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2020年4月の記事一覧
SFM特集:コロナ禍のいま⑩ 津原泰水「SARS-CoV-2の物語」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。最終日の本日は、藤井太洋さん、津原泰水さんのエッセイを公開します。
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菊頭蝙蝠(キクガシラコウモリ)の細胞を住処にしていた或る構造体が人体という新天地を見出した、というのが僕が数週間に亘
SFM特集:コロナ禍のいま⑨ 藤井太洋「やってきていた未来と見逃した明日」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。最終日の本日は、藤井太洋さん、津原泰水さんのエッセイを公開します。
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一月の十八日、私はリヨン図書館の司書室にいた。隣には夏笳(シアジア)が座り、テーブルの向こうからは、ロデリック・レ
SFM特集:コロナ禍のいま⑧ 林譲治「パンデミックの外と内の壁」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は長谷敏司さん、林譲治さんのエッセイを公開します。
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SARS-CoV-2はなぜここまで拡大したのか? そこにはウイルス特性だけでなく、感染拡大が起こりやすい環境を人類は築いてきた
SFM特集:コロナ禍のいま⑦ 長谷敏司「生物相の片隅で焦土戦に参加する、あなたへ」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は長谷敏司さん、林譲治さんのエッセイを公開します。
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今年の桜は、意外なほど長く花を留めました。春らしく芽吹く緑も、昨年と変わりはありません。
新型コロナウイルス感染症(COVI
SFM特集:コロナ禍のいま⑥ 野尻抱介「地球は静止しない。止まるのは人類だ」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は飛浩隆さん、野尻抱介さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。
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嬉しいねえ。気分はもうシンギュラリティだよ。シンギュラリティの定義や想定はいろいろあるけど、要するに「人間が
SFM特集:コロナ禍のいま⑤ 飛浩隆「半年後への手紙」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は飛浩隆さん、野尻抱介さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。
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ご無沙汰しています。最後にお会いしたのは昨年の晩秋でしたか。実はSFマガジンからエッセイの依頼を受け、書きあ
SFM特集:コロナ禍のいま④ 高山羽根子「2020年、1月の1週間、現在」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は北野勇作さん、高山羽根子さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。
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台湾は今年2020年1月11日に総統選挙がある。台湾のそれは国民選挙で、しかも投票率が70%以上なので全
SFM特集:コロナ禍のいま③ 北野勇作 「よく見ておこう」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は北野勇作さん、高山羽根子さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。
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フィクションではお馴染みと言ってもいい状況ではあるが、こんなことになるのか、というのが正直なところで、何に
SFM特集:コロナ禍のいま② 小川一水「災厄と思索について」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は上田早夕里さん、小川一水さんのエッセイを公開。以降2名ずつ、毎日更新です。
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五月の晴れた日に強力な感染症が人類を滅ぼしていくSF小説「復活の日」で、故・小松左京は、滅亡に瀕した知
SFM特集:コロナ禍のいま① 上田早夕里「川端裕人・著『エピデミック』に寄せて」
新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は上田早夕里さん、小川一水さんのエッセイを公開。以降2名ずつ、毎日更新です。
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パンデミックを題材にしたフィクションは、国内海外を問わず数多く存在するが、今日はその中から、科学ジャー
『withコロナの時代』の男と女・セックスと恋愛――食べたい?食べられたい?小説『ピュア』刊行記念トーク
「もしも女が男を食べないと妊娠できない世界」になったら、あなたはどうする?ーー小説『ピュア』刊行記念 #食べたい食べられたい ハッシュタグ企画に寄せ、noteで人気記事を書き続ける新進気鋭の女性の書き手2人と、noteディレクターの志村優衣、そして作者の小野美由紀が「男を食べたい?食べられたい?」「現代社会のおける男女の生きづらさ」「アフターコロナの時代に恋愛はどう変わってゆくか」他、赤裸々に価値
もっとみる【イベント採録】今こそ2010年代の日本SFを振り返ろう。大森望×小川一水×日下三蔵×飛浩隆
日本SF大賞の発表が行われた今年の2月23日、青山ブックセンターで開催されたトークイベントの模様を採録します。これからの未来を考えていきたい今だからこそ、これまでのSFを振り返るお話をお楽しみください。
(本記事は5月発売予定のSFマガジン6月号にも収録予定です)
第40回日本SF大賞結果
●大賞
『天冥の標』全10巻 小川一水(早川書房)
『宿借りの星』酉島伝法(東京創元社)
●特別賞
『年
現代女性の生きづらさを描いたらSFになった。『ピュア』小野美由紀インタビュー
早川書房note上で大反響を呼んだ『ピュア』の書籍刊行を記念して、著者・小野美由紀さんへのインタビューを掲載します。「女性が男性を食べないと妊娠できない」小説はいかにして生まれたのか? 性と生の在り方を大きく問い直されている、現代に向けた言葉が語られます。
(聞き手・構成:SFマガジン編集部・溝口力丸)
小野美由紀『ピュア』
4月16日(木)発売
(電子版同時配信、予約受付中)
■小野美由紀(