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ハヤカワ・ミステリ

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「ハヤカワ・ミステリ」及び「ハヤカワ・ミステリ文庫」の話題作品の解説、試し読みを公開中。
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#ハヤカワ文庫

【試し読み】この兄妹の旅は、死を招く? 遺灰と殺意をかかえた家族のアメリカ横断ロードノベル『とむらい家族旅行』

【試し読み】この兄妹の旅は、死を招く? 遺灰と殺意をかかえた家族のアメリカ横断ロードノベル『とむらい家族旅行』

5/10発売のサマンサ・ダウニング『とむらい家族旅行』(ハヤカワ・ミステリ文庫)をご紹介します。祖父の遺言により、20年前の危険なアメリカ横断ドライブ旅行を再現することになった、きょうだいたちの物語です。
ダウニングは、デビュー作の前作『殺人記念日』の、殺人で家庭円満を実現するというシリアルキラーのマイホームパパ像で、読者を驚かせました。
『とむらい家族旅行』もテーマは家族。そして、前作『殺人記念

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「待った甲斐がありました」「二作続けて超傑作」――『ブラックサマーの殺人』書店員さんから絶賛の嵐!part1

「待った甲斐がありました」「二作続けて超傑作」――『ブラックサマーの殺人』書店員さんから絶賛の嵐!part1

<刑事ワシントン・ポー〉シリーズ第二作にして、前作を上回る衝撃の展開に絶賛の声が止まない『ブラックサマーの殺人』。刊行前に本作のゲラをお読みいただいた、全国の書店員さんからの熱いコメントを2回に分けてご紹介していきます!

『ストーンサークルの殺人』があまりにも面白かったので、どうしても2作目への期待値は上がってしまうし、ちょっと不安もあったのですが、要らぬ心配でした!!
冒頭からドキドキしっぱな

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【いよいよ4月13日まで】『三体』も、『三つ編み』も、『ミレニアム6』も。国内外約1,000作品が最大50%割引、 「春のハヤカワ電子書籍祭」開催中!

【いよいよ4月13日まで】『三体』も、『三つ編み』も、『ミレニアム6』も。国内外約1,000作品が最大50%割引、 「春のハヤカワ電子書籍祭」開催中!

現在開催中のKindle限定電子書籍セール「春のハヤカワ電子書籍祭」。全1,000点超え、ミステリからSF、海外文芸からノンフィクションまで、自信を持ってお薦めする作品を集めて、早川書房が最大規模でお贈りするこのセールも、いよいよ残り日数を数えるほうが早くなってきました。
実施期間は4月13日(月)まで。Kindleストア限定、最大50%割引で読者のみなさまにお届けしています。

早川書房最大規模

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〝第一級の誘拐小説として、自信をもってお薦めすることができる〟――書評家 杉江松恋氏による『ザ・チェーン 連鎖誘拐』解説を公開

〝第一級の誘拐小説として、自信をもってお薦めすることができる〟――書評家 杉江松恋氏による『ザ・チェーン 連鎖誘拐』解説を公開

好評発売中の『ザ・チェーン 連鎖誘拐』(エイドリアン・マッキンティ著/鈴木恵訳)より、書評家 杉江松恋氏の解説を掲載いたします。

解説 杉江松恋(書評家)    エイドリアン・マッキンティの根底には怒りがある。
 それが内に向かえば苦い自己否定、外に向かえばくだらない社会への憎悪。
 激しい感情のうねりを、極力制御し、冷ややかな文章へと置き換える。
 そういう過程を経て、マッキンティ作品は出来上

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ハヤカワ文庫の初歩から始めるミステリ講座公開!(後篇)

ハヤカワ文庫の初歩から始めるミステリ講座公開!(後篇)

ハヤカワ文庫のミステリフェアで店頭ブックレットでご紹介させていただいた「一緒に学ぼう! ハヤカワ文庫の 初歩から始めるミステリ講座」を大公開の後篇です。
(前篇はコチラをクリック)

ミステリを偏愛し編集してきた先生と、昨年からミステリの編集を始めた生徒、ふたりの掛け合いで、ざっくり基本の4ジャンルとその歴史、そして教科書となるような必読の名作ををご紹介していきます。
各作品については、noteの

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ハヤカワ文庫の初歩から始めるミステリ講座公開!(前篇)

ハヤカワ文庫の初歩から始めるミステリ講座公開!(前篇)

ハヤカワ文庫のミステリフェアで店頭ブックレットでご紹介させていただいた「一緒に学ぼう! ハヤカワ文庫の 初歩から始めるミステリ講座」を大公開します。
ミステリを偏愛し編集してきた先生と、昨年からミステリの編集を始めた生徒、ふたりの掛け合いで、ざっくり基本の4ジャンルとその歴史、そして教科書となるような必読の名作ををご紹介していきます。
各作品については、noteのこちらもご参考ください。

「一

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デビュー作にして北欧ミステリの最高峰に。スウェーデンの人気警察小説〈グレーンス警部〉シリーズの第1作『制裁』 訳者あとがきを特別公開

デビュー作にして北欧ミステリの最高峰に。スウェーデンの人気警察小説〈グレーンス警部〉シリーズの第1作『制裁』 訳者あとがきを特別公開

訳者あとがき

 それはいかにも北欧らしい曇り空の、ある肌寒い夏の日のことだったという。
 アンデシュ・ルースルンド。スウェーデン公営テレビ局に勤務するジャーナリスト。
 ベリエ・ヘルストレム。十三歳で酒と麻薬の味を覚え、刑務所での服役経験もある男。

 経歴のまったく異なる二人が出会ったのは、ルースルンドが刑務所に関するドキュメンタリーを制作していたときのことだった。彼は取材の過程で、〈KRIS

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