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ハヤカワ国内フィクション

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2024年2月の記事一覧

探偵公妃と堅物大尉のクリスティー賞受賞シリーズ2カ月連続刊行!

探偵公妃と堅物大尉のクリスティー賞受賞シリーズ2カ月連続刊行!

第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞に輝いた、宮園ありあさんの『ヴェルサイユ宮の聖殺人』が先月、待望の文庫化をしました!

フランス革命が数年後に迫る、黄昏時のブルボン王朝。崩壊の兆しはそこかしこにあるものの、国王ルイ16世と王妃マリー=アントワネットを頂点とする、絢爛豪華を極めたヴェルサイユ宮廷。その宮殿の中の一室で、殺人事件が起きたことから、舞台の幕が開きます。

*あらすじ*

1782年5

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現代の徳川幕府が舞台のノワール警察小説『素浪人刑事 東京のふたつの城』。世界設定パートを試し読み!

現代の徳川幕府が舞台のノワール警察小説『素浪人刑事 東京のふたつの城』。世界設定パートを試し読み!

明治維新がなく、400年を超えて徳川幕府が統治する、2020年代の日本。征夷大将軍の下、刑事は腰に帯刀していた。組織からはぐれた刑事・桑名十四郎が、将軍家にまつわる謀略の渦中に巻き込まれていく。いよいよ2月21日(水)に発売となる、話題の歴史改変ノワール警察小説。現在まで続く徳川幕府400年の歴史を、精緻かつ大胆につづった本篇「章の二」を先行特別公開!

章の二:大日本連合将国と南蝦夷小史
~小栗

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SFマガジン4月号「BLとSF2」 特集解説(水上文)

SFマガジン4月号「BLとSF2」 特集解説(水上文)

2月24日発売のSFマガジン4月号、特集は「BLとSF2」。刊行に先がけ、特集監修の水上文さんによる解説を先行公開します。

★特集記事の全体像はこちら👇

■はじめに

 本特集「BLとSF2」の監修は、瀬戸夏子、水上文の両名が担当している。
 私たちは、ともにかねてよりBLジャンルに親しんできたファンであると同時に、ジェンダーをめぐる問題に関心を寄せてきたフェミニストでもある。
 そこで

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ジャンルの歴史と現在地、交点から未来へ。SFマガジン「BLとSF2」特集紹介

ジャンルの歴史と現在地、交点から未来へ。SFマガジン「BLとSF2」特集紹介

2/24発売のSFマガジン2024年4月号「特集:BLとSF2」の内容を公開します。本誌2022年4月号の特集「BLとSF」から2年、好評を受けて第2弾をお届けします。瀬戸夏子氏・水上文氏による監修のもと、第一線の作家陣による書下ろし短篇や、ジャンル史を掘り下げる作家インタビュー、論考やエッセイによって、BLとSFの両ジャンルを架橋しながらその未来を想像し、世界と人間のかかわりについて新たな可能性

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「こんな小説読んだことない」発売前から大反響! 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』【3月6日発売】

「こんな小説読んだことない」発売前から大反響! 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』【3月6日発売】

3月16日のTBS「王様のブランチ」でBOOKランキング1位(ジュンク堂書店池袋本店)で紹介されました!
全国書店で続々ランクイン。話題沸騰の1冊です!

発売前から大反響の小説、間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』。 
本記事では待望の書影&書店員さんから届いた熱いご感想の一部を特別公開!

「ちょっと信じられないような小説に出逢ってしまった」

SFマガジン編集長の溝口力丸が一読して衝撃を

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