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ハヤカワ国内フィクション

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#原尞

「原尞 電子書籍既刊セール」開催! 『それまでの明日』を読む前でも、読んだあとでもOKです。

「原尞 電子書籍既刊セール」開催! 『それまでの明日』を読む前でも、読んだあとでもOKです。

いよいよ本日、原尞氏待望の新刊『それまでの明日』が刊行となりました!
本作は電子書籍版も同日配信開始となっておりますので、電子書籍ユーザーのみなさんはぜひそちらでのお求めもご検討ください。

また、本日から3月14日(水)まで、既刊作品全点を対象としたセールが開催中です。第一作『そして夜は甦る』が52%割引、エッセイ集2点を含む残りの6点が30%割引となるお得な2週間。

(新刊『それまでの明日』

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原尞、14年ぶりの新作『それまでの明日』(3月1日発売)第1章

原尞、14年ぶりの新作『それまでの明日』(3月1日発売)第1章



原尞『それまでの明日』(2018年3月1日発売)

著者紹介ページ「原尞(はら・りょう)、その7つの伝説とは?」

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 西新宿のはずれのうらぶれた通りにある〈渡辺探偵事務所〉を訪ねてくるのは、依頼人だけではなかった。古びたドアをノックしさえすれば、記憶を失くした射撃選手も、性転換したゴースト・ライターも、探偵志願の不良少年もおかまいなしに入ってくることができた。一億円を奪われた暴力団員も、

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「Bar原尞」2月23日開店! 著者本人も来店!

「Bar原尞」2月23日開店! 著者本人も来店!

早川書房1階「カフェ・クリスティ」では、伝説の直木賞作家、原尞の14年ぶりの沢崎シリーズ最新作『それまでの明日』(3月1日発売)の刊行を記念して、「Bar原尞」を2月23日(金)より開店します。

「沢崎の好物カレーライス」「ハードボイルドピザ」「沢崎、錦織、橋爪の三つ巴カナッペ」「相良の大盛ポテトフライ」など趣向を凝らした料理と、定番のギムレットやオリジナルカクテル「沢崎」「渡辺」「ブルーバード

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原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第3章

原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第3章

ミステリ界の生ける伝説・原尞。
14年間の長き沈黙を破り、ついに2018年3月1日、私立探偵・沢崎シリーズ最新作『それまでの明日』を上梓いたします。

その刊行を記念して早川書房公式noteにて、シリーズ第1作『そして夜は甦る』を平日の午前0時に1章ずつ公開いたします。連載は、全36回予定。

本日は第3章を公開。

ルポ・ライターの佐伯について依頼があると、沢崎は著明な美術評論家にして複合企業〈

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原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第2章

原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第2章

ミステリ界の生ける伝説・原尞。
14年間の長き沈黙を破り、ついに2018年3月1日、私立探偵・沢崎シリーズ最新作『それまでの明日』を上梓します。

その刊行を記念して早川書房公式noteにて、シリーズ第1作『そして夜は甦る』を平日の午前0時に1章ずつ公開いたします。連載は、全36回予定。

本日は第2章を公開。

佐伯というルポ・ライターの行方を尋ねる男、海部の訪問をうけた沢崎。男を見送ったあと、

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原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第1章

原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第1章

ミステリ界の生ける伝説・原尞。
14年間の長き沈黙を破り、ついに2018年3月1日、私立探偵・沢崎シリーズ最新作『それまでの明日』を上梓します。

その刊行に先駆けて早川書房公式noteにて、シリーズ第1作『そして夜は甦る』を平日の午前0時に1章ずつ公開。連載は全36回予定です。

ひょんなことから行方不明のルポ・ライターの調査に乗り出すことになった沢崎は、やがて東京都知事の狙撃事件に巻き込まれて

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2月1日午前0時より原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』無料全文連載スタート!

2月1日午前0時より原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』無料全文連載スタート!

早川書房公式noteにて、2月1日より沢崎シリーズ第1作『そして夜は甦る』の連載を開始いたします。

全36章からなる本作を、平日の午前0時に1章ずつ公開していきます。

沢崎シリーズ読者は、魅力の再発見とおさらいの機会として、またシリーズ未読の方は原尞ワールドに触れるきっかけとして連載をお楽しみください。

第1章はこちらから→●

『そして夜は甦る』4月上旬にポケミス版刊行!もともとポケミスで

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1月25日発売のミステリマガジン「原尞読本」特集で、原尞最新作『それまでの明日』に備えよ!

1月25日発売のミステリマガジン「原尞読本」特集で、原尞最新作『それまでの明日』に備えよ!



伝説の男が帰ってきた。その男――原尞のデビューは1988年にさかのぼります。原尞の処女作にして〈私立探偵・沢崎〉シリーズ第1作『そして夜は甦る』は、『このミステリーがすごい!』で国内編の2位にランクインし、山本周五郎賞にノミネートされました。続いて、翌年発表した第2作『私が殺した少女』で、『このミス』1位、直木賞を受賞という快挙を成し遂げ、原尞の名は不動のものとなります。レイモンド・チャンドラ

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【著者紹介】原尞(はら・りょう)、その7つの伝説とは?

【著者紹介】原尞(はら・りょう)、その7つの伝説とは?



原尞(はら・りょう)

1946年佐賀県鳥栖生まれ。 九州大学文学部美学美術史科を卒業。70年代はおもにフリージャズのピアニストとして活躍。30歳ころから意識的に翻訳ミステリを乱読し、とくにレイモンド・チャンドラーに心酔した。1988年に私立探偵・沢崎が初登場するハードボイルド長篇『そして夜は甦る』で日本のミステリ界に颯爽とデビュー。日本の風土にハードボイルドを定着させた優秀作として高い評価を

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原尞、14年ぶりの新刊『それまでの明日』、2018年3月1日発売決定!

原尞、14年ぶりの新刊『それまでの明日』、2018年3月1日発売決定!



沢崎シリーズ、14年ぶりの最新作 デビュー30周年記念作品
原尞『それまでの明日』
2018年3月1日発売/本体1800円+税/四六判上製(書影をクリックするとAmazonページにジャンプ)

ミステリ界の生ける伝説ともいえる作家・原尞。1988年に私立探偵・沢崎が初登場するハードボイルド長篇『そして夜は甦る』で日本のミステリ界に颯爽とデビュー。89年の第2作『私が殺した少女』で第102回直木

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