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【1/22発売】第12回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞2作の書影を公開!――カスガ『コミケへの聖歌』、犬怪寅日子『羊式型人間模擬機』
カスガ
『コミケへの聖歌』
■内容紹介
二十一世紀半ばに文明は滅んだ。東京は赤い霧に包まれそこから戻って来た者はいない。山奥の僻村イリス沢に生き残った少数の人々は、原始的な農耕と苛酷な封建制の下で命を繋いでいる。そんな時代でも、少女たちは廃屋を改造した〈部室〉に集まり、タンポポの〈お茶〉を優雅に楽しみながら、友情に、部活に、マンガにと、青春を謳歌する。彼女ら《イリス漫画同好会》の次なる目標は〈コ
自他ともに認める代表作が揃うハイレベルな傑作選――『時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ』訳者・大森望氏あとがき
劉慈欣の『円』に続く傑作短篇集、『時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ』が発売となりました!
『三体』でも活躍した天才物理学者・丁儀が登場する短篇など、全13篇を収録。『円』に引き続き、読みごたえ抜群のハイレベルな短篇集となっています。
本欄では、劉慈欣作品の翻訳を手がける大森望さんの訳者あとがきを掲載します。
訳者あとがき
大森 望
お待たせしました。『時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ』をお届けす
ポスト『ハーモニー』時代の医療ディストピアSF――韓松『無限病院』書評先行掲載(評者・鯨井久志)
なんだかよくわからないけどとにかくすごい、圧倒される、高熱が出たときの悪夢みたい、病院に対して「イヤだな」と思うことの全部載せ――など、たいへんご好評をいただいております、韓松『無限病院』。
本欄では、現役医師でもある翻訳家・鯨井久志氏による書評を掲載いたします。SFマガジン2025年2月号(12月25日発売号)の「SFブックレビュー」先行掲載となります。
ポスト『ハーモニー』時代の医療ディス
『三体』の次はコレだ! 中国産スペースオペラ三部作《銀河之心》堂々開幕!
ついに登場! 中国で「『三体』の次はこれだ!」と話題になっていた超弩級スペースオペラ、江波(こう・は/ジャン・ボー)による《銀河之心》開幕篇、『Ⅰ天垂星防衛(上・下)』が本日発売です。
『銀河之心Ⅰ天垂星防衛(上・下)』
江 波=著
中原尚哉、光吉さくら、ワン・チャイ=訳
装画:麻宮騎亜
装幀:岩郷重力+M.U
遠未来、銀河の辺境。事故で三百年後に飛ばされてしまい放浪者となった李約素(リー・ユ
恋愛リアリティ番組×エイリアンの新作SF登場! 十三不塔『ラブ・アセンション』
2020年、『ヴィンダウス・エンジン』で第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞してデビューした十三不塔さんによる新作が登場! 今回のテーマは恋愛リアリティ番組×エイリアン! 11月20日(水)発売です。
●あらすじ
軌道エレベーター上で開催される恋愛リアリティ番組、ラブ・アセンション。12名の個性豊かな美女たちが参加者として集められて、クエーサーと呼ばれるセレブ男性をめぐって奮闘する。セクショ
不安症による悪夢のような世界――韓松『無限病院』立原透耶氏・解説掲載
韓松(かん・しょう/ハン・ソン)による初の邦訳長篇、『無限病院』(山田和子=訳)が刊行されました。
本欄では小説家・翻訳家であり、中国SF紹介の第一人者である立原透耶さんによる解説を再録します。
解 説
小説家、翻訳家 立原透耶
韓松(かん・しょう/ハン・ソン)は中国SF四天王の一人として名高く、中でも文学性、芸術性の高さではひときわ飛び抜けた存在である。これまでに日本では以下の短篇
中国SF四天王の一角が放つ、衝撃のマジックリアリズム医療SF『無限病院』本日発売!
