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ハヤカワ・ノンフィクション

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ハヤカワ・ノンフィクション文庫や、ハヤカワ・ノンフィクションなど。話題のノンフィクション作品の解説、試し読みを公開中。
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2023年10月の記事一覧

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』映画化原作からあらすじ・映画秘話を紹介

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』映画化原作からあらすじ・映画秘話を紹介

スコセッシ監督×ディカプリオ主演、リリー・グラッドストーンのアカデミー賞ノミネートでも話題の映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の原作本、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』(デイヴィッド・グラン、倉田真木訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)は、紙書籍・電子書籍とも好評発売中です。

▶原作本情報・あらすじ紹介原題: KILLERS OF THE FL

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タフな交渉事で賢く振る舞うには?『パイを賢く分ける』訳者あとがき試し読み

タフな交渉事で賢く振る舞うには?『パイを賢く分ける』訳者あとがき試し読み

タフなビジネス交渉はもちろんのこと、プライベートの買い物、経費の割り勘、家賃交渉など、私たちの周囲にあふれるさまざまな「交渉」の場面で役に立つ、シンプルかつ実践的な方法を伝授するのが、バリー・ネイルバフ『パイを賢く分ける――イェール大学式交渉術』(千葉敏生訳、早川書房)。
話題の新刊から、訳者・千葉敏生さんによる「訳者あとがき」を特別公開します。

『パイを賢く分ける』訳者あとがき/千葉敏生交渉と

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天才パティシエ ピエール・エルメが語る、幼少期の記憶とレシピ

天才パティシエ ピエール・エルメが語る、幼少期の記憶とレシピ

「パティスリー界のピカソ」とも称される有名パティシエが自身の半生を明かす話題の本、『ピエール・エルメ語る マカロンと歩む天才パティシエ』(ピエール・エルメ&カトリーヌ・ロワグ、佐野ゆか訳、早川書房)から、幼少期の思い出の味や「パティシエとしての第一歩」を意識した記憶を語る、本書冒頭部分を試し読み公開します。

第1章 浸透思い出とミルティーユ

2歳か3歳の夏のことです。森の中、太陽の光がブナとモ

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「運命の1964年」と長いその後——『宇宙に質量を与えた男 ピーター・ヒッグス』解説・特別公開

「運命の1964年」と長いその後——『宇宙に質量を与えた男 ピーター・ヒッグス』解説・特別公開

2013年のノーベル物理学賞の受賞から10周年。〈万物の質量の起源〉ヒッグス粒子の発見にまつわるドラマ、ピーター・ヒッグスの人生を精緻に描き出すノンフィクション『宇宙に質量を与えた男 ピーター・ヒッグス』(フランク・クローズ[著]松井信彦[訳])が本日発売しました。
2012年の発見以来、たびたびメディアで紹介されてきたヒッグス粒子。本書では、その特性と、ピーター・ヒッグスをはじめとした数多くの研

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ヒッグス粒子の存在を、なぜ彼だけが予想できたのか——『宇宙に質量を与えた男 ピーター・ヒッグス』試し読み

ヒッグス粒子の存在を、なぜ彼だけが予想できたのか——『宇宙に質量を与えた男 ピーター・ヒッグス』試し読み

2013年のノーベル物理学賞の受賞から10周年。〈万物の質量の起源〉ヒッグス粒子の発見にまつわるドラマ、ピーター・ヒッグスの人生を精緻に描き出すノンフィクション『宇宙に質量を与えた男 ピーター・ヒッグス』(フランク・クローズ[著]松井信彦[訳])が本日発売しました。
1964年、ピーター・ヒッグスによってその存在を予想されてから約半世紀にわたって人類の探求を巧みにかわし続けてきた素粒子、ヒッグス粒

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ノーベル賞受賞! カタリン・カリコ博士のワクチン開発秘話

ノーベル賞受賞! カタリン・カリコ博士のワクチン開発秘話

mRNA研究者のカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏が、2023年のノーベル生理学・医学賞の受賞者に決まりました!

好評発売中のノンフィクション『mRNAワクチンの衝撃――コロナ制圧と医療の未来』(ジョー・ミラー、エズレム・テュレジ、ウール・シャヒン:著、石井健:監修、柴田さとみ、山田 文、山田美明:翻訳)にも、このお二人が登場します。

ハンガリー出身のカリコ氏がアメリカ・ペンシルベニア

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