ヴィクトリア朝ロンドンのモンスター娘たち、最後の大事件！ 『メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ』刊行！
シオドラ・ゴスの〈アテナ・クラブ〉シリーズ最終巻『メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ』、2023年12月20日に発売です。
簡単に〈アテナ・クラブ〉シリーズのこれまでのあらすじを紹介しましょう。舞台はヴィクトリア朝ロンドン。第一部『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』では、主人公のジキル博士の娘メアリ・ジキルが、メアリの異母妹ダイアナ・ハイド、ラパチーニの娘〈毒をもつ娘〉ベアトリーチェ、モロー博士の娘〈猫娘〉キャサリン、〈アダム・フランケンシュタインの花嫁〉ジュスティーヌらと出会い、アテナ・クラブを結成。シャーロック・ホームズやドクター・ワトスンの手を借りて事件を解決することになります。シリーズ第2部『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行』（「１ウィーン篇」と「２ブダペスト篇」）では、アテナ・クラブの面々はヨーロッパへ向かいます。そこでヴァン・ヘルシングの娘の吸血鬼ルシンダを救い出し、錬金術師協会の父親たちと対峙することに。『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 ２ブダペスト篇』の最後で、ロンドンではシャーロック・ホームズとアテナ・クラブのメイドのアリスが行方不明だという知らせが届きます……。
そして、本書『メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ』です。ロンドンに帰還したメアリたちはさっそく彼らの行方を捜しますが、その結果、モリアーティ教授がらみの大英帝国を乗っ取りの陰謀に巻き込まれて……！？
ヨーロッパ大陸での大冒険から帰還したメアリ・ジキルら“モンスター娘”こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢たち。ロンドンで彼女たちを待ち受けていたのは、メアリの雇い主である探偵シャーロック・ホームズと〈アテナ・クラブ〉のメイドのアリスが忽然と姿を消したという知らせだった。メアリたちはさっそくふたりの行方を捜すことに。そのころホームズはアリスとともに宿敵モリアーティに囚われていた。モリアーティの一味はホームズを生贄にして大地の力を操る古代エジプトの女王を復活させ、大英帝国の征服を企てていたのだ……！ 古典名作をもとにしたＳＦミステリ三部作完結篇。
『 メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ』
The Sinister Mystery of the Mesmerizing Girl
シオドラ・ゴス
鈴木潤 訳
装画／シライシユウコ 装幀／川名潤
解説／中野善夫
新★ハヤカワ・SF・シリーズ／電子書籍版
3,080円（税込）
2023年12月20日発売
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