いよいよ本日23日(水)、韓松(かん・しょう/ハン・ソン)による『無限病院』が発売となりました。
韓松は、あの『三体』著者の劉慈欣と並び”中国SF四天王”と称される、中国SFトップランナーのひとり。本作『無限病院』は、彼の代表作である〈医院〉三部作の開幕篇にあたります。
その内容たるや、不条理でダーク、けれどもページを捲る手が止められない、フィリップ・K・ディック的でもあり、フランツ・カフカ的
【10/15〆切】2025オールタイム・ベストSFアンケート実施中!
〈SFマガジン〉は本年12月25日発売の2025年2月号で、創刊65周年を迎えることになりました。これを記念して「2025オールタイム・ベストSF」アンケートを募集します。 結果発表は本誌2025年2月号にておこないます。みなさんの参加をお待ちしております。
【ご応募は下記のフォーム、あるいはハガキにて】
2025オールタイム・ベストSF アンケート募集 (google.com)
●応募規定◆
【化粧品会社の研究者が考える「未来の美」とは?】ポーラ・オルビスホールディングス研究者インタビュー:近藤千尋、岡部伊織(聞き手・構成◎ひらりさ)
■「ぶらぶら研究員」ってなんですか?
──お二人が所属している、マルチプルインテリジェンスリサーチセンター。そもそも「マルチプルインテリジェンスリサーチ」ってなんですか?
近藤 ポーラ・オルビスグループの研究企画機能を担う組織なんです。私たちポーラ・オルビスグループの基礎研究は長い間、いわゆる化粧品会社として、化粧品をつくるための研究に特化してきました。でも二〇一七年に企業理念が変わり、化粧品
【10月23日発売】『恋する星屑 BLSFアンソロジー』豪華作家陣を大公開!
SFマガジンで2度にわたって特集された「BLとSF」が、書き下ろし短篇を加えて書籍化決定! 本欄では豪華作家陣による収録作品一覧と、カバーイラストレーター等の情報を公開いたします。
SFマガジン編集部=編
『恋する星屑 BLSFアンソロジー』定価1,276円 ハヤカワ文庫JA
■カバーイラスト:中村明日美子
■カバーデザイン:坂野公一(welle design)
全国の書店、およびネット書店
全米絶賛! 本をめぐるミステリアス・ファンタジー『血の魔術書と姉妹たち』刊行!
世界の理を揺るがすような魔法を使うことができる本を託されたなら……? 血のインクで綴られた魔術書に導かれて、バラバラだった姉妹が再会したとき運命の歯車が動き出す……!『本』をモチーフにしたドラマティックなファンタジーをお届けします! 正反対の姉妹、数百冊の魔術書、魔法、呪い、血、インクなどのキーワードにピンときた方、絶対におすすめです。
血のインクで綴られた本に導かれ、
再会した姉妹の運命が動き
【8/21刊行】『法治の獣』の春暮康一氏による初長篇『一億年のテレスコープ』刊行記念! 著者自身による内容紹介「刊行に寄せて」を公開!
デビュー作「オーラリメイカー」以来、国産ハードSF史に新風を吹き込み続けてきた春暮康一氏。
中篇集『法治の獣』はベストSF2022国内篇第1位、さらに表題作が星雲賞国内短編部門を受賞しました。
今回、満を持して放つ初長篇『一億年のテレスコープ』もまた、日本のハードSF史に刻まれる大作です。
本書の読みどころ・注目ポイントを、著者に無理言って書いてもらった紹介文「刊行に寄せて」を特別公開いたしま
【大好評につき第二弾配信!】訳者本人が解説する『三体』超入門! 『三体』ってドラマの続きはどうなるの?【ドラマ配信中】
あの『三体超入門』動画が帰ってきた!
Netflixでのドラマ配信を控え、「『三体』ってどんな話なの???」と、気になっていたみなさまにお送りした動画『三体超入門』第一弾。こちらでは、Netflixドラマ「三体」を心待ちにしつつも原作未読のしんのすけ@映画感想さんと、『三体』1巻目で止まってしまったというけんご📚小説紹介さんに、翻訳者の大森望さん自ら『三体』の魅力やその世界について解説いただき