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【試し読み】チャーリー・カウフマン監督映画原作『もう終わりにしよう。』不穏さ漂う、会話劇スリラー
カナダ人作家イアン・リードのスリラー『もう終わりにしよう。』(原題:I'm Thinking of Ending Things)が、7月のハヤカワ・ミステリ文庫より刊行されました。
イアン・リード/坂本あおい訳『もう終わりにしよう。』
カバーイラスト:小幡彩貴/カバーデザイン:早川書房デザイン室
「全編不穏な空気」「ぞわっとするサイコスリラー」「言動がヤバイ」などタイムラインをざわつかせて
「人が人を助けることの尊さと希望を伝えてくれる」「希望と連帯の女性賛歌」「読むべき1冊、きっと力になる」「怖がらないで行動して、と胸を熱くさせてくれた」「何度絶望しても自分のやるべきことをやる勇気」『彼女たちの部屋』レビューと感想
40歳の弁護士はある日、人生の危機にぶち当たる。たどり着いたのは、貧困や暴力に苦しむ女性たちを支援・保護する施設。弁護士は、そこではじめて自分の居場所を知った――。勇気とやさしさに満ちた感動作。
『彼女たちの部屋』(レティシア・コロンバニ、齋藤可津子訳)が発売されてからひと月。新聞、雑誌、SNSでたくさんのレビューと感想をいただいています。
まずは、7月25日の朝日新聞では、大矢博子さんによる
クルーグマン 、ゾンビに噛みつく!『ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い』山形浩生氏解説
2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンの最新著作、『ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い』が発売となりました! 本書はニューヨーク・タイムズ紙で連載中の人気コラムの書籍化で、氏のコラムはマーケットを動かすほどの影響力をもつと言われています。タイトルにある「ゾンビ」はジョージ・A・ロメロ的なものでは決してなく、クルーグマンが本書で論争の相手としているのは、高所
もっとみるもはや対岸の火事など存在しない――『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』文庫版訳者あとがき
感染症対策人類最後の砦たるアメリカ疾病予防管理センター(CDC)。
その活躍を描いた『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』(エド・レジス/渡辺政隆訳、ハヤカワ文庫NF)が7/22に発売となります。
文庫化に際し新たに加えられた渡辺政隆さん(サイエンスライター、東北大学特任教授)の訳者あとがきを公開します。
■文庫版訳者あとがき
二〇一九年末に中国に端を発した新型コロナウイルス感染
一切皆苦からイグジットせよ! 暗黒啓蒙、進化心理学、『なぜ今、仏教なのか』
By 早川書房ノンフィクション編集部
本稿はロバート・ライト『なぜ今、仏教なのかーー瞑想・マインドフルネス・悟りの科学』文庫化のお知らせであり、Exit(出口・離脱)、Evolutionary psychology(進化心理学)、Enlightenment(啓蒙・悟り)の3つの観点から、暗黒啓蒙と仏教の思想的交点を見出す試みである。
1.Exit
哲学者・ブロガーのニック・ランドが2012年