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ハヤカワ・ミステリ

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「ハヤカワ・ミステリ」及び「ハヤカワ・ミステリ文庫」の話題作品の解説、試し読みを公開中。
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記事一覧

【7/5公開】映画「シャーリイ」×ハヤカワ文庫『くじ』コラボキャンペーン実施中!

【7/5公開】映画「シャーリイ」×ハヤカワ文庫『くじ』コラボキャンペーン実施中!

7月5日(金)に、異色作家シャーリイ・ジャクスンの伝記小説を基に、現代的で斬新な解釈を加えて現実と虚構を交錯させながら描いた映画「シャーリイ」が日本で公開をむかえます。これを記念して、シャーリイ・ジャクスンの代表作『くじ』(ハヤカワ・ミステリ文庫)とのコラボキャンペーンを実施いたします。ぜひチェックしてみてください!

■コラボキャンペーン その①★丸善ジュンク堂書店限定《映画「シャーリイ」オリジ

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堂場瞬一氏、ハヤカワ文庫にて4カ月連続刊行!

堂場瞬一氏、ハヤカワ文庫にて4カ月連続刊行!

ハヤカワ文庫では、この8月から毎月、堂場瞬一さんの初の翻訳作品と、そしてご自身の小説を、4カ月連続で連続刊行いたします。

ラインナップは以下の通りです。

2024年8月刊
『キングの身代金〔新訳版〕』
エド・マクベイン(著)
堂場瞬一(訳)
ハヤカワ・ミステリ文庫

2024年9月刊
『小さき王たち 第一部:濁流』
堂場瞬一(著)
ハヤカワ文庫JA

2024年10月刊
『小さき王たち 第二部

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【ポケミス70冊より宿泊セットを詰め込みたい!?】ポケミス☆70周年記念☆トートバッグのブラック登場!!

【ポケミス70冊より宿泊セットを詰め込みたい!?】ポケミス☆70周年記念☆トートバッグのブラック登場!!

HAYAKAWA FACTORY(ハヤカワファクトリー)が、ハヤカワ・ポケット・ミステリ(正式名称:ハヤカワ・ミステリ、通称:ポケミス)の創刊70周年記念で発売した「ビッグトート」に、ブラックが登場! 明るい色のナチュラルも好評でしたが、汚れの目立たないブラックが欲しいというお声もちらほら。そのご要望にお応えし、ついに「ビッグトート」のブラックが出ました!!

トートバッグ ハヤカワ・ポケット・ミ

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『ストーンサークルの殺人』著者M・W・クレイヴンによる新シリーズ開幕! 傑作アクション小説『恐怖を失った男』は6/5発売!

『ストーンサークルの殺人』著者M・W・クレイヴンによる新シリーズ開幕! 傑作アクション小説『恐怖を失った男』は6/5発売!

『ストーンサークルの殺人』をはじめとした〈ワシントン・ポー〉シリーズで大人気のM・W・クレイヴンによる新シリーズが開幕!
元軍人であるクレイヴンが描く、手に汗握る、今年最も興奮するアクション小説『恐怖を失った男』をお読み逃しなく!!

【あらすじ】連邦保安官局のベン・ケーニグは頭部へ銃弾を受け、恐怖の感情を失った。さらにマフィアから懸賞金をかけられたベンは、任務に支障をきたし逃亡生活を余儀なくされ

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【デイリーに名探偵を】シャーロック・ホームズ グッズ特集

【デイリーに名探偵を】シャーロック・ホームズ グッズ特集

「聖書に次ぐベストセラー」とされるアーサー・コナン・ドイルの著作《シャーロック・ホームズ 》シリーズ。HAYAKAWA FACTORY(ハヤカワファクトリー)から「Tシャツ シャーロック・ホームズ 221B BAKER STREET」が4月16日(火)に発売されました。好評につき一部サイズは現在売切れていますが、早くも増産が決定!5月中旬出来予定です。5/22はアーサー・コナン・ドイルの誕生日。そ

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【4月23日発売】誰をも虜にする甥に、家族が、人生が、壊される……傑作スリラー『死を弄ぶ少年』刊行のお知らせ

【4月23日発売】誰をも虜にする甥に、家族が、人生が、壊される……傑作スリラー『死を弄ぶ少年』刊行のお知らせ

早川書房は、ハヤカワ・ミステリ文庫より、2024年4月23日に、ネイサン・オーツ『死を弄ぶ少年』(原題:A Flaw in the Design)を刊行いたします。

◆あらすじ家族と文学を愛する大学教授ギルバートの人生は、両親を亡くした17歳の甥を引き取ったことで一変する。
甥のマシューは6年前にある事件を起こしている。妻と娘は知的で優しげに成長した甥を受け入れているが、ギルは時折冷たい表情を見

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【『ミレニアム7』発売記念】〈ミレニアム〉既刊六部作全作レヴュー 樹下堅二郎(ライター)

【『ミレニアム7』発売記念】〈ミレニアム〉既刊六部作全作レヴュー 樹下堅二郎(ライター)

 世界のミステリを変えてしまったシリーズがある。二〇〇五年のスウェーデンでの刊行を経て、二〇〇八年に英訳された〈ミレニアム〉三部作は、各国で大ベストセラーとなった。国際的な書店ツアーや大々的なタイアップがあったわけではない。なにしろスウェーデンでジャーナリストとしても活動していた著者のスティーグ・ラーソンは、三部作の刊行直前に急逝し、自著が書店に並ぶ様を見ることすら叶わなかったのだから、それがどれ

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もしも日本にAI裁判官が導入されたら?『AI法廷の弁護士』解説

もしも日本にAI裁判官が導入されたら?『AI法廷の弁護士』解説

竹田人造さんの『AI法廷の弁護士』が発売! もしも日本にAI裁判官が導入されたら?という設定でハッカー弁護士の活躍を描く本作。「そんなの好きですよ。ズルい。」by品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)さん、「極限までアップデートされたエンタメ法廷劇」by五十嵐律人さん、と各所から大絶賛!

