ハヤカワ・ミステリ

55
記事

早川書房の海外ミステリ、年間ベスト入り作品を総まとめ!

クリスマスも終わって2019年もいよいよあとわずか。年末休みを何を読んで過ごそうか思案中の読者の方々のために、各社で実施された本年の海外ミステリ・ランキングから、ベスト入りしたミステリの傑作群をまとめました。お気に入りの一冊を見つけられますように。(以下特記なき場合はいずれも海外部門)

『拳銃使いの娘』ジョーダン・ハーパー/鈴木恵訳

★宝島社〈このミステリーがすごい!〉 第2位
★早川書房〈ミ

もっとみる
スキありがとうございます!
23

【応募受付は終了いたしました】英米で大絶賛の"誘拐"小説! 『ザ・チェーン 連鎖誘拐』の"ゲラ版"読者モニターを募集

(原書版カバー)

●イントロダクション
 株式会社早川書房は、2020年2月下旬に『ザ・チェーン 連鎖誘拐』上・下(エイドリアン・マッキンティ/鈴木 恵訳)をハヤカワ・ミステリ文庫より発売いたします。
 誘拐された子供を取り戻すため、他人の子供を誘拐しなければならなくなったシングルマザー。彼女に襲い来る危機また危機を描いて、英米ミステリ界の巨匠たちから絶賛を浴びている本作。早川書房イチ推しの圧倒

もっとみる
スキありがとうございます!
19

失意の探偵が、起死回生の勝負に打ってでる――。原尞氏推薦。ウォルター・モズリイ『流れは、いつか海へと』の魅力とは。

(書影はAmazonにリンクしています)

アメリカの探偵小説界の巨匠、ウォルター・モズリイ。本年度のアメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀長篇賞に輝いた『流れは、いつか海へと』はクラシックな探偵小説であり、胸が熱くなるひとりの人間の物語だ。
「これが、人生を描くということだ」――そう原尞氏も推薦コメントを寄せている本書の魅力とは? 田村義進氏による訳者あとがきを公開する。

***

 1991年、『

もっとみる
スキありがとうございます!
15

秋の夜長にぴったりのページターナー『サイコセラピスト』の魅力と怖さ

無名の新人のデビュー作にもかかわらず、ベストセラー・リストに異例の長期ランクイン。それも納得とうなずける、新人離れした筆力で書かれたミステリ『サイコセラピスト』。坂本あおいさんによる訳者あとがきを公開いたします。

(書影をクリックするとAmazonにジャンプ)

『サイコセラピスト』(The Silent Patient, 2019)はイギリスの作家、アレックス・マイクリーディーズのデビュー作で

もっとみる
スキありがとうございます!
29

雪の学園、少女の死。中国発の本格ミステリ『雪が白いとき、かつそのときに限り』序章

具体的な例から始めよう。「雪は白い」という文を考えよう。この文が真であったり偽であったりするのは、どのような条件のもとであるか、という問いを立てる。真理に対する古典的な観点を基礎におくならば、雪が白いときにこの文は真であり、雪が白くないときに偽である、と答えるのは明瞭であると思われる。つまり、真理の定義がわれわれのこの観点に一致するためには、それは次の同値式を含意しなければならない。
 文「雪は白

もっとみる
スキありがとうございます!
23

柴田よしきが放つ本格サスペンス決定版『青光(ブルーライト)』解説公開!

そのプロフェッショナリズム溢れる手数の多さと繊細で力強い筆致から紡がれるリーダビリティの高い文章に定評がある、柴田よしき、渾身の本格サスペンスがハヤカワ文庫より刊行された。『青光(ブルーライト)』は、数々の伏線が回収され、何度もだまされる、ミステリの快楽に満ちた作品だ。本記事では、刊行を記念し、文庫解説を公開し、作品の魅力をお伝えしたい。

『青光(ブルーライト)』
柴田よしき
ハヤカワ文庫JA

もっとみる
スキありがとうございます!
19

2019ベスト筆頭候補の青春本格ミステリ、キーワードは“雪密室”。『雪が白いとき、かつそのときに限り』

早川書房は、10月3日にハヤカワ・ミステリから『雪が白いとき、かつそのときに限り』(陸秋槎、稲村文吾訳)を発売しました。2018年末のベストテン企画を席捲し、大いに話題となった『元年春之祭』著者、陸秋槎さんによる待望の長篇第2作!

日本の本格ミステリからも強い影響を受けていることで知られる陸氏が今回描く舞台は、前作とは打って変わって現代中国の学園もの。
時を経て繰り返される雪密室の謎。二転三転す

もっとみる
スキありがとうございます!
23

Q.詩は小説になるか? A.なる、余裕で。──ジェイソン・レナルズ『エレベーター』レビュー〔深緑野分(小説家)〕

(書影をクリックするとAmazonページへジャンプ)

いよいよ本日発売のジェイソン・レナルズ/青木千鶴訳『エレベーター』。詩や歌詞のような文体とレイアウトで臨場感たっぷりに物語が展開する、まったく新しいタイプの小説です。小説家の深緑野分さんによるレビューを公開いたします!

(試し読み・作品紹介はこちら)
(テキスト版試し読みはこちら)
(池澤春菜さんによるレビューはこちら)

*****
 Q

もっとみる
ありがとうございます!今後共どうぞよろしくお願いいたします。
24

文字がリズムになって、流れ込んでくる──ジェイソン・レナルズ『エレベーター』レビュー〔池澤春菜(声優)〕

(書影をクリックするとAmazonページへジャンプ)

早川書房より8月20日に発売のジェイソン・レナルズ『エレベーター』。兄の復讐を果たそうとする少年が乗り込んだエレベーターの中での出来事を描く物語です。声優の池澤春菜さんによるレビューをお届けいたします!

(試し読み・作品紹介はこちら)
(テキスト版試し読みはこちら)
(深緑野分さんによるレビューはこちら)

*****

 1ページ目から、

もっとみる
スキありがとうございます!
25

【試し読み】全米10冠! 話題のヒップホップ・ポエトリー・サスペンス ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

(書影をクリックするとAmazonページへジャンプ)

8月20日発売、この夏最大の注目作!
ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

説明はあとにして、まずは読んでみてください。

(PDF版はこちら)

いかがですか? 『エレベーター』最大の特徴は、全篇を通して、臨場感あふれる詩のような文体と、ページをめくるのが楽しみになるようなレイアウトで書かれている、というところなのです。
もちろん、物語の

もっとみる
ありがとうございます!今後共どうぞよろしくお願いいたします。
28