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【4月25日発売】たったひとりで墓地管理人をする女性の喪失と再生──フランスで130万部突破のベストセラー小説『あなたを想う花』

フランスで130万部を突破し、2022年には「フランス国民が選ぶ必読本25冊」のうちの一つに〈ハリー・ポッター〉シリーズなどと並んで選出されたベストセラー小説『あなたを想う花』(原題:Changer l'eau des fleurs)が日本でも刊行となります。2020年、ロックダウン中のイタリアで一番売れた本で、2022年にはノルウェーで一番売れた本となり、反響はフランス国内にとどまりません。

主人公は、ブルゴーニュの小さな町にある唯一の墓地で、たったひとりで管理人を務めるヴィオレット。さまざまな墓参者たちの打ち明け話に耳を傾け、誰も訪れなくなった墓には花を手向けながら過ごしている彼女自身もまた、「ある喪失の物語」を抱えていて──

フランス語版書影

【あらすじ】
ヴィオレットは、ブルゴーニュにある小さな町で
たったひとりで墓地管理人をしている。
彼女が住む管理人用の家の一階には、
墓地に来る人の待合室──のような空間がある。
墓参者はここで悲しみに浸り、故人との思い出を語り、
死にまつわる秘密を打ち明ける。
そして二階には、ヴィオレットだけの部屋があり
誰も踏み入ることはなかった。
彼女の過去と同じように──。
そんなある時、一緒の墓に入ると決めた男女の存在が、
彼女の人生を大きく揺るがし、
あきらめていた感情に血が通い始める。

■受賞歴

2018年 メゾン・ド・ラ・プレス賞受賞
2019年 ジュール・ルナール賞受賞
2019年 コレーズ県民読者賞受賞
2019年 読者賞ペイパーバック部門受賞
2020年 ロックダウン下のイタリアで一番売れた本
2022年 ノルウェーで一番売れた本
2022年 「フランス国民が選ぶ必読本25冊」に選出

■著者について

ⒸPascal Ito

1967年フランス生まれの作家・脚本家。映画「男と女」の監督クロード・ルルーシュのパートナー。「男と女」の53年後を描いた映画「男と女 人生最良の日々」ではルルーシュと共に脚本を務めた。2015年に作家デビュー。本作は第二長篇にしてフランスで多数の文学賞を受賞し、ベストセラーとなった。

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刊行前のプルーフには早くも書店員さんからの熱い感想が寄せられています! 4月25日の発売をどうぞお楽しみに!

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『あなたを想う花』上・下は現在予約受付中です。

■書誌情報
『あなたを想う花』上・下
著:ヴァレリー・ぺラン
監訳:高野優/翻訳:三本松里佳
判型:四六判並製
価格:各1,980円(税込)


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