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フランスで120万部『三つ編み』著者の最新作。居場所を取り戻す女性たちの連帯を描く『彼女たちの部屋』(レティシア・コロンバニ)

フランスで120万部を突破し、日本でも続々重版をしているベストセラー小説『三つ編み』。その著者であるレティシア・コロンバニの最新作『彼女たちの部屋』(原題:Les victorieuses)を6月18日に早川書房より刊行します。

【書影】彼女たちの部屋_下版

彼女たちの部屋
レティシア・コロンバニ/齋藤 可津子 訳
早川書房/2020年6月18日刊行

書評・メディア露出

◎著者インタビューが大反響!
15年間路上で生活していた女性、女性器切除慣習のギニアから来た母娘……パリの「女性会館」にいる様々な女性たち」(週刊文春2020年8月6日号)
苦闘する女性の群像、力強く鮮やかに」(産経新聞2020年8月5日)
時代越えて繋がる女性たちの「連帯の物語」 ヨーロッパ最大級の女性専用シェルター舞台に」(AERA2020年9月7日)

クロワッサン(2020年10月25日号)書評(瀧井朝世氏・ライター)
FUDGE(2020年10月号)書評(栗田奈緒子氏・エディター)
共同通信社(2020年9月配信)書評(小澤英実氏・東京学芸大学准教授、翻訳家)
éclat(2020年9月号)書評(斎藤美奈子氏・文芸評論家)
週刊新潮(2020年8月13日号)書評(中江有里氏・俳優、作家)
PEN(2020年8月7日)書評(今泉愛子氏・ライター)
小説宝石(2020年8・9月号)書評(三浦天紗子氏・ライター、ブックカウンセラー)
朝日新聞(2020年7月25日)書評(大矢博子氏・書評家)
東京新聞(2020年7月18日)書評(師岡カリーマ氏・文筆家)
クレヨンハウス通信(2020年8月号)Woman's EYE
東京新聞(2020年7月11日)3冊の本棚(酒井順子氏・エッセイスト)
毎日新聞(2020年6月24日)文芸時評(山本昭宏氏・神戸市外大准教授)
BRUTUS(2020年6/15号No.917)書評

受賞

第12回新井見枝香賞、受賞!(『三つ編み』につづいて2度目の受賞)

あらすじ

現代、パリ。
大きな挫折のあと、弁護士のソレーヌは
ある保護施設で代書人のボランティアをはじめた。
「女性会館」というその施設には、暴力や貧困、
差別のせいで住居を追われた人々が暮らしている。
自分とはまるで異なる境遇にいる居住者たちの
思いがけない依頼に、ソレーヌは戸惑った。
それでも、一人ひとりと話して、手紙を綴るなかで、
ソレーヌと居住者たちの人生は交わっていく。
ここで自分の役割を見つけたと思った矢先、事件は起きた。

約100年前、パリ。
救世軍のブランシュは街中の貧困と闘っていた。
路頭に迷うすべての女性と子供が身を寄せられる施設をつくる――
彼女の計画は、ついに政治家・財界人も動かしつつあったが……。

実在する保護施設と創設者を題材に、
時代を超える女性たちの連帯を描く、
『三つ編み』の著者による長篇小説。

フランスで15万部突破!

解説:髙崎順子
装画:網中いづる
装幀:早川書房デザイン室

***

■著者紹介
レティシア・コロンバニ Laetitia Colombani
フランス・ボルドー生まれ。小説家、映画監督、脚本家、女優。監督作品に、オドレイ・トトゥ主演『愛してる、愛してない…』(日本公開2003年)などがある。2017年に発表した初の小説『三つ編み』(早川書房刊)は、困難・差別に立ち向かう3カ国の女性たちの連帯を記し、日本をはじめ世界中の読者から共感を集めた。2019年、第2作目である本書では、パリに実在する保護施設とその創設者を題材に、時代を超えた女性たちのつながりを描き、フランスで15万部を突破するベストセラーとなった。

■訳者略歴
齋藤可津子 Katsuko Saito
翻訳家。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程中退。
訳書『三つ編み』レティシア・コロンバニ,
『マドモアゼルSの恋文』ジャン゠イヴ・ベルトー編,
『アラブの春は終わらない』タハール・ベン゠ジェルーン,
『蜜の証拠』サルワ・アル・ネイミ

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