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【化粧品会社の研究者が考える「未来の美」とは?】ポーラ・オルビスホールディングス研究者インタビュー:近藤千尋、岡部伊織(聞き手・構成◎ひらりさ)
■「ぶらぶら研究員」ってなんですか?
──お二人が所属している、マルチプルインテリジェンスリサーチセンター。そもそも「マルチプルインテリジェンスリサーチ」ってなんですか?
近藤 ポーラ・オルビスグループの研究企画機能を担う組織なんです。私たちポーラ・オルビスグループの基礎研究は長い間、いわゆる化粧品会社として、化粧品をつくるための研究に特化してきました。でも二〇一七年に企業理念が変わり、化粧品
【10月23日発売】『恋する星屑 BLSFアンソロジー』豪華作家陣を大公開!
SFマガジンで2度にわたって特集された「BLとSF」が、書き下ろし短篇を加えて書籍化決定! 本欄では豪華作家陣による収録作品一覧と、カバーイラストレーター等の情報を公開いたします。
SFマガジン編集部=編
『恋する星屑 BLSFアンソロジー』定価1,276円 ハヤカワ文庫JA
■カバーイラスト:中村明日美子
■カバーデザイン:坂野公一(welle design)
全国の書店、およびネット書店
全米絶賛! 本をめぐるミステリアス・ファンタジー『血の魔術書と姉妹たち』刊行!
世界の理を揺るがすような魔法を使うことができる本を託されたなら……? 血のインクで綴られた魔術書に導かれて、バラバラだった姉妹が再会したとき運命の歯車が動き出す……!『本』をモチーフにしたドラマティックなファンタジーをお届けします! 正反対の姉妹、数百冊の魔術書、魔法、呪い、血、インクなどのキーワードにピンときた方、絶対におすすめです。
血のインクで綴られた本に導かれ、
再会した姉妹の運命が動き
【8/21刊行】『法治の獣』の春暮康一氏による初長篇『一億年のテレスコープ』刊行記念! 著者自身による内容紹介「刊行に寄せて」を公開!
デビュー作「オーラリメイカー」以来、国産ハードSF史に新風を吹き込み続けてきた春暮康一氏。
中篇集『法治の獣』はベストSF2022国内篇第1位、さらに表題作が星雲賞国内短編部門を受賞しました。
今回、満を持して放つ初長篇『一億年のテレスコープ』もまた、日本のハードSF史に刻まれる大作です。
本書の読みどころ・注目ポイントを、著者に無理言って書いてもらった紹介文「刊行に寄せて」を特別公開いたしま
【大好評につき第二弾配信!】訳者本人が解説する『三体』超入門! 『三体』ってドラマの続きはどうなるの?【ドラマ配信中】
あの『三体超入門』動画が帰ってきた!
Netflixでのドラマ配信を控え、「『三体』ってどんな話なの???」と、気になっていたみなさまにお送りした動画『三体超入門』第一弾。こちらでは、Netflixドラマ「三体」を心待ちにしつつも原作未読のしんのすけ@映画感想さんと、『三体』1巻目で止まってしまったというけんご📚小説紹介さんに、翻訳者の大森望さん自ら『三体』の魅力やその世界について解説いただき
【8/21刊行】『法治の獣』の春暮康一氏による初長篇『一億年のテレスコープ』刊行記念! 加藤直之氏によるカバーをフルデザインでWeb公開!
2024年8月21日に、長篇SF小説『一億年のテレスコープ』を刊行!
『法治の獣』でベストSF2022国内篇第1位&星雲賞国内短編部門を受賞した春暮康一氏による、初の長篇作品にして、壮大なファーストコンタクトSF&異星探査SF&青春SFです。
カバーイラストは『法治の獣』『オーラリメイカー〔完全版〕』に引き続き、今回も加藤直之氏が担当!
SF小説を読み込んで、内容に忠実にイラストにする仕事を続
安野貴博さんの小説最新作!『松岡まどか、起業します』第1話試し読み
AIエンジニア&起業家にしてSF作家、日々数々のメディアにも出演している安野貴博さんによる、『松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記』が7月18日に発売! 本記事では試し読みとして、その第1話を公開します。
たった1年で10億円企業を作らなければならなくなった、22歳の新卒社長はなぜ誕生したのか? AIと働き方をめぐる、令和最新のお仕事小説です。
第1話 プランB1
「内定取消って、
銀河系最大の音楽の祭典で最下位になったら人類消滅!? C・M・ヴァレンテ『デシベル・ジョーンズの銀河オペラ』7/18刊行!
この夏、サイコーにゴキゲンなスペースオペラがやってくる!
地球に突然あらわれた、半分チョウチンアンコウ、半分青いフラミンゴの謎のエイリアン、エスカ。銀河系を代表する知的種族たちによって選ばれた使節である彼女は、いきなり「人類に本物の知覚力があるかどうか」をテストすると告げる。テストの内容は、毎回さまざまな惑星で行われる音楽の祭典で、その種族の代表が一曲歌うこと。最下位になればその種族は存在を抹消
〈SFマガジン〉2024年8月号掲載「大森望の新SF観光局[第95回]」挿絵に関するお詫びと訂正
大森望の新SF観光局[第95回] BLの夜明け前 六月に亜紀書房から出た佐川俊彦の回顧録『「JUNE」の時代 BLの夜明け前』がたいへん面白かったので、今回はその話。BLとSFの関係についてはよく知らないが、本誌で二度にわたって「SFとBL」特集が組まれているくらいだから、浅からぬ縁があるのはまちがいないだろう。
BLがまだBLと呼ばれず、男性同士の関係を描く(主に)女性向けコンテンツが「少年愛
【特別公開】水上文「抵抗と創造のクィア・タイム、クィアSF」(SFマガジン2024年8月号)
「抵抗と創造のクィア・タイム、クィアSF」
水上 文
クィアSFとは何を意味するのだろう?
それは単にクィア(≒性的マイノリティ)が登場するSF作品に過ぎないのか、あるいは何かそれ以上のことを物語っているのだろうか?
たとえば近藤銀河は、未来を志向するSFを読む営みとマイノリティの想像力の共通性を語る中で、アナクロニズムという言葉を用いている。直線的に過去から未来へと真っ直ぐ進む時間の流れ