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ハヤカワ・ミステリ

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#冒険小説

前代未聞の”掃除機ミステリ”が文庫化!『掃除機探偵の推理と冒険』5/24発売

前代未聞の”掃除機ミステリ”が文庫化!『掃除機探偵の推理と冒険』5/24発売

卓抜した発想で全選考委員を驚愕させ、第10回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞したそえだ信氏のデビュー作『地べたを旅立つ』が、このたび『掃除機探偵の推理と冒険』として改題文庫化されます。

『掃除機探偵の推理と冒険』

そえだ信
解説:辻真先/装画:宮崎夏次系
ハヤカワ文庫JA

北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた! そのうえ隣の部屋

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二〇二二年の早川書房の翻訳ミステリ&NVラインナップから大注目作をご紹介!

二〇二二年の早川書房の翻訳ミステリ&NVラインナップから大注目作をご紹介!

あけましておめでとうございます。
二〇二二年に刊行予定の翻訳ミステリ&NV作品ラインナップのなかから、一部をご紹介いたします。今年の早川書房は大作・話題作がドシドシ登場!
※タイトルは一部を除き原題および仮題です。

○絶対に読んでいただきたい話題作が勢ぞろい!

『We Begin at the End』クリス・ウィタカー/鈴木 恵 訳

英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガー賞を筆頭に

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『機龍警察 白骨街道』書評 「クライマックスのかつてない機甲兵装バトルまでページをめくる手が止まらない」

『機龍警察 白骨街道』書評 「クライマックスのかつてない機甲兵装バトルまでページをめくる手が止まらない」

発売から約二カ月、新聞や雑誌などで様々なご好評をいただいている『機龍警察 白骨街道』。本日は、その中から一部をご紹介いたします。今年の国内ミステリ最大の話題作の一つ、『機龍警察 白骨街道』を読み逃しなく!

『機龍警察 白骨街道』
月村了衛
早川書房

※※※

日経新聞(2021年8月19日)では、評論家の野崎六助氏による書評が掲載されました。本書のプロットを指し「国産国際サスペンスの水準をはる

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ミステリマガジン2020年7月号紹介、およびお詫びと訂正について

ミステリマガジン2020年7月号紹介、およびお詫びと訂正について



ミステリマガジン2020年7月号
この1月30日に、惜しまれつつ亡くなった作家で仏文翻訳家の藤田宜永氏を偲び、本誌では、氏の思い出を語るエッセイや膨大な作品群を総括する作家論、隠れた名作短篇などを再掲載し、氏への最大級の感謝をこめて、追悼の意を表したい。

そして藤田氏といえば、70~80年代を中心とする冒険小説・スパイ小説の時代を支えた作家の一人だったが、その熱い時代が新しい作家たちによって

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】気品あふれるロマンティシズム(池上冬樹)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】気品あふれるロマンティシズム(池上冬樹)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
最終回の第11回は文芸評論家・池上冬樹さんです。

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 2月中旬、女性騎手の藤田菜七子が落馬して鎖骨を骨折したというニュースをきいたとき、きつくテーピングして、翌

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】蜜月の果て、次へ(川出正樹)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】蜜月の果て、次へ(川出正樹)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第9回は書評家・川出正樹さんです。

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 初めて読んだ大人向けの冒険小説は、父親の書棚にあったルシアン・ネイハムの航空誘拐サスペンス『シャドー81』(新潮文庫→ハ

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険小説は人生の指南書です(福田和代)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険小説は人生の指南書です(福田和代)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第8回は作家・福田和代さんです。

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 私の人生にもし、冒険小説がなかったら。
 それはもう、ずいぶん味気ない、無彩色の世界になっていただろう。
 十代の頃、酒は

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】宴の後に来た男(古山裕樹
)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】宴の後に来た男(古山裕樹 )

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第7回は書評家・古山裕樹さんです。

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 1973年生まれで、70年代末はまだ字が読めるようになったばかり。そんなわけで、1970年代末から80年代にかけて冒険小

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】燃える男の時代(月村了衛)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】燃える男の時代(月村了衛)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第6回は作家・月村了衛さんです。

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 機会のあるごとにこれまで何度も述べてきたことだが、「冒険小説」という呼称が通用しなくなってすでに久しい。定義さえ共有されて

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険小説、この不滅のエクスペリエンス(霜月蒼)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険小説、この不滅のエクスペリエンス(霜月蒼)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第5回は書評家・霜月蒼さんです。

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 1984年からの数年間、僕は十代だった。いろいろなところに旅をした。凍えるような風の吹きつける北海を行くオンボロの軍艦に乗

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険・スパイ小説とともに50年(伏見威蕃)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険・スパイ小説とともに50年(伏見威蕃)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第4回は『レッド・メタル作戦発動』の翻訳者、伏見威蕃さんです。

(書影はAmazon.co.jpにリンクしています)

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 1970年代から80年代のなかばにか

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険小説ブームとわたし(香山二三郎)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】冒険小説ブームとわたし(香山二三郎)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。
第3回はコラムニスト・香山二三郎さんです。

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 ミステリファンには小学生の頃から読み始めている方々が少なくない。筆者はその点スロースターターで、系統だって読み始

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【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】あのころは愉しかった・80年代回顧(北上次郎)

【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】あのころは愉しかった・80年代回顧(北上次郎)

冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第1回は書評家・北上次郎さんです。

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 クレイグ・トーマス『狼殺し』の再読を、ずっと迷っている。
 私はいま《ミステリマガジン》で「勝手に文庫解説2」という連載を

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『暗殺者グレイマン』マーク・グリーニーの最高傑作! 大型冒険アクション『レッド・メタル作戦発動』発売中【作家・書評家・翻訳家・編集者、計11人による必読エッセイ公開中】

『暗殺者グレイマン』マーク・グリーニーの最高傑作! 大型冒険アクション『レッド・メタル作戦発動』発売中【作家・書評家・翻訳家・編集者、計11人による必読エッセイ公開中】



『暗殺者グレイマン』シリーズで知られる冒険小説界の雄、マーク・グリーニー。彼が元軍人H・リプリー・ローリングス四世と組んで著した大型冒険アクション『レッド・メタル作戦発動(上下)』が発売されました。

『レッド・メタル作戦発動』は手段を選ばずレアアース鉱山を奪回しようとするロシアの軍事侵攻と、それに立ち向かう各国の軍人・民間人の活躍を描いた冒険アクション小説。1980年代の一大冒険・スパイ小説

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