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ハヤカワ・ノンフィクション

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ハヤカワ・ノンフィクション文庫や、ハヤカワ・ノンフィクションなど。話題のノンフィクション作品の解説、試し読みを公開中。
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2023年3月の記事一覧

一匹のネコが不景気の町を救う! 感動実話『図書館ねこデューイ』試し読み

一匹のネコが不景気の町を救う! 感動実話『図書館ねこデューイ』試し読み

アメリカ中西部田舎町の図書館の返却ボックスの中で見つかった一匹の子ねこ。デューイと名付けられたその雄ねこは、人なつこい性格と愛らしいしぐさで町の人気者に。ともに歩んだ女性館長が自らの波瀾の人生を重ねながら、世界中に愛された図書館ねこの一生を綴る感動エッセイが『図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語』(ヴィッキー・マイロン、羽田詩津子訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。一部抜粋して試し読

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感情をあらわにしないネコが人と一緒に暮らす理由を解明!『猫的感覚』本文試し読み

感情をあらわにしないネコが人と一緒に暮らす理由を解明!『猫的感覚』本文試し読み

私たちにとって身近な存在でありながら、謎に包まれたミステリアスな存在でもある「猫(ネコ)」。めったに感情をあらわにしない彼らは、どうやって人と一緒に暮らすようになったのでしょうか? 動物学者がわかりやすく解説するネコ好き必読の総合読本『猫的感覚 動物行動学が教えるネコの心理』(ジョン・ブラッドショー、羽田詩津子訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)から本文冒頭部分を特別試し読み公開します。

ネコを

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動物たちの「ココロ」を知る5冊【試し読みあり】

動物たちの「ココロ」を知る5冊【試し読みあり】

私たちが愛情を注ぐペットたちは、飼い主や人間のことをどう思っているの? 誰もが気になる動物たちの「ココロ」を知るために最適の本を厳選5冊、ピックアップしてご紹介します。

イヌの愛を科学的に証明できる?愛くるしい表情や行動で飼い主に愛情を伝えてくれるイヌは、何を考えているのか? イヌ研究の第一人者が世界中を飛び回り、イヌの深い愛情のメカニズムを徹底的に解明。太古のオオカミやキツネとは決定的に違うイ

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おじいちゃんのまわりでは、時間がゆっくりと進んでいるかのようだった——『羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから』試し読み

おじいちゃんのまわりでは、時間がゆっくりと進んでいるかのようだった——『羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから』試し読み

600年以上続く羊飼いの家系に生まれ、名門オックスフォード大学を卒業した作家/羊飼いであるジェイムズ・リーバンクスが、その故郷イギリス湖水地方の美しい自然の姿を描きつつ、持続可能な方式の農業・牧畜・生活のため奮闘を続けるさまを綴った世界的ベストセラー『羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから』。
本書は同じく羊飼いであった祖父・父との記憶と、農耕牧畜の過去・現在・未来が重ね合わされながら

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”使える友達”は真の友人か? 『ひとくち哲学』で哲学思想をかじってみよう【試し読み】

”使える友達”は真の友人か? 『ひとくち哲学』で哲学思想をかじってみよう【試し読み】

プラトンの国家論から映画「ジョーカー」のニヒリズムまで。一口かじれば世界が変わる! 134にもおよぶ哲学の主要トピックを、わかりやすいピクトグラムと2~3ページのコンパクトな説明に凝縮した「哲学思想の入門書」が登場。『ひとくち哲学 134の「よく生きるヒント」』(ジョニー・トムソン、石垣賀子訳、早川書房)から、誰にでも身近なトピックを紹介します。

日常の哲学すばらしい哲学を耳にするのは、時に夜お

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持続可能で、無理のない、静かで、まっとうで、身の丈にあった生活の大切さ──『羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから』訳者あとがき(濱野大道)

持続可能で、無理のない、静かで、まっとうで、身の丈にあった生活の大切さ──『羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから』訳者あとがき(濱野大道)

600年以上続く羊飼いの家系に生まれ、名門オックスフォード大学を卒業した作家/羊飼いであるジェイムズ・リーバンクスが、その故郷イギリス湖水地方の美しい自然の姿を描きつつ、持続可能な方式の農業・牧畜・生活のため奮闘を続けるさまを綴った世界的ベストセラー『羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから』が本日発売しました。
本書の翻訳は前作『羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季』に引き続き、濱野

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未知への扉をひらく「ハヤカワ新書」2023年6月創刊! 第一弾は越前敏弥、土屋健、滝沢カレン、藤井直敬、石井光太が執筆!

