海外文芸

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ノート

Q.詩は小説になるか? A.なる、余裕で。──ジェイソン・レナルズ『エレベーター』レビュー〔深緑野分(小説家)〕

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いよいよ本日発売のジェイソン・レナルズ/青木千鶴訳『エレベーター』。詩や歌詞のような文体とレイアウトで臨場感たっぷりに物語が展開する、まったく新しいタイプの小説です。小説家の深緑野分さんによるレビューを公開いたします!

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(テキスト版試し読みはこちら)
(池澤春菜さんによるレビューはこちら)

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 Q

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文字がリズムになって、流れ込んでくる──ジェイソン・レナルズ『エレベーター』レビュー〔池澤春菜(声優)〕

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早川書房より8月20日に発売のジェイソン・レナルズ『エレベーター』。兄の復讐を果たそうとする少年が乗り込んだエレベーターの中での出来事を描く物語です。声優の池澤春菜さんによるレビューをお届けいたします!

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(深緑野分さんによるレビューはこちら)

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 1ページ目から、

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【試し読み・内容紹介】この夏のマスト・リード! ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

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8月20日発売、この夏最大の注目作!
ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

説明はあとにして、まずは読んでみてください。

(PDF版はこちら)

いかがですか? 『エレベーター』最大の特徴は、全篇を通して、臨場感あふれる詩のような文体と、ページをめくるのが楽しみになるようなレイアウトで書かれている、というところなのです。
もちろん、物語の

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新井賞受賞!女性の生き辛さ描く小説『三つ編み』(レティシア・コロンバニ)拡大展開中!

7月17日、『三つ編み』(レティシア・コロンバニ、齋藤可津子訳)が第10回新井賞を受賞しました。

新井賞は、書店員である新井見枝香さん(女性のための本屋HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE勤務)が一番おもしろかった本をひとりで選び、賞を出すユニークな試みです。同日発表の芥川賞・直木賞とは異なった視点による選書に、読者・メディア・書店員からの注目が集まっています。

■【NHK】書店業

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歴史小説であり、女性の成長物語であり、家族の物語であり、ノワールであり、ミステリであり、怒濤の海洋冒険物語。ジェニファー・イーガン新作『マンハッタン・ビーチ』の魅力とは?

斬新な手法を駆使した『ならずものがやってくる』でピュリッツァー賞および全米批評家協会賞を受賞したジェニファー・イーガン。その7年ぶりの新作『マンハッタン・ビーチ』は、前作とは異なる作風ですが、前作同様の面白さを持つ作品です。翻訳者の中谷友紀子さんによる訳者あとがきで、その魅力に触れていただければと思います。

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 超大国アメリカの覇権はいずれ終焉を迎えるの

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あなたも「穴」覗いてみる? ショーン・プレスコット『穴の町』本文試し読み

独特すぎる登場人物、シュールなストーリー、そしてタダジュンさんのクールな装画でSNSをざわつかせている、ショーン・プレスコット『穴の町』。
前回の記事では、あらすじと登場人物をご紹介いたしました。
今回は本文より、ラジオDJのシアラが送り主不明で大量に送り付けられるカセットテープを何とかしようとする場面、そして、36人いるスティーヴ・サンダーズのうちの4人が語り手の「ぼく」をついにぶちのめす場面を

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町が消える。『穴の町』あらすじ&登場人物紹介

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カフカ、カルヴィーノ、安部公房、星新一……。奇想小説の新星、ショーン・プレスコット『穴の町』が7月4日に発売されました。
タダジュンさんのクールな装画がSNSで話題を呼んだ『穴の町』、この記事ではあらすじと、普通に生きているだけなのにどこかおかしな登場人物たちを、カバー装画から抜粋した画像付きでご紹介します。ぜひ、書籍のカバーでも彼らを見つけ

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歴史的傑作! ブッカー賞受賞作『七つの殺人に関する簡潔な記録』(マーロン・ジェイムズ)ついに刊行!

ボブ・マーリー暗殺未遂事件を題材とし、ジャマイカ出身作家としては史上初のブッカー賞受賞作『七つの殺人に関する簡潔な記録』(マーロン・ジェイムズ、旦敬介訳 原題A Brief History of Seven Killings)を6月20日より発売中です。

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『七つの殺人に関する簡潔な記録』マーロン・ジェイムズ/旦 敬介訳
/早川書房/2019年6

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クリスティー『アクロイド殺し』、原尞『私が殺した少女』、イシグロ『夜想曲集』他、早川書房のオーディオブック2019年6月のニューリリース

大好評の早川書房のオーディオブック、2019年6月のニューリリース一覧です。ネタバレされる前に必ず聴いておくべきアガサ・クリスティーの傑作ミステリ『アクロイド殺し』、原尞の直木賞受賞作『私が殺した少女』、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロ『夜想曲集』など以下5点がAudibleから発売されています。無料のお試しもありますよ!

※書影をクリックすると詳しい商品説明に飛びます。

早川書房のオー

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フランス文学最高峰ゴンクール賞受賞作『三人の逞しい女』(マリー・ンディアイ/小野正嗣訳)訳者あとがき

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『三人の逞しい女』マリー・ンディアイ/小野正嗣訳

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今回は、フランス文学最高峰のゴンクール賞を受賞した傑作小説『三人の逞しい女』をご紹介します。父に捨てられた弁護士のノラ、移住先で教師の職を捨てなければならなかったファンタ、夫を失ったカディ・デンバ。三人の女たちの絡み合う生を通した先に見える「逞しさ」とは何か。芥川賞作家である訳者の

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