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#小説

8月17日(水)発売!『終わらない週末』(ルマーン・アラム/高山真由美訳)冒頭試し読み公開!

8月17日(水)発売!『終わらない週末』(ルマーン・アラム/高山真由美訳)冒頭試し読み公開!

早川書房から8月17日に『終わらない週末』が刊行になりました。アメリカで2020年10月に刊行後、オバマ元大統領の夏の読書リストに選ばれ、全米図書賞最終候補にも残った話題作です。
『終わらない週末』から、冒頭3章を特別に公開いたします。

試し読み

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 そう、日はさんさんと照っていた。一家はそれを幸先がよいと思った──人はなんでもなにかの前兆に変えてしまうものだ。見える範囲には雲一つなかっ

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【受付終了しました】【ゲラ読み書店員さん募集】世界200万部の『三つ編み』著者最新作。学びの機会をうばわれたインドの少女と、異国の教師の物語『あなたの教室』(レティシア・コロンバニ、齋藤可津子訳)

【受付終了しました】【ゲラ読み書店員さん募集】世界200万部の『三つ編み』著者最新作。学びの機会をうばわれたインドの少女と、異国の教師の物語『あなたの教室』(レティシア・コロンバニ、齋藤可津子訳)

ゲラ読みのお申し込みは終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。

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インド・イタリア・カナダの3人の女性が困難と差別に立ち向かう小説『三つ編み』。日本では2019年に刊行し、20を超える媒体で取り上げられ、10刷まで版を重ねています。

その著者、レティシア・コロンバニの最新作『あなたの教室』を2022年9月14日に早川書房より刊行します。
刊行に先立ち、ゲラをお読みいただ

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中国系移民の一家の喪失と再生を描いたブッカー賞候補作『その丘が黄金ならば』(C・パム・ジャン/藤井光 訳)

中国系移民の一家の喪失と再生を描いたブッカー賞候補作『その丘が黄金ならば』(C・パム・ジャン/藤井光 訳)

早川書房では、2020年のブッカー賞候補作、C・パム・ジャンのデビュー長篇『その丘が黄金ならば』(How Much of These Hills is Gold)を刊行します。本作は「コーマック・マッカーシーやトニ・モリスンを彷彿とさせる」と評され、オバマ元大統領のおすすめ本にも選ばれた、中国系アメリカ人作家のデビュー長篇です。アンソニー・ドーア『すべての見えない光』などの訳者である藤井光さんが、

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【終了しました】小説『三つ編み』著者の最新作『あなたの教室』読者モニター募集。レティシア・コロンバニがつむぐ、女性と教育と希望の物語をいち早く読める!

【終了しました】小説『三つ編み』著者の最新作『あなたの教室』読者モニター募集。レティシア・コロンバニがつむぐ、女性と教育と希望の物語をいち早く読める!

読者モニターの募集は、7月29日をもって終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。

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インド・イタリア・カナダの3人の女性が困難と差別に立ち向かう小説『三つ編み』。
その著者、レティシア・コロンバニの最新作『あなたの教室』を2022年9月14日に早川書房より刊行します。
発売に先立って、ゲラを読んで、ご感想をいただけるかたを募集します。(書店員さんの方専用の応募フォームもあ

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世界200万部の小説『三つ編み』著者最新作! インドで学びの機会を奪われた少女と、異国の教師の物語(レティシア・コロンバニ、9月発売)

世界200万部の小説『三つ編み』著者最新作! インドで学びの機会を奪われた少女と、異国の教師の物語(レティシア・コロンバニ、9月発売)

インド・イタリア・カナダの3人の女性が困難と差別に立ち向かう小説『三つ編み』。その著者、レティシア・コロンバニの最新作『あなたの教室』を2022年9月に早川書房より刊行します。

◉『三つ編み』とは小説『三つ編み』は、日本では2019年に刊行。理不尽な人生と闘う3人の女性の姿と、ぐいぐい読ませる物語の巧みさ、そして、最後に訪れるカタルシスと勇気の出るメッセージが高く評価されました。

・あらすじ

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30社以上に出版を断られた作品がブッカー賞受賞!?  100万部突破の話題作『シャギー・ベイン』の訳者あとがき。

30社以上に出版を断られた作品がブッカー賞受賞!?  100万部突破の話題作『シャギー・ベイン』の訳者あとがき。

 早川書房では、イギリスで最も権威のある文学賞の一つであるブッカー賞をデビュー作にして受賞した『シャギー・ベイン』を4月20日に刊行します。本書はブッカー賞受賞に加え、全米図書賞の最終候補作になり、2021年の全英図書賞の年間最優秀作品賞も受賞。原書は英語圏のみで既に100万部を売り上げ、英米の文学界で高い評価を得ている注目作です。

実は本作は、30社以上の出版社に断られた末に、ようやく一社との

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【試し読み】グレイディ・ヘンドリクス『吸血鬼ハンターたちの読書会』、超おもしろ怖いホラー・エンターテインメント!

【試し読み】グレイディ・ヘンドリクス『吸血鬼ハンターたちの読書会』、超おもしろ怖いホラー・エンターテインメント!

