ジャンルの歴史と現在地、交点から未来へ。SFマガジン「BLとSF2」特集紹介
2/24発売のSFマガジン2024年4月号「特集:BLとSF2」の内容を公開します。本誌2022年4月号の特集「BLとSF」から2年、好評を受けて第2弾をお届けします。瀬戸夏子氏・水上文氏による監修のもと、第一線の作家陣による書下ろし短篇や、ジャンル史を掘り下げる作家インタビュー、論考やエッセイによって、BLとSFの両ジャンルを架橋しながらその未来を想像し、世界と人間のかかわりについて新たな可能性を探っていきます。(編集部)
★監修・水上文氏による解説はこちら👇
■特集小説
「聖域」
榎田尤利
扉絵:丹地陽子
「ラブラブ☆ラフトーク」
竹田人造
扉絵:シライシユウコ
「監禁」
莫晨歓
楊墨秋=訳
「テセウスを殺す」
尾上与一
扉絵:サマミヤアカザ
「一億年先にきみがいても」
樋口美沙緒
扉絵:しまざきジョゼ
■インタビュー・評論・エッセイ
「桑原水菜インタビュー」
聞き手・構成:嵯峨景子
「少女小説とBLの接点」
嵯峨景子
「高河ゆんインタビュー」
同席=杉野康介(元一迅社、フリー編集)
聞き手・構成:瀬戸夏子
「木原音瀬論――「心」と「個」の領域侵犯」
瀬戸夏子
「地獄で見る夢――オメガバースBLについて」
水上 文
「BL世界から「輸出」されたオメガバース
――ティーンズラブ(TL)への進出と「再解釈」を巡って」
crop
「最新BLコミックおすすめガイド」
セメントTHING
「翻訳SF&ファンタジー発・BL行・夜行列車」
おにぎり1000米
特集以外にも、翻訳短篇や読切小説、音楽評論などでお届けします。
「幽霊屋敷のオープンハウス」
ジョン・ウィズウェル
鯨井久志訳
扉絵:YOUCHAN
「さいはての美術館」
ユキミ・オガワ
勝山海百合訳
扉絵:ねじれ
「テーマ」
草上仁
■評論
「BUCK-TICKにおけるSF的想像力 人間と機械、生と死の狭間で」
つやちゃん
また、SF作家・伴名練による評論連載「戦後初期日本SF・女性小説家たちの足跡」では、漫画家・萩尾望都のSF「小説家」としての側面に迫ります。
書店、または以下のリンクからお求めいただけます。