見出し画像

【世界中でヒットした感動作】17年間、何も選べなかった少女。家族も故郷も何もかもを捨てて、選んだのは――。『川が流れるように』4月23日発売

早川書房は、アメリカの作家、シェリー・リード『川が流れるように』(原題 Go As A River)を2024年4月23日に刊行します。

アメリカで発売前から話題になり、30カ国で刊行が決定しています。日本でも評判の『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ、 友廣純訳)や『化学の授業をはじめます。』(ボニー・ガルマス、鈴木美朋訳)と並べて語られることの多い、魅力的な女性主人公の作品です。

川が流れるように』シェリー・リード/桑原洋子訳
2024年4月23日に紙・電子同時発売

◆あらすじ

1948年、コロラド州アイオラ。
ヴィクトリアは17年間、家と農園の外にほとんど出たことがなかった。母を早くに亡くし、桃農家の父と叔父、弟のために家事をこなすだけで日々は過ぎていく。
そんな彼女の人生が突然変わる。謎めいた青年ウィルと出会ったのだ。
ウィルは故郷をもたず、各地を放浪しているという。自由な彼といるとき、ヴィクトリアは自分も変わったように感じた。
だが、町の人々はよそ者を疎んだ。それでも、ヴィクトリアはウィルを選ぶ。初めて父に嘘をついてまで、逢瀬を重ねる。ふたりの背後には悲劇が迫っていた――。
大切なものを失いながらも、自分の道を進み、再生を遂げる女性の姿を描く感動作。
アメリカ、イギリス、ドイツなどで続々とベストセラーリスト入りした、米国作家のデビュー長篇小説。

装画:植田陽貴
装幀:鈴木久美

◆賛辞

「抒情的な語りは自然そのものだ」――ボニー・ガルマス(『化学の授業をはじめます。』著者)
「女性が悲しみから立ち上がる様を描いた雄大かつ優しい物語」――インディペンデント紙

◆著者紹介

シェリー・リード ©Andi Tippie

シェリー・リードは、5世代にわたりコロラドに住む家族の一員で、エルク山地の西側斜面で暮らす。ウェスタン・コロラド大学で30年近く、創作と文学、環境学などを教えてきた。地元の《ガニソン・バレー・ジャーナル》などの雑誌へ定期的に寄稿している。この地と自然に深く根ざし、触発されて、デビュー作となる本書『川が流れるように』を2023年に発表。

***

シェリー・リード『川が流れるように』(桑原洋子訳)は、2024年4月23日より紙・電子書籍で同時発売です。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!