ハヤカワ・ミステリ

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「数学テーマは苦手……」と迷っている方にもおすすめ。ノヴァ・ジェイコブス『博士を殺した数式』訳者あとがき公開

「数学テーマは苦手……」と迷っている方にもおすすめ! 本書のあらすじと読みどころを紹介している、訳者の高里ひろさんによるあとがきを公開します。

     『博士を殺した数式』ノヴァ・ジェイコブス/高里ひろ〈訳〉好評発売中!

    訳者あとがき

 高里ひろ

 数学者であるということは、数学に内在する美はいうまでもなく、虹の形や色彩、犬の歩調の正確なリズムといった日常世界の数学的な美しさに出

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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食わず嫌いはもったいない。手軽に読めるポケミス入門

正直に言います。入社前、熱心なミステリ読みではなかった私にとって、ポケミスのハードルは高かった!! 

 1953年創刊のミステリ叢書〈ハヤカワ・ポケット・ミステリ〉。毎月1冊刊行、ミステリファンの方々には言うまでもなくおなじみのシリーズです。
 書店の棚にずらっとささった威圧感、ビニールのカバー、目に鮮やかな黄色の小口。お値段も高いし、通好みなたずまいが「ミステリファン御用達」といった感じで、ど

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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【反響続々!】徹夜覚悟のノンストップ・サスペンス『パーキングエリア』が面白い!

6月18日発売のハヤカワ・ミステリ文庫に、手に汗握る一気読みのサスペンス、テイラー・アダムス『パーキングエリア』(原題:NO EXIT)が登場です。この記事では本作の内容紹介に加え、「ソリッド・シチュエーション・スリラーの新たな傑作」、「ラスト1ページまで驚かせ楽しませてくれるサービス精神に満ちた一冊」などなど、書店員さんから届いた絶賛コメントもご紹介いたします。

 テイラー・アダムス/東野さや

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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無事発売にこぎつけたポケミス5月刊『果てしなき輝きの果てに』を語る

5月26日。無事発売にこぎつけたポケミス5月刊リズ・ムーア『果てしなき輝きの果てに』。これですね、コロナで半月発売が延びたんですけども、その分、編集担当として何度も読み返す時間ができまして、そうすると飽きてしまうこととかもあってもおかしくないんですけど、不思議なことに読み返すほど面白くなる本だったんです。

『果てしなき輝きの果てに』
リズ・ムーア
竹内要江訳
ハヤカワ・ミステリ
ISBN978-

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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2020年はアガサ・クリスティー・イヤー! デビュー100周年&生誕130周年記念の新訳版ラインナップ発表

2020年は作家アガサ・クリスティーの生誕130周年にして、『スタイルズ荘の怪事件』でデビューしてから100周年にあたる記念の年。本年、早川書房はクリスティー文庫から、豪華翻訳陣による新訳版を6カ月連続刊行いたします。

2020年
5月 『予告殺人〔新訳版〕』 羽田詩津子訳
6月 『雲をつかむ死〔新訳版〕』田中一江訳
7月 『メソポタミヤの殺人〔新訳版〕』田村義進訳
8月 『ナイルに死す〔新訳版

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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〝第一級の誘拐小説として、自信をもってお薦めすることができる〟――書評家 杉江松恋氏による『ザ・チェーン 連鎖誘拐』解説を公開

好評発売中の『ザ・チェーン 連鎖誘拐』(エイドリアン・マッキンティ著/鈴木恵訳)より、書評家 杉江松恋氏の解説を掲載いたします。

解説 杉江松恋(書評家)

    エイドリアン・マッキンティの根底には怒りがある。
 それが内に向かえば苦い自己否定、外に向かえばくだらない社会への憎悪。
 激しい感情のうねりを、極力制御し、冷ややかな文章へと置き換える。
 そういう過程を経て、マッキンティ作品は出

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ありがとうございます!今日のおすすめは『なめらかな世界と、その敵』です
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米ミステリ界の巨匠ドン・ウィンズロウによる『ザ・チェーン 連鎖誘拐』著者へのインタビューを特別掲載

『犬の力』『ザ・カルテル』『ザ・ボーダー』などで知られる米ミステリ界の巨匠ドン・ウィンズロウ。彼が『ザ・チェーン 連鎖誘拐』著者エイドリアン・マッキンティに創作の秘密を尋ねたインタビュー記事を特別掲載いたします。

二〇一九年九月二十一日

ドン・ウィンズロウ(以下DW) エイドリアン、いそがしかったこの夏が終わって、今はどうしてる?

エイドリアン・マッキンティ(以下AM) 元気でいますよ、あな

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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娘を返してほしければ、他人の子供を誘拐しろ――傑作小説『ザ・チェーン 連鎖誘拐』衝撃の冒頭部を掲載

現在好評発売中の〝誘拐〟スリラー小説『ザ・チェーン 連鎖誘拐』より、激烈なインパクトの冒頭部分を公開いたします。



 木曜日、午前七時五十五分

 バス停に腰をおろして自分のインスタグラムの〝いいね〟をチェックしていたので、銃を持った男に気づいたときには、男はもうほとんどカイリーの横まで来ている。
 学校鞄を放り出して湿地へ逃げられるかもしれない。こっちは十三歳のすばしこい女の子だし、プラム

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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世界で絶賛! 『ザ・チェーン 連鎖誘拐』あの人気作家の方々からの推薦コメント公開!

いよいよ今週2月20日(木)に発売が迫る『ザ・チェーン 連鎖誘拐』(エイドリアン・マッキンティ著/鈴木恵訳)。本書に寄せられた人気作家の方々からの推薦コメントを公開いたします! (本書のイントロダクション記事はこちら)

身代金は怪物(モンスター)になること。誘拐の手口はここまで邪悪に進化した!
          ――長岡弘樹(『教場』著者)

どうしたらこんな物語(プロット)を思いつけるのか。

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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早川書房激推し! 本年刊行予定の華文ミステリをご紹介!

去る2月15日に行舟文化・文藝春秋・早川書房の三社合同で開催された「この華文ミステリがアツい!」。各社が今年イチオシの華文ミステリをアピールしたそのイベントにて、早川書房が猛プッシュした作品をこちらのnoteでもご紹介いたします。

『死亡通知単(仮)』(周浩暉 著/稲村文吾 訳)

劇場型シリアルキラーと警察との死闘! 華文ミステリの最高峰、ついに邦訳!
2002年、有能で知られた刑事が何者かに

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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