マガジンのカバー画像

ハヤカワ国内フィクション

612
ハヤカワ文庫JAや単行本など、国内フィクション作品の試し読み原稿や解説などを公開中。
運営しているクリエイター

#ミステリ

【早川書房2023年の推しミステリ】伊吹亜門『焔と雪 京都探偵物語』、カバー解禁!【8月17日(木)発売】

【早川書房2023年の推しミステリ】伊吹亜門『焔と雪 京都探偵物語』、カバー解禁!【8月17日(木)発売】

「ミステリが読みたい!」第1位、本格ミステリ大賞受賞作家である伊吹亜門氏の渾身作『焔と雪 京都探偵物語』を8月17日に刊行します。

いま最も注目を集めるミステリ作家が仕掛ける、ホワイダニットの先を行く本格探偵ミステリ。哀しい過去を持つ露木と鯉城──二人の探偵が強い結びつきで情念に満ちた謎に挑む本作。
その真実を知ったとき、きっと二度読みしたくなるはず。ぜひお楽しみに!

本日はそんな本書の表紙を

もっとみる
【あなたはきっと二度読みしたくなる】ホワイダニットの先を行く本格ミステリ。伊吹亜門『焔と雪 京都探偵物語』8月17日発売!

【あなたはきっと二度読みしたくなる】ホワイダニットの先を行く本格ミステリ。伊吹亜門『焔と雪 京都探偵物語』8月17日発売!

「ミステリが読みたい!」第1位、本格ミステリ大賞受賞作家である伊吹亜門氏の渾身作『焔と雪 京都探偵物語』を8月17日に刊行します。
いま最も注目を集めるミステリ作家が仕掛ける、ホワイダニットの先を行く本格探偵ミステリ。哀しい過去を持つ露木と鯉城──二人の探偵が強い結びつきで情念に満ちた謎に挑む本作。
その真実を知ったとき、きっと二度読みしたくなるはず。ぜひお楽しみに!

◆あらすじ大正の京都──病

もっとみる
【イベント】森晶麿と語らう黒猫シリーズ最新作~ネタバレ討論会~開催決定!

【イベント】森晶麿と語らう黒猫シリーズ最新作~ネタバレ討論会~開催決定!

※定員に達したため、お席の受付は終了いたしました。
なお、オープンスペースですので立ち見にてご観覧いただくことも可能です。
 
ネタバレ御免! 森晶麿さんの「黒猫シリーズ」最新作、『黒猫と語らう四人のイリュージョニスト』刊行を記念して、著者ご本人によるトークイベントを紀伊國屋書店新宿本店で開催します。気になる黒猫と付き人の関係性や、シリーズ初の試みとなった倒叙ミステリへの想いなどを、余すことなく伺

もっとみる
【黒猫シリーズ最新作、衝撃の結末。】初の倒叙連作集『黒猫と語らう四人のイリュージョニスト』3/23発売!

【黒猫シリーズ最新作、衝撃の結末。】初の倒叙連作集『黒猫と語らう四人のイリュージョニスト』3/23発売!

森晶麿『黒猫と語らう四人のイリュージョニスト』
定価:2090円(税込) 四六判上製 早川書房
刊行日:2023年3月23日(電子版同時発売)
カバーイラスト:丹地陽子
カバーデザイン:早川書房デザイン室

■内容紹介ひと月前に大学へ長期休暇を申請して以来、一切の連絡がとれない黒猫。付き人は、学部長の唐草教授の頼みで、失踪直前に彼の研究室を訪ねた四人の来訪者――元歌手の赤城藍歌、俳優の平埜玲、現代

もっとみる
【新人ミステリ作家が語るSFのおそろしさ!?】アガサ・クリスティー賞受賞記念エッセイ(西式豊)

【新人ミステリ作家が語るSFのおそろしさ!?】アガサ・クリスティー賞受賞記念エッセイ(西式豊)

第12回アガサ・クリスティー賞を受賞した西式豊さんのデビュー作にして、近未来SFミステリの新たな傑作『そして、よみがえる世界。』。本欄では、西式さんがミステリとSF、そしてエンターテインメントへの想いをつづった、SFマガジン2023年2月号掲載の受賞記念エッセイを再録いたします。

「SFこわい」

西式豊

 気の回る読者であれば、本稿のタイトルを見て、「アガサ・クリスティー賞」を受賞してデビュ

もっとみる
第12回アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』西式豊さんが都内の書店を訪問。

第12回アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』西式豊さんが都内の書店を訪問。

11/16に発売された第12回アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』の西式豊さんと12/7(水)に都内の書店様へご挨拶に行って参りました。
この日の西式先生のコーディネートに注目して記事をお読みくださいませ。

〇ジュンク堂書店池袋本店様
サイン色紙とともに西式さん自らPOPを作成。
また、2階文芸書コーナーと2階上りエスカレーター前話題書コーナーにて『そして、よみがえる世界。』

もっとみる
【カバーイラスト公開!】アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』11/16刊行

【カバーイラスト公開!】アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』11/16刊行

第12回アガサ・クリスティー賞を受賞した、西式豊さんのデビュー作『そして、よみがえる世界。』が11月16日(水)に発売となります!

発売にさきがけ、本書の装画を担当いただいた大宮いおさんによる、エモーショナルなカバーイラストの全貌を公開いたします!

