海外文芸

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”ジェンダー・ギャップ世界最小”のアイスランド発の小説『花の子ども』が描く〈男らしさ〉と家族の姿とは。(朱位昌併)

世界経済フォーラムが公表する、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数のランキングで、12年連続で1位となるアイスランド。

そのアイスランドで発表され、「新たな男性像」を描き出した点を評価され、アイスランド女性文学賞を受賞した長篇小説『花の子ども』を4月14日に早川書房から刊行します。

アイスランドの〈男らしさ〉とはどのようなものか。家族のかたちと制度はどうなっているのか。本作の魅力

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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アイスランドの小説は、暗いものだけじゃない。孤独な旅の果てに見つけた希望と、ちょっぴり変わった家族の物語『花の子ども』訳者あとがき(神崎朗子)

アイスランドを代表する作家オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティルによる小説『花の子ども』を4月14日に早川書房より刊行します。

アイスランドの小説というと、日本でも人気のアーナルデュル・インドリダソンによる、暗く重厚な作品が思い浮かぶかもしれません。じっさい、そう思ったという読者モニターの方々の感想も届いています。

いっぽう、『花の子ども』は、光が印象的な小説です。
ひとりの青年の成長をとお

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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大前粟生さん推薦。アイスランドから届いた、ちょっと変わった家族の物語『花の子ども』試し読み

アイスランド発、フランスで40万部を突破した小説『花の子ども』。旅をつうじて青年の成長を描くとともに、家族のあり方をさぐる本作を、2021年4月14日に早川書房より刊行します。
ここでは、本書の魅力を語る賛辞と、冒頭部分を公開します。

『花の子ども』
オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル
神崎朗子訳
早川書房より4月14日発売

◉あらすじ

母が遺したバラをもって僕は旅に出る。遠くの修道院

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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パリで出会った20歳の2人。本の趣味が合って、ずっと話していられた。当然、恋に落ちた。だが……『30年目の待ち合わせ』試し読み

早川書房では、2021年4月1日に、フランスの小説家エリエット・アベカシスによる『30年目の待ち合わせ』(原題Nos rendez-vous、齋藤可津子訳)を刊行します。ここでは、発売よりひと足早く、冒頭を公開します。

『30年目の待ち合わせ』
エリエット・アベカシス/齋藤可津子訳
早川書房より4月1日刊行

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ながい廊下だった。パリ、ソルボンヌ大学、視線のまじわり。ふたりはただ事

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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「美しい」「手触りが最高」「ジャケ買いした」「この装丁は素通りできない」『消失の惑星』のデザイン

2月に発売し、まいにち読後の感想をいただいている『消失の惑星』。装幀も好評で、「ジャケ買い」「手触りがいい」といった言葉もいただいています。ありがとうございます!

『消失の惑星』
ジュリア・フィリップス/井上里 訳
早川書房より好評発売中

作品の張り詰めた空気感を出すために、社内デザイン室の担当者とともに、紙とインクと加工でも細かくこだわりました。

実物に触れて、ざらついた硬質な紙、エンボス

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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【〆切りました】ニューヨークのショービジネスの世界に飛びこんだ19歳の女性。騒ぎの中心で頂点とどん底を見た彼女が向かうのは――長篇小説『女たちのニューヨーク(仮)』読者モニター募集

4月7日追記:この募集は〆切りました。たくさんのご応募ありがとうございます!

早川書房では2021年5月18日にアメリカの作家エリザベス・ギルバートの長篇小説『女たちのニューヨーク(仮)』(原題:City of Girls)を刊行します。

発売に先立って、ゲラを読んで、ご感想をいただけるかたを募集します。

エッセイ『食べて、祈って、恋をして』で、人生のつまづきから立ち直るための旅を描き、日本

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アイスランド女性文学賞受賞。旅をつうじて、自分なりの家族の形を見つめ直す長篇小説『花の子ども』(オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル)

早川書房では、4月14日にアイスランドの作家オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティルの長篇小説『花の子ども』(原題 AFLEGGJARINN)を刊行します。

『花の子ども』
オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル
神崎朗子 訳
早川書房より4月14日発売

◉あらすじ

男らしさと家族のかたちを見つめ直す、アイスランド女性文学賞受賞作

母が遺したバラをもって僕は旅に出る。遠くの修道院にある庭

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運命の人だと思った。運命が残酷だなんて知らなかった。恋愛小説『30年目の待ち合わせ』(エリエット・アベカシス)

早川書房では、2021年4月1日に、フランスの小説家エリエット・アベカシスによる『30年目の待ち合わせ』(原題Nos rendez-vous、齋藤可津子訳)を刊行します。

『30年目の待ち合わせ』
エリエット・アベカシス/齋藤可津子訳
早川書房より4月1日刊行

◉あらすじ

1980年代末、パリ、カルティエ・ラタン。
アメリとヴァンサンは20歳。
本の趣味が合って、ずっと話していられた。
当然

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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日経新聞書評「的確な描写と緊張感が小説の力を伝える」(蜂飼耳さん)、『消失の惑星』書評・感想まとめ

ロシア極東の街で起きた、幼い姉妹の失踪事件。その事件を中心に、13人の女性たちの12か月を描く小説『消失の惑星』(ジュリア・フィリップス、井上里訳)。
発売からひと月が経ち、熱い書評・感想が書かれていますので紹介します。

『消失の惑星【ほし】』
ジュリア・フィリップス、井上里 訳
早川書房

日本経済新聞(3月20日)で、詩人の蜂飼耳さんによる書評が掲載。「13章の物語は、独立したものとして読め

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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〈高校生が選ぶルノードー賞〉受賞作。「普通ではない」とみなされた女性たちを描く歴史小説『狂女たちの舞踏会』

 フランスで〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞した長篇小説『狂女たちの舞踏会(原題:Le bal des folles)』を4月に早川書房から刊行します。

●『狂女たちの舞踏会』とは

 2019年8月に刊行され、その年の〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞したフランス人作家ヴィクトリア・マスのデビュー長篇。現在フランスのみで20万部を突破し、メラニー・ロラン主演・監督で映像化も決定している注目作

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