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「歴史改変SF? パラレルワールド物? ウラジーミル・ナボコフ『アーダ』の幻惑的な世界設定とは?」『アーダ〔新訳版〕』若島正・訳者解説、全文公開 Part 2
Part1はこちら。
※本書を未読の方のために、一部伏せ字になっております。
ウラジーミル・ナボコフ『アーダ〔新訳版〕』
訳者解説 Part2(全2回)
若島正
それではここから、『アーダ』の内容をざっと眺めていこう。
『アーダ』の小説世界は、「アンチテラ」および「テラ」と呼ばれる双子惑星(もしくは兄妹惑星)からできている。物語中の出来事のほとんどが起こるのはアンチテラにおいてであ
「どこを切ってもナボコフだらけ。この『アーダ』は、ナボコフ度200パーセントと言ってもかまわないほどだ」『アーダ〔新訳版〕』若島正・訳者解説、全文公開 Part 1
ウラジーミル・ナボコフ『アーダ〔新訳版〕』
訳者解説 Part1(全2回)
若島正
本書は、1899年にロシアに生まれ、ロシア革命が起こってから、主にベルリンを中心とするヨーロッパでの亡命生活を経た後、1940年にアメリカに渡り、ロシア語作家から英語作家へと転身した稀代の多言語作家ウラジーミル・ナボコフの最大の長篇 Ada or Ardor: A Family Chronicle(1
「大失敗」の人生にさようなら!! スタンフォードで学ぶ成功する人生設計術『スタンフォード式 人生デザイン講座』訳者あとがき公開
「人生、死ぬこと以外はかすり傷」という言葉があります。
人生で失敗する恐怖は、とても大きいです。失敗は、よい人生と悪い人生の根本的な定義とかかわっているように思えます。
人生を成功・失敗でとらえるとすれば、だれも敗者になんてなりたくないですよね。葬式でだれかに成功と失敗の審判を下される光景を思い浮かべたら、たまりません。
冒頭の言葉は、そんな恐怖心を和らげてくれる言葉です。
では、かすり傷を
(後篇)「お詫びしたい気持ちでいっぱいです」 書店員、担当編集S、営業部員Oが謝罪!? 早瀬耕『未必のマクベス』(ハヤカワ文庫JA、9月21日刊行) 文庫化の裏話を公開!
早瀬耕『未必のマクベス』文庫化にあたり、書店員、担当編集、営業部員の座談会を開催。9月下旬の刊行に向け、白熱した議論が交わされました。書店員さんは、本作をどう読んだのか?「お詫びしたい気持ちでいっぱい」な訳とは?
●前篇はこちら→ https://note.mu/hayakawashobo01/n/ncee4aae78b2f
――読後の率直な感想はいかがでしたか?
U:作品の持つ力は疑いがな