沈む夕日の橙色と、長くのびた黒い影が織りなす地方都市の風景。その空中に浮かぶ少女はこちらに背中を向けて、何かを歌いだしそうな様子で佇んでいます。

もっとみる
仮想と現実をめぐる物語の驚愕の結末――第12回アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』

仮想と現実をめぐる物語の驚愕の結末――第12回アガサ・クリスティー賞受賞作『そして、よみがえる世界。』

第12回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞した、西式豊氏のデビュー作『そして、よみがえる世界。』が11月16日(水)に発売となります。昨年の同賞受賞作で、2022年度の本屋大賞にも輝いた逢坂冬馬氏の『同志少女よ、敵を撃て』につづく、ミステリの女王の名を冠した新人賞受賞作をお読み逃しなく。

『そして、よみがえる世界』

西式豊

定価:1980円(税込)
装画:大宮いお/装幀:坂野公一(welle

もっとみる
【9/23(金)発売!】森晶麿『探偵と家族』プロローグ&第一章試し読み公開

【9/23(金)発売!】森晶麿『探偵と家族』プロローグ&第一章試し読み公開

《黒猫シリーズ》などで知られる森晶麿さんの最新作『探偵と家族』が9月23日(金)に発売となります。
高円寺あづま通り商店街にオフィスを構える探偵一家が、ささやかな事件を通して家族のありようを探していく4篇の連作集。その第一章までを本ページから試し読みいただけます! どうぞお楽しみください。

プロローグ

 週末には箒と塵取りで片づけられるはずの、テーブルの下に散らばる食べ滓と埃の塊──。
 銀田

もっとみる
原尞氏推薦! 次代を担う作家の最高傑作にして渾身のハードボイルド。伊兼源太郎『祈りも涙も忘れていた』8/17刊行

原尞氏推薦! 次代を担う作家の最高傑作にして渾身のハードボイルド。伊兼源太郎『祈りも涙も忘れていた』8/17刊行

■『祈りも涙も忘れていた』書影

■あらすじ

事件を解決する、たとえ何人殺そうとも――
若きキャリア警察官の正義と罪。
次代を担う作家の最高傑作にして渾身のハードボイルド

 管内の犯罪認知件数が全国ワースト5に入るV県警捜査一課に配属された新人キャリア警察官の甲斐彰太郎。彼は、警官一万人以上が所属する大所帯で、実地経験のないまま管理官として放火事件捜査の陣頭指揮を執ることになる。
 ノンキャリ

もっとみる
前代未聞の”掃除機ミステリ”が文庫化!『掃除機探偵の推理と冒険』5/24発売

前代未聞の”掃除機ミステリ”が文庫化!『掃除機探偵の推理と冒険』5/24発売

卓抜した発想で全選考委員を驚愕させ、第10回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞したそえだ信氏のデビュー作『地べたを旅立つ』が、このたび『掃除機探偵の推理と冒険』として改題文庫化されます。

『掃除機探偵の推理と冒険』

そえだ信
解説:辻真先/装画:宮崎夏次系
ハヤカワ文庫JA

北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた! そのうえ隣の部屋

もっとみる
未来の裁判で完全勝訴するための魔法。『AI法廷のハッカー弁護士』5/24発売!

未来の裁判で完全勝訴するための魔法。『AI法廷のハッカー弁護士』5/24発売!

もしも、AIが裁判の判決を下すようになったら?――AI裁判官が導入された日本を舞台とするSFミステリ連作『AI法廷のハッカー弁護士』が5月24日に刊行されます。作者は第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』の竹田人造さん。気鋭のSF作家が描く曲者だらけの電脳エンタメ法廷劇!!

竹田人造『AI法廷のハッカー弁護士』
単行本・5月24日(金)発売
イラ

もっとみる
【感想続々!】「一気読み」「映像化したらバチッとハマりそう」…破格のデビュー作 安野貴博『サーキット・スイッチャー』

【感想続々!】「一気読み」「映像化したらバチッとハマりそう」…破格のデビュー作 安野貴博『サーキット・スイッチャー』

■あらすじ
人の手を一切介さない"完全自動運転車"が急速に普及した2029年の日本。自動運転アルゴリズムを開発する企業、サイモン・テクノロジーズ社の代表・坂本義晴は、ある日仕事場の自動運転車内で襲われ拘束された。「ムカッラフ」を名乗る謎の襲撃犯は、「坂本は殺人犯である」と宣言し尋問を始める。その様子が動画配信サイトを通じて全世界へ中継されるなか、ムカッラフは車が走っている首都高速中央環状線の封鎖を

もっとみる
『機龍警察 白骨街道』書評 「クライマックスのかつてない機甲兵装バトルまでページをめくる手が止まらない」

『機龍警察 白骨街道』書評 「クライマックスのかつてない機甲兵装バトルまでページをめくる手が止まらない」

発売から約二カ月、新聞や雑誌などで様々なご好評をいただいている『機龍警察 白骨街道』。本日は、その中から一部をご紹介いたします。今年の国内ミステリ最大の話題作の一つ、『機龍警察 白骨街道』を読み逃しなく!

『機龍警察 白骨街道』
月村了衛
早川書房

※※※

日経新聞(2021年8月19日)では、評論家の野崎六助氏による書評が掲載されました。本書のプロットを指し「国産国際サスペンスの水準をはる

もっとみる