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川上未映子さんによる新訳〈ピーターラビット〉第1回配本。『ピーターラビットのおはなし』『赤りすナトキンのおはなし』『グロスターの仕たて屋』好評発売中

2022年3月から、絵本〈ピーターラビット™〉全23巻の新訳プロジェクトがはじまります。第1回配本は、『ピーターラビットのおはなし』『赤りすナトキンのおはなし』『グロスターの仕たて屋』の3篇です。
翻訳を手がけるのは、小説家・詩人の川上未映子さん。子どもから大人まで楽しめる、新しいピーターラビットたちをお届けします。

ピーターラビットのおはなし』(第1巻)
ビアトリクス・ポター 作・絵/川上未映子 訳
好評発売中

どんなおはなし?

いたずらっ子のピーターは、おかあさんの言いつけをやぶって、マグレガーおじさんの畑で大冒険。おいしい野菜を食べほうだい。ところが、おじさんに見つかり、さあたいへん!

このシリーズは、イギリスにおいて2002年の出版100周年を機に全面的な改訂がほどこされました。第1作『The Tale of Peter Rabbit(ピーターラビットのおはなし)』に挿絵6点が復元・追加され、全作の挿絵を初版の色彩に近づけるなど、著者ビアトリクス・ポターの意図を再現しています。

この有名なピーターのイラストも、絵本本文の挿絵として加わりました。
『ピーターラビットのおはなし』より
こちらも追加された1枚です。他にどんな挿絵があるのか、お楽しみに!
『ピーターラビットのおはなし』より


赤りすナトキンのおはなし』(第2巻)
ビアトリクス・ポター 作・絵/川上未映子 訳
好評発売中

どんなおはなし?

赤りすのナトキンときょうだいたちは、木の実をとりに島へいきます。島の主は、こわいふくろうのじいさま。でも、なまいきナトキンは、じいさまをからかってばかり。ついに、じいさまは怒りだし……。

ピーターとならぶ「いたずらっ子」の赤りすナトキン。ナトキンが歌う「なぞなぞの歌」のリズムの楽しいおはなしです。

いらくさで、ブラウンじいさまをちくちくする、こわいもの知らずのナトキン。
『赤りすナトキンのおはなし』より
グロスターの仕たて屋』(第3巻)
ビアトリクス・ポター 作・絵/川上未映子 訳
好評発売中

どんなおはなし?

昔、グロスターの町にまずしい仕たて屋の男がいました。クリスマスが近づく夜、男は高熱で寝こんでしまいます。だいじな服を仕たてなければいけないのに。それを見ていたねずみたちが、はりと糸をもって集まって……。心あたたまる奇跡の物語。

ビアトリクス・ポターは、動物以外の絵もとても魅力的! それがわかるのがこの『グロスターの仕たて屋』です。衣服や飾りのうつくしい絵が堪能できます。

鮮やかで繊細な刺繍も美しい、ビアトリクス・ポターが「一番のお気に入りの絵本」。
『 グロスターの仕たて屋』より


3作品とも、全国の書店とネット書店で好評発売中です。

絵本〈ピーターラビット〉シリーズ全23巻

第1巻:ピーターラビットのおはなし
第2巻:赤りすナトキンのおはなし
第3巻:グロスターの仕たて屋
第4巻:ベンジャミン・バニーのおはなし
第5巻:2ひきのわるいねずみのおはなし
第6巻:はりねずみティギーのおはなし
第7巻:かえるのジェレミーのおはなし
第8巻:こねこのトムのおはなし
第9巻:あひるのジマイマのおはなし
第10巻:フロプシーのこどもたち
第11巻:ちっちゃなねずみふじんのおはなし
第12巻:つまさきティミーのおはなし
第13巻:まちねずみジョニーのおはなし
第14巻:きつねのトッドのおはなし
第15巻:こぶたのブランドのおはなし
第16巻:ひげねずみサミュエルのおはなし
第17巻:パイがふたつあったおはなし
第18巻:ジンジャーとピクルスのおはなし
第19巻:こぶたのロビンソンのおはなし
第20巻:いじのわるいうさぎのおはなし
第21巻:モペットちゃんのおはなし
第22巻:アプリイ・ダプリイのわらべうた
第23巻:セシリ・パセリのわらべうた
※作品番号と、早川書房版の刊行順番は異なります。

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『ピーターラビットのおはなし』出版120年となる2022年、早川書房が公式出版社になりました。
世界でいちばん有名な、いたずらっ子のうさぎを描く『ピーターラビットのおはなし』。その初版の刊行から120年をむかえる2022年、フレデリック・ウォーン社(ペンギン・ランダムハウスUK傘下)との提携により、早川書房は、日本におけるピーターラビットの公式出版社になります。
フレデリック・ウォーン社と協力し、シリーズの魅力を出版を通じて伝えるのが「公式出版社」です。

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