ハヤカワ国内フィクション

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記事

【重版出来!】未知のウイルスをテーマにした超災害ミステリ『月の落とし子』が、いま注目される理由とは?

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2019年11月に刊行された第9回アガサ・クリスティー賞受賞作『月の落とし子』は、ミステリーの新人賞である同賞の歴代受賞作と比較すると、はっきりと異色作でした。「月で発見されたウイルスに感染した宇宙船が、千葉県船橋市に墜落……未曾有のパンデミックが発生! ロックダウン(都市封鎖)されてパニックになる船橋市街で、主人公のJAXA管制員と感染症研究者はウイルス抗

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早川書房が贈る1,000点超えの大規模セール「春のハヤカワ電子書籍祭」開催中!~担当者のオススメ偏愛作品【第1回:日本人作家篇】

4月13日までKindle限定で開催中のセール「春のハヤカワ電子書籍祭」。1,000点を超える作品の中から少しでも選書の助けにと、担当者がオススメしたい作品を勝手にお届けします! まずは日本人作家篇。こんな時期だからこそ、ご自宅で小説の世界にどっぷりと浸かってしまってください。

「春のハヤカワ電子書籍祭」ラインナップ一覧はこちら。

まずは円城塔『Boy's Surface』です。何をおいてもこ

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「ミステリィ」という名の幸福な呪縛――紺野天龍『錬金術師の密室』あとがき公開

2/20の発売からおかげさまで大好評の紺野天龍『錬金術師の密室』。翻訳ミステリ、新本格などに耽溺した紺野氏の読書歴や、ミステリへの想いを込めた著者あとがきを公開します。

あとがき

 中学一年生のときアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を読んだのが、最初のミステリィ体験だった。タイトルの格好良さに惹かれ、何の事前情報もなく読み始めた。今思えば、おそらくそれは人生最大の幸運だった。遠い

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【100ページまで公開!】反響続々のファンタジー×ミステリ長篇、紺野天龍『錬金術師の密室』本文試し読み

2月20日刊行のファンタジー×ミステリ長篇、紺野天龍『錬金術師の密室』を、なんと本文100ページまで無料公開!(全8章のうち3章の途中まで)
新鋭の意欲作、ご期待ください。
・noteの仕様上、傍点は表示されません。ご了承ください。
・図版は省略いたしました(書籍版には入っています)

↓ 書影/あらすじ/著者紹介はこちらから ↓

(以下本文)

第1章 水銀と水の交わり

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刊行前から反響続々! 二度読み必至のファンタジー×ミステリ長篇 紺野天龍『錬金術師の密室』

2月20日発売のファンタジー×ミステリ長篇、
紺野天龍『錬金術師の密室』(ハヤカワ文庫JA)に、
ゲラを読んでくださった書店員さんから反響が続々と寄せられています!



魅力的な謎、ロジックの手際、大胆不敵なサプライズに感激!
(ときわ書房本店 宇田川拓也氏)

どんでん返しの連続に最後までページをめくる手が止まらない!
(丸善津田沼店 西尾文惠氏)

繊細に配置された様々な伏線が鮮やかに解か

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知ると楽しい『シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗』ガイドその1

21世紀の現代ロンドンを舞台に、本家コナン・ドイルの設定から登場人物全員の性別を逆転させた、驚天動地の最新型ホームズ・パスティーシュ『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』待望の続編『シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗』がいよいよ刊行されました。
 前作では、半電脳顧問探偵シャーリーと、その相棒となるアフガン帰りのだめんず好き女医ジョーとの衝撃的な出会いと、コンビを組んで最初の事件が描かれました

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第9回クリスティー賞受賞作『月の落とし子』サイン本取り扱い書店一覧(随時更新)

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 第9回アガサ・クリスティー賞受賞作『月の落とし子』の、著者サイン本を取り扱って頂いている書店さまの一覧になります。サイン本は、各店で数に限りがございますのでご留意ください。

紀伊國屋書店新宿本店さま

三省堂書店神保町本店さま

ジュンク堂書店池袋本店さま

東京旭屋書店船橋店さま

また、ときわ書房本店さまでもサイン本のお取り扱いがあります。

……サ

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「宇宙と船橋を混ぜたらこうなる!」パワーワード連発の『月の落とし子』書店員さん感想8傑!!

宇宙と船橋を混ぜたらこうなる!
by 三省堂書店そごう千葉店 沢口歩未さん

作者は船橋に親でも殺されたのでしょうか…
それとも深すぎる愛情の裏返しなのか…
by 丸善津田沼店 西尾文惠さん

本作の舞台である千葉県は相次ぐ台風の襲来で大変な被害に遭っています。近年、各地で様々な災害が起こり、多くの人たちが様々な被害を受け、今もなお大変な状況が続いております。これまで小さな島国で頻発する大災害に団

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アガサ・クリスティー賞初のダブル受賞決定! 黒い受賞作と白い受賞作、どちらから読む?

第9回アガサ・クリスティー賞は、同賞初のW受賞となりました。選考委員の藤田宜永氏から「ダブル受賞は妥協の産物の時もあるが、今回はまったく違う。両作家を版元は大いに売り込んでほしい」と評された受賞2作品『それ以上でも、それ以下でもない』(折輝真透)、『月の落とし子』(穂波了)の書影と最終選考委員の選評を公開します。

第9回アガサ・クリスティー賞受賞作
『それ以上でも、それ以下でもない』

装画:y

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雪の学園、少女の死。中国発の本格ミステリ『雪が白いとき、かつそのときに限り』序章

具体的な例から始めよう。「雪は白い」という文を考えよう。この文が真であったり偽であったりするのは、どのような条件のもとであるか、という問いを立てる。真理に対する古典的な観点を基礎におくならば、雪が白いときにこの文は真であり、雪が白くないときに偽である、と答えるのは明瞭であると思われる。つまり、真理の定義がわれわれのこの観点に一致するためには、それは次の同値式を含意しなければならない。
 文「雪は白

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