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2023年本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞! 『われら闇より天を見る』(クリス・ウィタカー/鈴木恵訳)

株式会社早川書房より2022年8⽉17⽇に刊⾏した『われら闇より天を見る』(クリス・ウィタカー/鈴木恵訳)は多くの書店員に絶賛いただき、プロの作家・書評家からも⾼く評価され、この度「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 2023年本屋⼤賞翻訳小説部門」第1位受賞作に選ばれました

本作は、「週刊文春ミステリーベスト10 2022年海外部門」、「このミステリーがすごい! 2023年版」、「ミステリが読みたい! 2023年」でそれぞれ1位を獲得しました。

〇推薦コメント

どこかに救いはあるのだろうかと気を張り詰めて読んだ。絡み合う罪と悔恨の中で子供達が救われるよう祈る。――深緑野分(作家)

これは、運命と戦う十三歳の少女の物語である。(早川書房公式noteより)――北上次郎(書評家)

作者は悲劇ですら生きていく上での糧として肯定する。それを端的に伝えるラスト一行が力強い。(『週刊文春』2022年9月15日号より)――池上冬樹(書評家)

青春家族小説としても、謎解きミステリーとしても燦然たる輝きを放つ傑作。――阿津川辰海(作家)

〇さまざまな媒体で紹介!

・8月16日 讀賣新聞「エンターテインメント小説月評」にて紹介
・8月18日 「北上ラジオ」にて紹介
・8月29日 Web「COLORFUL」にて北上次郎さんによる紹介
・9月1日 Web「翻訳ミステリー大賞シンジケート」にて紹介
・9月8日 「週刊文春」(文藝春秋)2022年9月15日号にて池上冬樹さんによる書評掲載
・9月9日 Web「ジャーロ」の「ミステリ作家は死ぬ日まで、黄色い部屋の夢を見るか?~阿津川辰海・読書日記~」にて紹介
・9月16日 「本の雑誌」2022年10月号にて吉野仁さんによる紹介
・9月17日 日本経済新聞・読書面にて千街晶之さんによる紹介
・10月4日 Web「日刊ゲンダイデジタル」にて紹介
・11月24日 PodCast「Hideo Kojima presents Brain Structure」にて小島秀夫さんによるご紹介
・11月25日 「ハヤカワミステリマガジン」(早川書房)2023年1月号にて「ミステリが読みたい! 2023年1月号 海外篇」第1位
・12月5日 「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)にて「このミステリーがすごい! 2023年版 海外編」第1位
・12月8日 CBCラジオ「朝PON」にて大矢博子さんによる紹介
・12月8日 「週刊文春」(文藝春秋)2022年12月15日号にて「週刊文春ミステリーベスト10 2022年海外部門」第1位
・12月10日 朝日新聞にて杉江松恋さんによる紹介

〇あらすじ

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」

 アメリカ、カリフォルニア州。海沿いのケープ・ヘイヴンという町に、ダッチェスという少女がいた。
 母親は酒に溺れ、弟はまだ幼い。崩壊しかけた家庭を一人で支えるダッチェスは「無法者」を自称し、世間の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。
 一方、この町の警察署長ウォークは過去に囚われたまま生きている。かつて起きた事件――ダッチェスの叔母にあたる女性が死亡した事件で、彼の親友ヴィンセントが逮捕された。その決め手となったのがほかならぬウォークの証言だった。
 事件から三十年後のいま、ヴィンセントが町へ帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークをも巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……。苛烈な運命に翻弄されながらも、少女がたどり着いたあまりにも哀しい真相とは――?

〇著者について

クリス・ウィタカ―
ロンドン生まれの作家。ファイナンシャル・トレーダーを経て、2016年に『消えた子供 トールオークスの秘密』で作家デビューし、翌年の英国推理作家協会賞新人賞を受賞。2021年には『われら闇より天を見る』(本書)で英国推理作家協会賞最優秀長篇賞を受賞する。

▽冒頭試し読みはこちら

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