発売を記念して、ミステリ評論家の千街晶之さんによる解説を公開します。

『AI法廷の弁護士』解説 千街晶之

 裁判官

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「令和のデビュー作五傑」に入ることは間違いない。『サーキット・スイッチャー』解説

「令和のデビュー作五傑」に入ることは間違いない。『サーキット・スイッチャー』解説

安野貴博さんの『サーキット・スイッチャー』が発売! 完全自動運転車が人質を爆弾を載せて首都高を占拠する事件を描く令和最新のAIサスペンス。「エンタメ要素の全てを網羅」by小島秀夫監督、「これは数年後のあなたが直面するミステリ」by斜線堂有紀さん、と各所から大絶賛!

発売を記念して、ライターの吉田大助さんによる解説を公開します。

『サーキット・スイッチャー』解説 吉田大助  

 作家取材や書

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【竹本健治さん推薦!】これはミステリなのか、それとも? ダン・マクドーマン『ポケミス読者よ信ずるなかれ』【4月5日発売】

【竹本健治さん推薦!】これはミステリなのか、それとも? ダン・マクドーマン『ポケミス読者よ信ずるなかれ』【4月5日発売】

新感覚の読書体験。あなたのみたことないミステリがここにある!
「これはミステリなのか!?」と話題沸騰の『ポケミス読者よ信ずるなかれ』。
既にお読みいただいた読者モニターの皆様からも反響を続々いただいています!
本記事ではそんな問題作に寄せられた感想をご紹介していきます。

【あらすじ】私立探偵のマカニスは、とある人物から招待されて、人里離れた会員制狩猟クラブを訪れた。会員たちがクラブの存続問題など

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【ハヤカワ・ポケット・ミステリ70周年記念グッズ2点セット】あのビッグトートとブックカバーがセットで手に入る!

【ハヤカワ・ポケット・ミステリ70周年記念グッズ2点セット】あのビッグトートとブックカバーがセットで手に入る!

ハヤカワ・ポケット・ミステリ(通称:ポケミス)の創刊70周年を記念したビッグトートと、ポケミス対応ブックカバーがセットになって発売されました。今ならセット特別価格12,000円(税込)と、個別に購入するよりお買い得です。デザインは、ポケミス装丁担当の水戸部功が担当。それぞれに「ポケミス創刊70周年記念ロゴ」と、内側に〈HAYAKAWA FACTORY〉タグが付いています。

ビッグトートは耐久性抜

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【3月6日発売】本好きに贈るメタミステリ『ボストン図書館の推理作家』サラーリ・ジェンティル 著、不二淑子 訳

【3月6日発売】本好きに贈るメタミステリ『ボストン図書館の推理作家』サラーリ・ジェンティル 著、不二淑子 訳

早川書房はハヤカワ・ミステリ文庫より、2024年3月6日に、サラーリ・ジェンティル『ボストン図書館の推理作家』(原題:THE WOMAN IN THE LIBRARY)を刊行いたします。

サラーリ・ジェンティル『ボストン図書館の推理作家』
翻訳:不二淑子
定価:1,640円(+税)
刊行日:2024年3月6日(電子版同時発売)
カバーイラスト:旭ハジメ
カバーデザイン:早川書房デザイン室
ISB

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【大好評発売中!】中国歴史サスペンス超大作 馬伯庸『両京十五日』特別試し読み!

【大好評発売中!】中国歴史サスペンス超大作 馬伯庸『両京十五日』特別試し読み!

発売後すぐに話題となったハヤカワ・ミステリ(ポケミス)2000番記念作品『両京十五日Ⅰ 凶兆』(馬伯庸/齊藤正高、泊功訳)。
15世紀の中国・明を舞台に、南京から北京までの皇太子一行の冒険を描くいまだかつてない壮大な歴史サスペンス大作の序章~第一章を特別公開!
翻訳ミステリ史に刻まれた新たな傑作をぜひ体験してみてください!

序 今夜の金陵の城はどこかちがう。

 秦淮河の柳がザワザワと細い枝をふ

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探偵公妃と堅物大尉のクリスティー賞受賞シリーズ2カ月連続刊行!

探偵公妃と堅物大尉のクリスティー賞受賞シリーズ2カ月連続刊行!

第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞に輝いた、宮園ありあさんの『ヴェルサイユ宮の聖殺人』が先月、待望の文庫化をしました!

フランス革命が数年後に迫る、黄昏時のブルボン王朝。崩壊の兆しはそこかしこにあるものの、国王ルイ16世と王妃マリー=アントワネットを頂点とする、絢爛豪華を極めたヴェルサイユ宮廷。その宮殿の中の一室で、殺人事件が起きたことから、舞台の幕が開きます。

*あらすじ*

1782年5

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