現在、アメリカ合衆国は困難な時代の真っただなかにある。アメリカ人の眼はいま、ドナルド・トランプ大統領にじっと向けられている。反

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100の語彙を使ってヒトと対等に交流した世界一賢いヨウム、アレックスと研究者による感動のノンフィクション『アレックスと私』

はじめに

世界で一番賢いヨウム「アレックス」と、ハーバード大学で化学を修めたのち動物心理学に活躍の場を移し、世界をリードする成果を残し続ける研究者、アイリーン・M・ペパーバーグによる『アレックスと私』(佐柳信男訳)を、ハヤカワ・ノンフィクション文庫から10月1日に刊行します。

『アレックスと私』は、アレックスが2007年9月に亡くなったあと、彼の研究者兼パートナーだった著者によって書かれた回想

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タイムトラベラーに役立つ実用書『ゼロからつくる科学文明』、中でもことさら実用的な図表の数々をこっそり公開!

はじめに 

刊行をお知らせするや否や、すでに全国に散り散りになったタイムトラベラーのみなさんから反応多数の『ゼロからつくる科学文明』。『ホワット・イフ?』の著者、ランドール・マンローも絶賛のたのしいサイエンス書です。はじめに、みなさまからの反応をちょっとだけ紹介します。書籍の概要は下のリンク、1本目の記事からご覧ください。

今回は前回お約束したとおり、内容をすこし公開します。実用を名乗るからに

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人間が最も似ている生物がアリである理由。モフェット『人はなぜ憎しみあうのか』より

スミソニアン博物館でアリの生態を研究するマーク・W・モフェットの『人はなぜ憎しみあうのか』(上・下)が刊行となりました。本書でフィールド生物学者である著者は、なぜ人間は小さな違いにこだわり、仲間と敵を区別するのか、また人間社会はどのように誕生したのかを、他の生物と比較しながら解き明かします。
 本記事では、本書の一節である「アリと人間、リンゴとオレンジ」(抄)を公開します。「私たちの遺伝子の98.

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『博士と狂人』がメル・ギブソン×ショーン・ペンでついに映画化。10月16日(金) より全国ロードショー!

41万語以上の収録語数を誇る世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』(OED)。この壮大な編纂事業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学界の第一人者となったマレー博士。

そして彼には、日々手紙で用例を送ってくる謎の協力者がいた。ある日、彼を訪ねたマレーは、そのあまりにも意外な正体を知る――言葉の奔流に挑み続けた二人の天才の数奇な人生とは?

メル・ギブソンとショーン・ペンという名優二

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