ハヤカワSF

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不要不急でもない19篇――『ポストコロナのSF』総解説 文:飛浩隆



2021年春、いまこのときに向けた小説アンソロジー『ポストコロナのSF』が発売されました。寄稿者のひとりであるSF作家の飛浩隆さんがTwitter上で行った、収録作の総解説をお届けします。飛さんご自身の作品については樋口恭介さんにご紹介いただきました。

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こないだ「みんな、短篇についてもっと語ろうぜ」みたいなことをつぶやいた手前、収録作ぜんぶについてひとことずつ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
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【試し読み】『裏世界ピクニック』6巻 埼玉の大学生、謎の金髪美人と出逢う。

TVアニメも大好評放送中、宮澤伊織『裏世界ピクニック』最新6巻の冒頭を30ページほど公開します。主人公の事情により、既刊5巻を読んでいなくてもたぶん問題のないお試し版です。17日(水)発売、どうぞお楽しみに。

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 アパートのドアを閉めて、慌ただしく鍵を掛け、私は大学へと走り出した。
 起きてからぼんやりしていたら、出るのが遅れた。今日の講義は午後からだからと油断していたのも悪いけど、目の調子

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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《宇宙英雄ローダン・シリーズ》電子書籍版全点50%OFFセール開催中! 配信最新刊、合本版もセール対象!

早川書房の無数にある人気作品のなかで、最も長大なシリーズ。
それが《宇宙英雄ローダン・シリーズ》です。電子書籍版では2月に『宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版199 アルコンの最後』を配信し、〈第二帝国〉サイクルが完結。あわせてこれまでに合本化されていなかった141巻から199巻までを含む合本版8~10を2月に同時配信しました。

上記リリースを記念し、現在配信されている《宇宙英雄ローダン・シ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
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「生きることの意味を問いかけている」「SFが苦手な人にもぜひ手にとってほしい」「こういう話こそ今必要とされている」『わたしたちが光の速さで進めないなら』レビューと感想

『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒットをきっかけに、急速に注目が高まっている韓国小説。早川書房では、今韓国で一番売れているSF小説『わたしたちが光の速さで進めないなら』を2020年12月に刊行いたしました。

『わたしたちが光の速さで進めないなら』
キム・チョヨプ/カン・バンファ ユン・ジヨン訳 
装画・挿絵:カシワイ/装幀:早川書房デザイン室

本書は、第2回韓国科学文学賞中短篇部門大賞受賞の

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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ノベライズ『ALTDEUS』発売! 文庫版読者プレゼントのおしらせ

未来の地球を舞台に、超巨大生物メテオラと人類の防衛戦を描いた大ヒットVRゲーム『ALTDEUS』。その前日譚となるスピンオフノベライズが、ハヤカワ文庫JAより2/17(水)発売となりました!

『ALTDEUS:Beyond Chronos Decoding the Erudite』
装画:LAM/装幀:雷雷公社

そして本書の刊行を記念した、読者プレゼント企画が開催! 期間内に書籍をお買い上げい

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
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2020年のベストSFは? 『SFが読みたい!』ランキング発表!(国内&海外トップ10)



今年も恒例のSFガイドブック『SFが読みたい! 2021年版』が発売となりました! 2020年は新型コロナウイルスの流行という未曾有の状況でしたが、そんななかでも数々の傑作SFが刊行されてきました。その全書籍を対象に、作家や書評家などSFのプロの方々100名近くにご投票いただいたアンケート結果を掲載する本書。その国内・海外のベストSFを特別公開します!

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ベストSF 20

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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ユーザー評価世界一のVRアドベンチャー、公式ノベライズ刊行! 『ALTDEUS:Beyond Chronos Decoding the Erudite』

昨年12月に配信開始し、Facebook・OculusQuestプラットフォームでユーザー評価世界一を達成した日本発のVRアドベンチャーゲーム『ALTDEUS: Beyond Chronos』。その公式スピンオフアンソロジーが、2月17日(水)にハヤカワ文庫JAより刊行されます。

ゲーム本編は2280年の未来を舞台としていますが、本書はその前日譚となる現代から200年間のエピソードを集めたアンソ

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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来るべき未来において、AIと人間の関係をどう見つめるか――立原透耶氏による郝景芳『人之彼岸』あとがき

中国に『三体』以来のヒューゴー賞をもたらした「折りたたみ北京」の著者、郝景芳による短篇集『人之彼岸』がいよいよ刊行されました!

AIをテーマにした本作品集には、エッセイが2篇、短篇が6篇収録されています。ここでは、本作品集の訳者でもある立原透耶氏のあとがきを再録します。

訳者あとがき
立原透耶

 作者の郝景芳については、あちこちで語られているのでご存じの方も多いだろう。1984年天津市生まれ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『息吹』です。
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2020年翻訳SF・ファンタジイ総まとめ!

2020年はいろいろなことがありました。たいへんな1年でしたが、おもしろい本があればどんなつらいときも乗り越えていけるはず。その助けになればと思い、今年の翻訳SF・ファンタジイのリストを作りましたので、ぜひチェックしてください! 刊行月別のリストです。

参考:[SHSFS] 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
   [SF] ハヤカワ文庫SF
    無印 単行本

〈銀河英雄ローダン〉シリーズ、〈ロ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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感染症が蔓延した世界。身体を"売った"少女の末路は? SF小説「身体を売ること」

女性の《今》と《性》を描いた官能SF小説「ピュア」が早川書房「note」歴代アクセス数第1位の20万pv超え、Apple Books「2020年ベストブック」選出で話題の小野美由紀さんの最新短篇、SFマガジン2021年2月特別増大号百合特集2021に掲載された「身体を売ること」を全篇公開します。ウイルスや大気汚染の蔓延で義体化が恒常化した世界の元少女娼婦のメイドとお嬢様の物語です。

 わたしがこ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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