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ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞『宇宙【 そら】へ』シリーズ最新作『無情の月』、9/14発売!

ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞宇宙 そらへ』シリーズの最新作、メアリ・ロビネット・コワル『無情の月』(大谷真弓 訳)が2022年9月14日に発売されます。「宇宙開発が順調に進んでいたら」という歴史改変世界を舞台にした宇宙開発SFです。史実より10年以上早く、1958年に人類初の月着陸に成功し、数年のうちに月面基地が完成、1962年には火星への有人探査船が旅立っている時間線の物語となります。
宇宙 そらへ』では、巨大隕石の落下による環境悪化のため人類が宇宙進出を余儀なくされる経緯と、人類初の月着陸までを、〈レディ・アストロノート〉エルマの視点から描かれています。続く『火星へ』では、そのエルマが参加した第一次火星探険隊が火星に到着するまでの、さまざまなトラブルや事件が描かれました。
『無情の月』では、『火星へ』の火星探険隊が火星への旅の中間地点に到達したころの地球と月での騒動を、もうひとりの〈レディ・アストロノート〉ニコールの視点で語ります。そのころ地球で起きた事件のいくつかは、火星探険隊クルーにはすべての事実が伝えられてはいませんでした。そのとき、本当はなにが起きていたのか……? 
 本書『無情の月』も、ヒューゴー賞とローカス賞の候補に挙がっていた話題作です。『無情の月』、どうぞお楽しみに!

今回もすばらしい装画を加藤直之氏に描いていただきました。作中の1シーン、月面基地に着陸しようとしている往還宇宙船です。

また、解説はサイエンスライターで翻訳家の秋山文野氏に、本書のモデルとなったであろう現実の宇宙開発のできごとや人物について、ご紹介いただきました。

『無情の月』(上・下)
The Relentless Moon
メアリ・ロビネット・コワル 大谷真弓 訳
装画:加藤直之  装幀:岩郷重力
解説:秋山文野
ハヤカワ文庫SF/電子書籍版
各1,606円(税込)
2022年9月14日発売

シリーズ既刊はこちら:

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