2023年本屋大賞翻訳小説部門第3位!重版も決定。キム・リゲット/堀江里美訳『グレイス・イヤー』
株式会社早川書房より2022年11⽉16⽇に刊⾏した『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』(キム・リゲット/堀江里美訳)は多くの書店員に絶賛いただき、「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 2023年本屋⼤賞翻訳小説部門」第3位を受賞! あわせて重版を行いました。
〇推薦コメント
目眩のするような美しい魔法も、おぞましく残酷な魔法も、全て森の中に。この通過儀礼を果たし通した者だけが、真実の花と永遠を得るのだ。 ──幾原邦彦(アニメ監督)
すごいよこれ。とにかく読んで。読んだらわかるから。 ──寺地はるな(小説家)
読み終えて放心してる。すさまじいものを読んでしまった。 ──町田そのこ(作家)
現実のメタファーがあちこちに零れ落ち、拾い集めるごとに家父長制の秘密が暴かれていく。必読! ──山内マリコ(作家)
〇さまざまな媒体で紹介!
リアルサウンド 著者インタビュー掲載
斜線堂有紀のオールナイト読書日記
TBSラジオアフター6ジャンクション「アトロク 秋の推薦図書月間2022」山内マリコ氏推薦書
週刊新潮 書評(鴻巣友季子氏・翻訳家)
日経新聞 著者インタビュー掲載
朝日新聞 文芸時評(鴻巣友季子氏)
毎日新聞 著者インタビュー掲載
週刊文春「文春図書館推薦」
DIME「BOOK of the month」書評(豊崎由美氏・書評家)
東京新聞「2022年 私の3冊」(宇垣美里氏・フリーアナウンサー)
図書新聞「22年 下半期図書アンケート」(内藤千珠子氏・日本文学/ジェンダー研究者)
SFマガジン2023年2月号 書評(児玉美月氏・映画執筆家)
朝日中高生新聞 書評
THE NIKKEI MAGAZINE Ai 書評(山崎まどか氏・コラムニスト)
産経新聞 書評(河野真太郎氏・専修大学教授)
小説幻冬2023年2月号 書評(KIKI氏・モデル)
〇あらすじ
「だれもグレイス・イヤーの話はしない。禁じられているからだ」
ガーナー郡では、少女たちに“魔力”があると信じられている。男性を誘惑したり、妻たちを嫉妬に狂わせたりできるのだと。
その“魔力”が開花する16歳を迎えた少女たちは、ガーナーの外に広がる森の奥のキャンプに一年間追放される。
“魔力”を解き放ち、清らかな女性、そして妻となるために。
この風習について語ることは禁じられていて、全員が無事に帰ってくる保障もない。
16歳を迎えるティアニーは、妻としてではなく、自分の人生を生きることを望みながら、〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう。
キャンプではいったい何が? そして、魔力とは?
生死をかけた通過儀礼が、始まる──。
〇著者について
キム・リゲット
アメリカ中西部出身。16歳の時にミュージシャンを目指してニューヨークに移り住み、ロックバンドなどのバックシンガーを務めた。40代で小説を書き始め、2015年にロマンス・ホラー小説 BLOOD AND SALT でデビュー。2019年に刊行された本作は長篇5作目にあたり、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーほか多くのリストにランクインし注目された。また、「チャーリーズ・エンジェル」の監督・脚本も務めたエリザベス・バンクス監督で映画化が予定されている。ロサンゼルス在住。
〇訳者について
堀江里美(ほりえ・さとみ)
翻訳家。訳書『ザ・ガールズ』エマ・クライン、『美について』ゼイディー・スミス、『ガールズ・オン・ザ・ロード』ニコシア&サントス、『黄金の街』リチャード・プライス他多数。
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