シオドラ・ゴスによる〈アテナ・クラブ〉シリーズ第二弾の後篇、『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行　Ⅱブダペスト篇』が刊行されました！

前篇『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行　Ⅰウィーン篇』で、囚われの令嬢ルシンダ・ヴァン・ヘルシングから助けを求める手紙を受け取ったメアリたち。探偵シャーロック・ホームズの力も借りて、ウィーンへやってきます。幽閉されていたルシンダを無事に助け出したメアリたちでしたが、彼女たちの前になんとメアリ（とダイアナ）の父親、ヘンリー・ジキル博士＝ハイド氏が立ちはだかります。メアリたちは彼らの罠から逃れることができるのか……!?

シライシユウコさんのカバーイラストからもわかるとおり、今回のモチーフになっているのは”吸血鬼”。もちろんあのキャラクターが出てきます。手に汗握る大冒険が繰り広げられるいっぽうで、ブダペストの風景やおいしそうなスイーツが描かれるのも読みどころです。

登場したスイーツで、担当編集がだんぜん食べたいのはこちら！

おいしそう。

なお、本シリーズ第三部にして完結篇 The Sinister Mystery of the Mesmerizing Girl も早川書房より刊行を予定しております。こちらもぜひご期待ください！  

2/25発売のSFマガジンでは、カラーページ見開きで『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行（Ⅰ・Ⅱ）』が紹介されているほか、著者シオドラ・ゴスの魅力的なファンタジー短篇「魔女たる女王になる方法」（原島文世訳）が掲載されています。こちらもぜひご一読ください！