ジャン_ジロドゥ

【フランス近代演劇編】ハヤカワ演劇文庫50冊を一挙紹介!~本を読んだら劇場へ、舞台を観たら本を手に。~

早川書房は演劇青年だった創業者・早川清の「自由に本が読みたい」という決意のもと、1945年8月15日に設立された出版社です。その創業の志をつなぐ演劇専門レーベル「ハヤカワ演劇文庫」は2006年に創刊。15年にわたり国内外の優れた戯曲をご紹介してきました。そしてハヤカワ文庫50周年にあたる今年、50冊目の演劇文庫「ピーター・シェーファーⅠ」を刊行いたします。この節目に、ハヤカワ演劇文庫の既刊をご紹介!今回は不朽の名作揃いのフランス近代演劇編です。息を詰めて緊密なドラマの展開を追うもよし、詩情あふれる台詞に陶酔するもよし。あなただけの戯曲の楽しみ方を探してみてください。

アルベール・カミュ1


1.「ジャン・アヌイⅠ ひばり」 岩切正一郎訳

ジャンヌ「(悲しげに微笑む)でも、簡単なことでしょう。わかるために、えらい学者である必要などないわ!」

裁判が始まり、一人の娘の生涯が演じられる。無邪気な農家の娘ジャンヌは祖国を救えという再三の〈声〉に遂に立ち上がる。屈強な兵士を巧みに説得、軍勢を率いてオルレアンをイギリス軍の攻囲から解放し、王太子をシャルル六世として戴冠させたのだ。だが、悪魔の声に従った異端者と裁かれ、ジャンヌは一度は屈するが……。自分が自分であるため自らの運命を選び取り、凛々しく気高く生きぬいた人間の姿を描く不朽の名作。

本体860円。


2.「アルベール・カミュⅠ カリギュラ」 岩切正一郎訳

カリギュラ「罪なき嘘などというものはない。そしておまえたちの嘘は、人間と事物に重みを与える嘘だ。おまえたちを許せないのはそこだ。」

ローマ帝国の若き皇帝カリギュラは、最愛の妹ドリュジラの急死を境に、狂気の暴君へと変貌した。市民の財産相続権の剥奪と無差別処刑に端を発する、数々の非道なるふるまい。それは、世界の根源的不条理に対する彼の孤独な闘いだった……『異邦人』『シーシュポスの神話』とともにカミュ〈不条理三部作〉をなす傑作、新訳で復活。

解説/内田樹 本体1000円。


3.「ジャン・ジロドゥⅠ トロイ戦争は起こらない」 岩切正一郎訳

エクトール「よく分かっています。言葉をすげかえ、美のための戦争だと言いながら、ぼくらをたったひとりの女のために戦わせるつもりなんです。」

永年にわたる戦争が終わり、ようやく平和が訪れたトロイの国。しかし王の息子パリスがギリシャ王妃を誘拐したことで、トロイは再び戦争の危機を迎える。度重なる戦争に虚しさを感じていたトロイの王子エクトールは、平和を守るため和解の道を模索するが……。第二次世界大戦前夜のヨーロッパと、ギリシャ神話の世界を重ねて描いた「トロイ戦争の前日譚」。フランスを代表する劇作家ジロドゥの名作を新訳で贈る。

本体880円。


第一回【アメリカ現代演劇編】はこちら。

第二回【渡辺えり編】はこちら。

今後も【イギリス現代演劇】【ハロルド・ピンター】【アーサー・ミラー】【岸田國士】など、随時アップしていきます。


ありがとうございます!『これからの「正義」の話をしよう』もおすすめです
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