未知への扉をひらく「ハヤカワ新書」2023年6月創刊! 第一弾は越前敏弥、土屋健、滝沢カレン、藤井直敬、石井光太が執筆!

早川書房はあらたに新書レーベル「ハヤカワ新書」を立ち上げます。日本の著者による書き下ろしを中心に、早川書房の強みであるSFやミステリの視点も生かした、あらたな切り口の新書を多数予定しています。
第一弾は2023年6月20日(火)発売予定。越前敏弥、土屋健、滝沢カレン、藤井直敬、石井光太の各氏による5作品を刊行します。

早川書房は2023年6月、新書レーベル「ハヤカワ新書」を創刊します。

早川書

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もしも酔っぱらいの血を大量に飲んでしまったら…!?『もっとホワット・イフ?』NASA出身コミック作家がイラスト付きでバッサリ解答

もしも酔っぱらいの血を大量に飲んでしまったら…!?『もっとホワット・イフ?』NASA出身コミック作家がイラスト付きでバッサリ解答

NASA出身のウェブコミック作家が、自身のウェブサイト(xkcd)に集まってくるぶっ飛んだ「もしも?」という質問に、マジメな科学と並外れた調査力、そしてたっぷりのユーモアで答えていく人気シリーズが、満を持してカムバック! 最新刊『もっとホワット・イフ?』(ランドール・マンロー、吉田三知世訳、早川書房)から、気になる「Q&A」のいくつかを紹介。連載第4回では、ドラキュラばりに「酔っぱらいの血」を飲ん

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妻と離れ離れになったホロコースト生還者の手記『アウシュヴィッツで君を想う』本文試し読み

妻と離れ離れになったホロコースト生還者の手記『アウシュヴィッツで君を想う』本文試し読み

ユダヤ系オランダ人のハンスは妻とともにアウシュヴィッツ強制収容所に送られた。死と背中合わせの絶望の淵で、人は誰かを愛することができるのか?
過酷極まる状況下で事実を書き留めた生還者による『アウシュヴィッツで君を想う』(エディ・デ・ウィンド、塩﨑香織訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)から本文を一部試し読みで公開します。
大戦終結間際、ドイツ軍は残虐な行為の証拠を隠滅するために設備破壊や書類焼却を行

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世界中の冷蔵庫を開ければ、地球温暖化は回避可能!? 『もっとホワット・イフ?』NASA出身コミック作家の気になる解答は…?

世界中の冷蔵庫を開ければ、地球温暖化は回避可能!? 『もっとホワット・イフ?』NASA出身コミック作家の気になる解答は…?

NASA出身のウェブコミック作家が、自身のウェブサイト(xkcd)に集まってくるぶっ飛んだ「もしも?」という質問に、マジメな科学と並外れた調査力、そしてたっぷりのユーモアで答えていく人気シリーズが、満を持してカムバック! 最新刊『もっとホワット・イフ?』(ランドール・マンロー、吉田三知世訳、早川書房)から、気になる「Q&A」のいくつかを紹介。連載第3回では、地球温暖化に”冷蔵庫”と”ドウェイン・「

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ピーター・ティール絶賛! 「模倣の欲望」理論を提唱したルネ・ジラールについて書かれた最もわかりやすい入門書『欲望の見つけ方』試し読み

ピーター・ティール絶賛! 「模倣の欲望」理論を提唱したルネ・ジラールについて書かれた最もわかりやすい入門書『欲望の見つけ方』試し読み

「本書はルネ・ジラール(「模倣の欲望」理論を提唱した哲学者)について書かれた最もわかりやすく、理解しやすい入門書である」――ピーター・ティール (PayPal創業者、『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』著者)

「インフルエンサーおすすめのバッグが気になる」「あの人とつきあいたい」「仕事で成功したい」……
なぜ私たちは性懲りもなく何かを欲してしまうのか?
この欲望の裏側にはどんな理屈

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