ユニークな吸血鬼ホラー・エンターテインメント、グレイディ・ヘンドリクス『吸血鬼ハンターたちの読書会』は、4月20日発売です。昨年のローカス賞ほかの候補に挙がり、各種年間ベストに選ばれた、超おもしろ怖いこの作品。その「おもしろ」の部分を試し読みいただけるよう一部抜粋しました。ぜひお楽しみください。

 
    第1章
 
 
 1988年、ジョージ・H・W・ブッシュは〝私の唇を読んでくれ〟と人々に

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英国最高の文学賞 ブッカー賞受賞作『シャギー・ベイン』(ダグラス・スチュアート、黒原敏行 訳)

英国最高の文学賞 ブッカー賞受賞作『シャギー・ベイン』(ダグラス・スチュアート、黒原敏行 訳)

早川書房では、イギリスで最も権威のある文学賞の一つであるブッカー賞をデビュー作にして受賞した『シャギー・ベイン』を刊行いたしました。本書はブッカー賞受賞に加え、全米図書賞の最終候補作になり、2021年の全英図書賞の年間最優秀作品賞も受賞。原書は英語圏のみで既に100万部を売り上げ、英米の文学界で高い評価を得ている注目作です。

●書評読売新聞(2022年6月5日)書評(辛島デイヴィッド氏、作家・翻

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全米170万部の話題作がうまれた背景は? 現代アメリカを理解するための必読小説『ひとりの双子』解説(新田啓子)

全米170万部の話題作がうまれた背景は? 現代アメリカを理解するための必読小説『ひとりの双子』解説(新田啓子)

「入れ替わっても気づかれない」とさえ言われた双子が、ある選択によって、正反対の人生を送ることになる。
アメリカの小説家、ブリット・ベネットが『ひとりの双子(原題:The Vanishing Half)』で描くのは、そんな姉妹。姉のもとから突如消えた妹は、自由をもとめて、素性を偽り、故郷から遠くのどこかで暮らしているという。姉は噂しか知らず、もう何年も会っていない。

妹を追いかける物語は、サスペン

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自分らしくいるために嘘をついた。それは許されない嘘なのか? 小説『ひとりの双子』試し読み②

自分らしくいるために嘘をついた。それは許されない嘘なのか? 小説『ひとりの双子』試し読み②

報われない環境に生まれ育ち、自分の将来も自由に選べそうにない。そんなとき、新しい世界への扉、自分らしくいられそうな世界への扉が見えた。双子は、いっしょに扉を通りぬけて、別々の道を選んだ。
妹は、姉のもとから姿を消し、素性を偽って裕福に暮らしているという。それから数十年、2人のつながりは切れたかに見えた。あの日まで――。

アメリカの小説家、ブリット・ベネットによる長篇小説『ひとりの双子』は、サスペ

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全米170万部突破。現代アメリカ文学の新たな声『ひとりの双子』(ブリット・ベネット、友廣純訳)

全米170万部突破。現代アメリカ文学の新たな声『ひとりの双子』(ブリット・ベネット、友廣純訳)

アメリカの作家、ブリット・ベネット『ひとりの双子』(原題 The Vanishing Half)を2022年3月26日に刊行します。

本作はアメリカで2020年に刊行されると、またたく間に話題となった長篇小説です。
物語は、ある日、姉のまえから姿を消した妹の謎をめぐって展開します。妹の行方を追いかけるさまを、サスペンスと驚きと抒情たっぷりにつづる抜群のストーリーテリング。そして、双子の分断をひき

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人生の滋味を描く名手アン・タイラーが贈る、不器用な中年男性のやり直しの物語『この道の先に、いつもの赤毛』(3月16日発売)

人生の滋味を描く名手アン・タイラーが贈る、不器用な中年男性のやり直しの物語『この道の先に、いつもの赤毛』(3月16日発売)

英国で最高の文学賞であるブッカー賞。その2020年の候補作となった、アン・タイラー『この道の先に、いつもの赤毛』(原題:Redhead by the Side of the Road)が3月16日に発売されます。翻訳を手掛けるのは、エリザベス・ストラウト『オリーヴ・キタリッジの生活』などを訳されている小川高義さん。アン・タイラーらしいユーモラスで滋味深い仕掛けが光る作品です。

◎本書に寄せられた

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話題の新刊『アディ・ラルーの誰も知らない人生』読者モニターの感想ご紹介! (その2) 「情景・心情描写が見事」 「読み応えと読後の余韻が半端ない」

話題の新刊『アディ・ラルーの誰も知らない人生』読者モニターの感想ご紹介! (その2) 「情景・心情描写が見事」 「読み応えと読後の余韻が半端ない」

V・E・シュワブ『アディ・ラルーの誰も知らない人生』(高里ひろ訳)、おかげさまで好評発売中です。そのゲラ先読みキャンペーンに参加された読者モニターの方々から本作へ寄せられたコメントを紹介する企画の第2弾をお送りします。いくつか長文の、熱いコメントをいただいています(ありがとうございます)。

前の記事はこちら:
話題の新刊『アディ・ラルーの誰も知らない人生』読者モニターの感想ご紹介! 「読みながら

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話題の新刊『アディ・ラルーの誰も知らない人生』読者モニターの感想ご紹介! 「読みながら場面のひとつひとつが鮮やかに映像になって浮かびました」 「人生の解像度が上がったように思います」

話題の新刊『アディ・ラルーの誰も知らない人生』読者モニターの感想ご紹介! 「読みながら場面のひとつひとつが鮮やかに映像になって浮かびました」 「人生の解像度が上がったように思います」

ハリウッドで映画化進行中! 2月16日発売のV・E・シュワブ『アディ・ラルーの誰も知らない人生』(高里ひろ訳)は、31カ国で翻訳が決定した感動のエンターテインメントです。

***作品のあらすじについては、こちらの記事もご覧ください***
・高殿円さんに推薦コメントをいただきました。『アディ・ラルーの誰も知らない人生』2022年2月16日発売!

この記事では、そのゲラ先読みキャンペーンに参加され

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