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川上未映子さんによる新訳〈ピーターラビット〉第6回配本。スリルと抒情に満ちた2篇『つまさきティミーのおはなし』『まちねずみジョニーのおはなし』、5/26発売!

2022年3月からはじまった、絵本〈ピーターラビット™〉全23巻の新訳プロジェクト、第6回配本をお届けします。今回は、『つまさきティミーのおはなし』と『まちねずみジョニーのおはなし』の2篇です。

つまさきティミーのおはなし』(第12巻)
ビアトリクス・ポター 作・絵/川上未映子 訳
好評発売中

どんなおはなし?

りすのティミーは、冬にそなえて一生懸命、木の実を集めていました。ところが他のりすから、木の実泥棒と疑われて、木の穴に押し込められてしまいます。親切なしまりすに助けられますが、また新たな困りごとが起きて。一体どうなる?

『つまさきティミーのおはなし』は、愛くるしいリスのティミーが次々と困り事に直面。なかでも、小鳥が口にした誤った情報から事件が起きる場面はスリリングなうえ、現代のSNSの炎上を思わせ、予言的ですらあります。

小鳥の歌を聞いて、ティミーを追いかけるりすたち。『つまさきティミーのおはなし』より


まちねずみジョニーのおはなし
ビアトリクス・ポター 作・絵/川上未映子 訳
好評発売中

どんなおはなし?

ねずみのジョニーは、にぎやかな街でくらしています。ある日、田舎から来たティミーというねずみと出会いました。街の魅力を語るジョニーと、しずかな田舎を恋しがるティミー。おたがいの家を訪れて、2ひきがたどり着いた結論とは?

『まちねずみジョニーのおはなし』は、イソップ童話の「田舎のネズミと町のネズミ」を翻案したもの。いなかねずみのリリカルな語りが素晴らしい日本語に訳されています。

「それから、そう、太陽の光にてらされた、ぼくの庭や花たちといったら、
あなたに見せたいくらいなんです」『まちねずみジョニーのおはなし』より


2作品とも、2023年5月26日より全国の書店、ネット書店で発売します。

絵本〈ピーターラビット〉シリーズ全23巻

第1巻:ピーターラビットのおはなし
第2巻:赤りすナトキンのおはなし
第3巻:グロスターの仕たて屋
第4巻:ベンジャミン・バニーのおはなし
第5巻:2ひきのわるいねずみのおはなし
第6巻:はりねずみティギーのおはなし
第7巻:かえるのジェレミーのおはなし
第8巻:こねこのトムのおはなし
第9巻:あひるのジマイマのおはなし
第10巻:フロプシーのこどもたち
第11巻:ちっちゃなねずみふじんのおはなし
第12巻:つまさきティミーのおはなし
第13巻:まちねずみジョニーのおはなし
第14巻:きつねのトッドのおはなし
第15巻:こぶたのブランドのおはなし
第16巻:ひげねずみサミュエルのおはなし
第17巻:パイがふたつあったおはなし
第18巻:ジンジャーとピクルスのおはなし
第19巻:こぶたのロビンソンのおはなし
第20巻:いじのわるいうさぎのおはなし
第21巻:モペットちゃんのおはなし
第22巻:アプリイ・ダプリイのわらべうた
第23巻:セシリ・パセリのわらべうた
※作品番号と、早川書房版の刊行順番は異なります。

2023年8月には、第7巻『かえるのジェレミーのおはなし』、第15巻『こぶたのブランドのおはなし』を刊行します。

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『ピーターラビットのおはなし』出版120年となる2022年、早川書房が公式出版社になりました。
世界でいちばん有名な、いたずらっ子のうさぎを描く『ピーターラビットのおはなし』。その初版の刊行から120年をむかえる2022年、フレデリック・ウォーン社(ペンギン・ランダムハウスUK傘下)との提携により、早川書房は、日本におけるピーターラビットの公式出版社になります。
フレデリック・ウォーン社と協力し、シリーズの魅力を出版を通じて伝えるのが「公式出版社」です。

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