#翻訳小説
コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』が、バリー・ジェンキンス監督によりドラマ化。5月14日よりAmazon Prime Videoにて配信
かつてアメリカ合衆国に、奴隷州から自由州に逃れようとする人々を支援する「地下鉄道」という名の組織があった。もしも「地下鉄道」がその名のとおり、本当に地下を走る鉄道だったら――。
そんな設定で書かれる長篇小説『地下鉄道』(コルソン・ホワイトヘッド著)。2016年に刊行されると、またたくまに注目を集め、ピュリッツァー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞など7つの文学賞を受賞。日本では、谷崎由依訳
「言葉で語るよりも、読者ひとりひとりが体験をするような作品」──キノベス!2021 第2位受賞『ザリガニの鳴くところ』訳者の友廣純さんの受賞スピーチ
過酷な境遇を生き抜く少女の成長と村で起こる不審死事件を豊かな自然描写で包み込んだ傑作、ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』。全世界でなんと1000万部を突破した本作は、国内でも、
このミステリーがすごい! 2021年版 第2位
2020年週刊文春ミステリーベスト10 第2位
読書メーター OF THE YEAR 2020 第2位
ミステリが読みたい! 2021年版 第3位
第4回未
【試し読み】イスタンブルを舞台に、生命の旅立ちの美しさを描く『レイラの最後の10分38秒』(エリフ・シャファク/北田絵里子訳)
トルコでいまもっとも読まれる作家のひとり、エリフ・シャファクのブッカー賞最終候補作(2019年)として注目された『レイラの最後の10分38秒』(原題:10 Minutes 38 Seconds in This Strange World)。早川書房より、9月3日に邦訳を刊行して以降、日本でも好評をいただいております。そんな本作の冒頭を公開いたします。
『レイラの最後の10分38秒』エリフ・シャ
【開催09/29 Sun】『七つの殺人に関する簡潔な記録』に関する濃密な対話(旦敬介×牧野直也)
ボブ・マーリー暗殺未遂事件を題材とし、ジャマイカ出身作家としては史上初のブッカー賞受賞作となった『七つの殺人に関する簡潔な記録』(マーロン・ジェイムズ、旦敬介訳 原題A Brief History of Seven Killings)。
本書をめぐって、訳者の旦敬介さんと、そして『レゲエ入門/世界を揺らしたジャマイカ発リズム革命』の著者である牧野直也さんによる対話を下北沢のB&Bにて行います。
歴史小説であり、女性の成長物語であり、家族の物語であり、ノワールであり、ミステリであり、怒濤の海洋冒険物語。ジェニファー・イーガン新作『マンハッタン・ビーチ』の魅力とは?
斬新な手法を駆使した『ならずものがやってくる』でピュリッツァー賞および全米批評家協会賞を受賞したジェニファー・イーガン。その7年ぶりの新作『マンハッタン・ビーチ』は、前作とは異なる作風ですが、前作同様の面白さを持つ作品です。翻訳者の中谷友紀子さんによる訳者あとがきで、その魅力に触れていただければと思います。
(書影はAmazonにリンクしています)
超大国アメリカの覇権はいずれ終焉を迎えるの
「ナポリを見て死ね」のナポリとはどんな町? 『新しい名字 ナポリの物語2』の訳者が描く港町の肖像
エレナ・フェッランテ『新しい名字 ナポリの物語2』が早川書房より6月1日(金)に発売されました。全世界で累計2000万部を突破している驚異の4部作の第2巻にあたる本書では、ナポリで育った主人公のエレナと親友リラの運命が劇的に変化します。
本書の翻訳者は、前巻『リラとわたし ナポリの物語1』にひきつづき飯田亮介さん。イタリアに暮らし、『素数たちの孤独』や『復讐者マレルバ』などイタリア発の名作の