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ハヤカワ・ミステリ

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「ハヤカワ・ミステリ」及び「ハヤカワ・ミステリ文庫」の話題作品の解説、試し読みを公開中。
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2022年8月の記事一覧

話題沸騰のミステリ『われら闇より天を見る』書評家・川出正樹氏による解説を全文公開!

話題沸騰のミステリ『われら闇より天を見る』書評家・川出正樹氏による解説を全文公開!



 発売後から話題沸騰のミステリ『われら闇より天を見る』(クリス・ウィタカー/鈴木恵訳)。今年絶対に見逃せないミステリである本作。まだお読みになっていない方はぜひお手に取ってみてください!
 本日は、書評家の川出正樹氏による解説を全文公開いたします。

We Begin at the End
──ミステリと教養小説とロード・ノヴェルが一体となった
‟終わりから始める人々の物語”

書評家 

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【試し読み】祝・年末ミステリベスト三冠!&本屋大賞翻訳小説部門第1位! 傑作ミステリ『われら闇より天を見る』冒頭公開!

【試し読み】祝・年末ミステリベスト三冠!&本屋大賞翻訳小説部門第1位! 傑作ミステリ『われら闇より天を見る』冒頭公開!



 何かが見えたら手をあげてくれ。
 煙草の巻紙でもソーダの空き缶でもかまわない。
 何かが見えたら手をあげてくれ。
 くれぐれも触らないこと。
 手をあげるだけでいい。
 町の人々は仕度をして浅瀬に立っていた。十五メートル間隔で横一列になったまま動きだす。百の眼が地面を見おろしていたが、それでもみな隊列を崩さない。振り付けされたゾンビたち。
 背後の町は空っぽになり、始まったばかりの長い夏は、

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【本日発売!】『われら闇より天を見る』Twitterまとめ【早川書房海外ミステリ注目作】

【本日発売!】『われら闇より天を見る』Twitterまとめ【早川書房海外ミステリ注目作】

早川書房が今年もっとも推すミステリ『われら闇より天を見る』。
発売前からSNSなどで話題になっていた本書がとうとう本日発売になりました!

先にお読みいただいた方々からも続々コメントが寄せられています。
本日はその中から先にお読みいただいた皆様がTwitterにあげていただいたコメントをご紹介します!

ぜひお近くの書店にてチェックしてみてください!

●著者についてクリス・ウィタカ―
ロンドン生

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【作家・竹本健治氏推薦!】エラリイ・クイーン『ダブル・ダブル〔新訳版〕』8月17日発売!

【作家・竹本健治氏推薦!】エラリイ・クイーン『ダブル・ダブル〔新訳版〕』8月17日発売!

◎本格の巨匠エラリイ・クイーンの円熟期の傑作がついに新訳版で登場!
 大変お待たせいたしました。本日8月17日、早川書房ではミステリ界の巨匠エラリイ・クイーンの『ダブル・ダブル〔新訳版〕』(訳=越前敏弥)をハヤカワ・ミステリ文庫より刊行いたしました。

〈内容紹介〉
エラリイに匿名の手紙が届く。そこには最近ライツヴィルで起きた事件を記した新聞記事ーー“町の隠者″の病死、富豪の自殺、“町の物乞い″の

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【8月17日発売!】『われら闇より天を見る』書店員さんのTwitterまとめ【早川書房海外ミステリ注目作】

【8月17日発売!】『われら闇より天を見る』書店員さんのTwitterまとめ【早川書房海外ミステリ注目作】

8月17日発売の早川書房が今年もっとも推すミステリ『われら闇より天を見る』。
先にお読みいただいた方々からも続々コメントが寄せられています。
本日はその中から書店員のみなさまがTwitterにあげていただいたコメントをご紹介します!

発売まであと5日。ぜひ楽しみにお待ちください!

●著者についてクリス・ウィタカ―
ロンドン生まれの作家。ファイナンシャル・トレーダーを経て、2016年に『消えた子

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北上次郎氏による『われら闇より天を見る』書評を先行掲載。「これは、運命と戦う十三歳の少女の物語である」

北上次郎氏による『われら闇より天を見る』書評を先行掲載。「これは、運命と戦う十三歳の少女の物語である」

ミステリマガジン11月号(9/25発売)より先行掲載
北上次郎氏による『われら闇より天を見る』書評

 8月17日発売の早川書房が今年もっとも推すミステリ『われら闇より天を見る』。その書評を北上次郎氏にお書きいただきました。9月25日発売の『ミステリマガジン2022年11月号』に掲載となるこちらの書評を、先行公開いたします。

 ダッチェスの圧倒的な個性にくらくらだ。
 この十三歳の少女ダッチェス

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【受付を終了しました】【2022年10月刊行予定!】【ゲラ読み書店員さん募集】ミステリランキング多数ランクインの『ありふれた祈り』著者、最新作。古き良きアメリカを舞台にした少年少女の冒険物語『このやさしき大地(仮)』(ウィリアム・ケント・クルーガー/宇佐川晶子訳)

【受付を終了しました】【2022年10月刊行予定!】【ゲラ読み書店員さん募集】ミステリランキング多数ランクインの『ありふれた祈り』著者、最新作。古き良きアメリカを舞台にした少年少女の冒険物語『このやさしき大地(仮)』(ウィリアム・ケント・クルーガー/宇佐川晶子訳)

ゲラ読みのお申し込みは終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。
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エドガー賞やバリー賞などを受賞し、多くの人を感動に包みこんだミステリの名作『ありふれた祈り』の著者ウィリアム・ケント・クルーガーによる新作長篇『このやさしき大地(仮)』を2022年10月4日に早川書房から刊行い

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【受付を終了しました】【2022年10月刊行予定!】小説『ありふれた祈り』著者の新作『このやさしき大地(仮)』読者モニター募集。古き良きアメリカを舞台にした少年少女の冒険物語がいち早く読める!

【受付を終了しました】【2022年10月刊行予定!】小説『ありふれた祈り』著者の新作『このやさしき大地(仮)』読者モニター募集。古き良きアメリカを舞台にした少年少女の冒険物語がいち早く読める!

ゲラ読みのお申し込みは終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。
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エドガー賞やバリー賞などを受賞し、多くの人を感動に包みこんだミステリの名作『ありふれた祈り』の著者ウィリアム・ケント・クルーガーによる新作長篇『このやさしき大地(仮)』を2022年10月4日に早川書房から刊行いたします。発売に先立って、ゲラを読んで、ご感想をいただけるかたを募集しま

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