ハヤカワ国内フィクション

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ノート

三秋縋、最新作『君の話』「02 蛍の光」公開

02 蛍の光

 もし僕のようなからっぽの人間に友達ができるとしたら、それはやはり僕と同じようにからっぽの人間なのだろうな、と少年時代の僕は漠然と想像していた。友達も恋人もいなくて、優れた資質も誇れる経歴もなくて、心温まる思い出なんて一つも持っていない、そんな絵に描いたような「持たざる者」と出会ったとき、僕に初めて友達と呼べるような相手ができるのではないかと。
 江森(えもり)さんは僕にとって最初

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第1回鰻屋大賞受賞? 7月刊行の倉田タカシ『うなぎばか』より、短篇「うなぎロボ、海をゆく」の試し読みを公開します!その③

その①はこちら

その②はこちら

日本人が大好きな魚といえば、そう、アレですね。黒くて、長くて、ぬめっとしていて、でも、焼いたり蒸したりして食べるととてもおいしいあの魚。最近ニュースで絶滅の危機に瀕している、とも報道されている、そう、「うなぎ」です。

早川書房がある東京・神田には老舗のうなぎ屋さんが多く店を構えていらっしゃいますが、なんと、この夏、ついに、

「早川書房、うなぎ、はじめました」

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コムロ世代、エヴァ世代に捧げる! 共感度MAXの〔中2〕青春小説できました!

黒瀬陽さんのデビュー作、『別れ際にじゃあのなんて、悲しいこと言うなや』が刊行されました。本書は1996年の広島が舞台。当時のキーワード(PHS、シノラー、バーチャファイター、プリクラ、チョベリバ)がちりばめられる中、5人の個性的な中学生が、友情、恋、冒険を通して――やがて迎える〔別れ〕に向けて絆を深めてゆく青春小説です。

読みどころは、5人の自意識カジョーから生み出される「しょうもないイベント」

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第1回鰻屋大賞受賞? 7月刊行の倉田タカシ『うなぎばか』より、短篇「うなぎロボ、海をゆく」の試し読みを公開します!その②

その①はこちら

日本人が大好きな魚といえば、そう、アレですね。黒くて、長くて、ぬめっとしていて、でも、焼いたり蒸したりして食べるととてもおいしいあの魚。最近ニュースで絶滅の危機に瀕している、とも報道されている、そう、「うなぎ」です。

早川書房がある東京・神田には老舗のうなぎ屋さんが多く店を構えていらっしゃいますが、なんと、この夏、ついに、

「早川書房、うなぎ、はじめました」

第2回ハヤカワ

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三秋縋『君の話』「01 グリーングリーン」公開

発売初日で初版分が完売後、続々重版が決定している三秋縋さんの書き下ろし長篇小説『君の話』。10~20代の読者から、静かに熱狂的な支持を受ける話題作の冒頭「01 グリーングリーン」を公開いたします。お楽しみ下さい。

俺たちはな、ただ名前ばかりがシャボン玉のように膨らんだ、夢幻の恋人に恋焦がれている。
 さあ、受け取れ。この偽りを、真実に変えるのは君だ。
――エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュ

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第1回鰻屋大賞受賞? 7月刊行の倉田タカシ『うなぎばか』より、短篇「うなぎロボ、海をゆく」の試し読みを公開します!その①

日本人が大好きな魚といえば、そう、アレですね。黒くて、長くて、ぬめっとしていて、でも、焼いたり蒸したりして食べるととてもおいしいあの魚。最近ニュースで絶滅の危機に瀕している、とも報道されている、そう、「うなぎ」です。

早川書房がある東京・神田には老舗のうなぎ屋さんが多く店を構えていらっしゃいますが、なんと、この夏、ついに、

「早川書房、うなぎ、はじめました」

第2回ハヤカワSFコンテスト最終

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