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ハヤカワ・ノンフィクション

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2021年8月の記事一覧

【中田敦彦のYoutube大学で紹介】重版決定!「加速する」世界でチャンスをつかむために今できることとは?『2030』試し読み

【中田敦彦のYoutube大学で紹介】重版決定!「加速する」世界でチャンスをつかむために今できることとは?『2030』試し読み

中田敦彦のYoutube大学で紹介され、反響を呼んでいるマウロ・ギレン著『2030』。2030年――それはすぐそこに迫っている近い未来に訪れる大変化の数々。

・男性よりも女性がより多くの富を所有することになる。
・アジア・アフリカの中流階級は、欧米の中流階級よりも多くなる。
・共有経済が拡大し、国家通過の権威は失墜する。

これら変化の傾向を俯瞰的に捉え、未知の脅威をまたとないチャンスに変える大

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いま動かなければ、手遅れになる。20年ぶりの著書『地球の未来のため僕が決断したこと』でビル・ゲイツが明かす真実

いま動かなければ、手遅れになる。20年ぶりの著書『地球の未来のため僕が決断したこと』でビル・ゲイツが明かす真実

「未来の技術が人類を救ってくれるのを、ただ待っているわけにはいかない。自分たちを救うために、いますぐ動きださなければならない」
--ビル・ゲイツ

パンデミックを予見し、コロナ禍においてはワクチンの開発と普及に尽力したマイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ。彼はこれまで10年以上をかけ、現代の最重要課題のひとつである気候変動の問題に積極的に取り組み続けてきた。

その原動力は、豪雨、暴風、干魃、感染

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「CO2ゼロは達成できる」ビル・ゲイツがそう断言する理由 『地球の未来のため僕が決断したこと』訳者あとがき

「CO2ゼロは達成できる」ビル・ゲイツがそう断言する理由 『地球の未来のため僕が決断したこと』訳者あとがき

気候変動により引き起こされる暴風雨、洪水、旱魃、感染症の拡大によって、今世紀中に新型コロナウイルスの5倍の人命が失われると予想されている。その原因となる年間510億トンの温室効果ガスの「ネットゼロ」を実現するために、マイクロソフトの共同創設者であるビル・ゲイツは多様な分野の専門家と協力し、多くの取り組みを行ってきた。その成果を生かして、「気候大災害」を防ぐために必要な科学技術や投資活動を解説した『

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イヴ・サン=ローランとの初対面で、カールは何を思ったか?『カール・ラガーフェルド:モードと生きて』試し読み

イヴ・サン=ローランとの初対面で、カールは何を思ったか?『カール・ラガーフェルド:モードと生きて』試し読み

カール・ラガーフェルドーー。フェンディ、シャネルなどのクリエイティブ・デザイナーを務め、2019年に他界した伝説的デザイナー。
 彼の創作の源泉にあったものとは何か。また同時代のライバルである天才デザイナー、イヴ・サン=ローランへの思いとは。
この記事では『カール・ラガーフェルド:モードと生きて』から、イヴ・サン=ローランと初めて会ったデザイン・コンテスト(審査員はバルマンやジバンシィ)でのエピソ

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『カラハリが呼んでいる』で描かれる瑞々しく繊細な自然描写。とりわけ印象的なのは…

『カラハリが呼んでいる』で描かれる瑞々しく繊細な自然描写。とりわけ印象的なのは…

若いアメリカ人夫妻がアフリカ・カラハリ砂漠の果てなき荒野で暮らした7年間。その記録である『カラハリが呼んでいる』(マーク・オーエンズ&ディーリア・オーエンズ/早川書房)には、世界的ベストセラー『ザリガニの鳴くところ』の原点となる瑞々しい自然描写が溢れていると早くもファンの反響が届いています。
ディーリア・オーエンズが過ごしたキャンプを訪れる様々な野生動物たち。その細やかな交流を綴った印象的なシーン

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新刊『カラハリが呼んでいる』の奥底で繋がる『ザリガニの鳴くところ』との共通点とは?【北上次郎さん解説文】

新刊『カラハリが呼んでいる』の奥底で繋がる『ザリガニの鳴くところ』との共通点とは?【北上次郎さん解説文】

世界で1000万部超が売れ、日本でも本屋大賞を受賞したベストセラ―『ザリガニの鳴くところ』。この著者が若い時期にアフリカ荒野で暮らす野生動物の生態を細やかに綴ったのが『カラハリが呼んでいる』(マーク・オーエンズ&ディーリア・オーエンズ/ハヤカワ・ノンフィクション文庫)です。大ベストセラーでも高く評価された瑞々しい自然描写の奥には、このアフリカの大地で過ごした若き日の記憶があるに違いない――そう語る

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『カラハリが呼んでいる』刊行!『ザリガニの鳴くところ』の瑞々しい原点

『カラハリが呼んでいる』刊行!『ザリガニの鳴くところ』の瑞々しい原点

世界1000万部&本屋大賞1位のベストセラー『ザリガニの鳴くところ』著者、ディーリア・オーエンズの原点となったもうひとつのベストセラー『カラハリが呼んでいる』(マーク・オーエンズ&ディーリア・オーエンズ/早川書房)。本書は、若いアメリカ人夫妻(マークとディーリア)が自然の驚異が満ちる荒野――アフリカ・カラハリ砂漠で暮らした7年間の記録。
道も水源もない未踏の地で力強く暮らす野生動物の生活を記録・研

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たちまち重版決定! 「今年ベストになる予感大」「超タイムリー」「ほんとすごい本」「不謹慎承知でそれはもう面白い」「政治に絶望した方は、本書を読むとかすかな希望を持てる」……マイケル・ルイス『最悪の予感』読者の熱い声

たちまち重版決定! 「今年ベストになる予感大」「超タイムリー」「ほんとすごい本」「不謹慎承知でそれはもう面白い」「政治に絶望した方は、本書を読むとかすかな希望を持てる」……マイケル・ルイス『最悪の予感』読者の熱い声

今年7月8日に発売された『最悪の予感 パンデミックとの戦い』(マイケル・ルイス:著、中山宥:訳/早川書房)は、新型ウイルスの感染拡大をいち早く予知し、打開策を必死に模索し続けたヒーローたちの活躍を描いたノンフィクション。この度、早くも重版が決定しました! 感染拡大に歯止めが効かない今、本書に一層の注目が集まっています。

この記事では、いち早く本書を手に取ってくださった方々からの反響のうち「ごく一

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