海外文芸
さまざまな地下をめぐる、文学、神話、思索にあふれた旅。ガーディアン紙「21世紀ベスト・ブック100」に選ばれた『アンダーランド 記憶、隠喩、禁忌の地下空間』試し読み公開中
『アンダーランド 記憶、隠喩、禁忌の地下空間』は英国人作家ロバート・マクファーレンが、さまざまな地下をめぐったノンフィクション。ナショナル・アウトドア・ブック・アワードをはじめ、ウェインライト賞、スタンフォード・ドルマン紀行文学賞を受賞し、英ガーディアン紙が選ぶ「21世紀ベスト・ブック100」に選出されました。
ロバート・マクファーレンは1976年、英国ハラム生まれの冒険家・作家。自身が登山や探
「読むことの力と意味を感じる体験」「遠い異国の女性の生涯に圧倒的な親近感を覚えてしまう」「トルコに生きた全ての弱者や女性への思いに満ちている」『レイラの最後の10分38秒』レビューと感想
1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏のゴミ容器のなかで、一人の娼婦が息絶えようとしていた。テキーラ・レイラ。しかし、心臓の動きが止まった後も、意識は続いていた──10分38秒のあいだ。
(著者エリフ・シャファク氏による、本作の紹介動画です)
ひとつの生命の旅立ちを、愛のあるまなざしで美しく描き出した感動作『レイラの最後の10分38秒』(エリフ・シャファク、北田絵里子訳)。邦訳が9月に刊行さ
【試し読み】イスタンブルを舞台に、生命の旅立ちの美しさを描く『レイラの最後の10分38秒』(エリフ・シャファク/北田絵里子訳)
トルコでいまもっとも読まれる作家のひとり、エリフ・シャファクのブッカー賞最終候補作(2019年)として注目された『レイラの最後の10分38秒』(原題:10 Minutes 38 Seconds in This Strange World)。早川書房より、9月3日に邦訳を刊行して以降、日本でも好評をいただいております。そんな本作の冒頭を公開いたします。
『レイラの最後の10分38秒』エリフ・シャ
【短篇一挙掲載】韓国発ベストセラーSF短篇集、キム・チョヨプ著『わたしたちが光の速さで進めないなら』より「巡礼者たちはなぜ帰らない」全文公開!【期間限定】
今もっとも韓国の女性たちの共感をあつめる、
新世代作家のデビュー作にしてベストセラー。
生きるとは? 愛するとは?
優しく、どこか懐かしい、
心の片隅に残り続けるSF短篇7作。
冒頭の短篇「巡礼者たちはなぜ帰らない」を期間限定で全文公開します。
『わたしたちが光の速さで進めないなら』(2020年12月3日刊行)
キム・チョヨプ
カン・バンファ、ユン・ジヨン訳
『82年生まれ、キム・ジヨン』の
『三つ編み』『彼女たちの部屋』著者レティシア・コロンバニの特別インタビュー(『読書の秋2020』)
2019年4月刊行の『三つ編み』、2020年6月の『彼女たちの部屋』。どちらも読者から大きな支持を得て、海外文芸としては異例のロングセラーとなっています。
その著者のレティシア・コロンバニが、アンスティチュ・フランセによる催し「読書の秋2020」の一環として、特別にビデオインタビューに応えました。映画監督として知られるコロンバニさんが小説を書くことになったきっかけ、『彼女たちの部屋』の舞台となる実
ヒロインたちの逃走とサバイバル──マーガレット・アトウッド『誓願』解説(英文学者・小川公代)
数々の名作を世に放つカナダの作家、マーガレット・アトウッド。
1985年の刊行以来読み継がれる名作『侍女の物語』の続篇で、2019年ブッカー賞受賞作でもある『誓願』が、ついに10月1日刊行です!
英文学者の小川公代さんによる解説で、『一九八四年』から『侍女の物語』そして『誓願』へと連なるディストピア文学の系譜をたどります。
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マーガレット・ア
抑圧と分断の中で、誓い、願うこと──マーガレット・アトウッド『誓願』訳者あとがき(翻訳家・鴻巣友季子)
数々の名作を世に放つカナダの作家、マーガレット・アトウッド。
1985年の刊行以来読み継がれる名作『侍女の物語』の続篇で、2019年ブッカー賞受賞作でもある『誓願』が、ついに10月1日刊行です!
訳者の鴻巣友季子さんによるあとがきで、本書の魅力に迫ります。
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訳者あとがき
鴻巣友季子
20世紀前葉、マーガレットの名をもつアメ