ハヤカワ国内フィクション

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ノート

三秋縋『君の話』電子書籍配信スタート

二十歳の夏、僕は一度も出会ったことのない女の子と再会した。架空の青春時代、架空の夏、架空の幼馴染。夏凪灯花は記憶改変技術によって僕の脳に植えつけられた義憶の中だけの存在であり、実在しない人物のはずだった。「君は、色んなことを忘れてるんだよ」と彼女は寂しげに笑う。「でもね、それは多分、忘れる必要があったからなの」
 これは恋の話だ。その恋は、出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた。(三秋縋『

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ヨーロッパ企画20周年、伝説のSF青春コメディ『サマータイムマシン・ブルース』刊行!

『サマータイムマシン・ブルース』上田誠
8月7日(火)発売

早川書房では、今年で20周年を迎える京都発の劇団、ヨーロッパ企画のSF青春コメディの傑作戯曲『サマータイムマシン・ブルース』を刊行します!

本作は2005年には本広克行監督によって映画化、大きな評判となりました。本年の劇団20周年にあたっての「~ブルース」の再演、そしてその15年後を描いた「サマータイムマシン・ワンスモア」の上演を記念

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【祝】『阪堺電車177号の追憶』(山本巧次)が、第6回大阪ほんま本大賞を受賞!

株式会社早川書房が2017年9月に刊行した『阪堺電車177号の追憶』(山本巧次)が、この度、第6回大阪ほんま本大賞を受賞いたしました。

大阪ほんま本大賞は、在阪の書店員・販売会社社員の有志が立ち上げたOsakaBookOneProjectが主催する、「大阪人にお薦めする、大阪に関係する小説」を対象とした賞です。

本作『阪堺電車177号の追憶』は、「大阪の歴史を今もなお現役で見つめ続けている路面

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祝・星雲賞受賞!「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」電子版配信!

このたびSF大会にて発表された第49回星雲賞【日本短編部門】を見事受賞。2017年の短篇SFベストに輝いた、柴田勝家「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」の電子書籍オリジナル版を配信いたしました!

「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
柴田勝家

《あらすじ》
彼らは生まれてから死ぬまで、VR世界のなかで暮らすという――西洋文明側の視点から記録されていく、少数民族スー族の自治区の奇妙にして

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百合が俺を人間にしてくれた――宮澤伊織インタビュー

新作『そいねドリーマー』の発売を記念して、2018年5月のSFセミナーにて行われた伝説のインタビュー「百合との遭遇2018」採録を公開いたします。
(9/13追記:続篇を公開しました)

宮澤伊織『そいねドリーマー』
(書影はKindle版にリンクしています)

■覚悟

宮澤 こんにちは、宮澤伊織と申します。昨年にハヤカワ文庫から『裏世界ピクニック』を出したことで、本日ここに呼んでいただきました

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少女ふたり、夢の中で恋人として出逢う。『そいねドリーマー』冒頭お試し版

7月19日(木)発売、宮澤伊織『そいねドリーマー』の冒頭を公開します。夢と現実の混ざり合う「添い寝SF」の世界をお楽しみください。

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 うららかな午後の日差しに温められた教室を、定年間際の女性教師がだらだらと垂れ流す現代文のお題目が呪文のように支配していた。
 昼休みの後、腹もくちくなった女子高生たちの脳には充分な血液が届いていない。いちばん後ろの机に座っていると、あちこちでこっく

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『君の話』刊行記念 三秋縋インタビュウ

――まずは、『君の話』という物語がどのようにして生まれたかをお教えください。

三秋 早川書房から執筆のご依頼を受けたとき、最初はまったく別の物語を考えていたんです。主人公は何者かに襲われてLIS(Locked-in Syndrome)になった少年で、数年間ずっと寝たきりで暗闇の中にいたのだけれど、ある日BMI(Brain-Machine Interface)を与えられてコンピュータを操作できるよ

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瀬尾つかさ「ウェイプスウィード」⑦ 人類の研究者

7月5日(火)発売の瀬尾つかさ氏による海洋SF『ウェイプスウィード ヨルの惑星』。第1話の全文公開の最終回を公開します。(前回はこちら)

 生き物がみな、生存と繁栄のための合理的な行動を取ると考えるのは素人がよく犯す間違いだ、とケンガセンは知っている。
 逆なのだ。たまたま合理的な行動を取った個体が偶然にも支えられて生き残ってきた、ただそれだけなのだ。
 自然とは淘汰の歴史だ。より合理性に優れた

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瀬尾つかさ「ウェイプスウィード」⑥ 海の底で孤独に生き続けるもの

7月5日(木)発売の瀬尾つかさ氏による海洋SF『ウェイプスウィード ヨルの惑星』。第1話の全文公開その6を公開します。(前回はこちら)

 まだウェイプスウィードなど生まれていなかった遠い過去、この地がまだ陸地だった時代。現在あの白い繭が存在する場所には、巨大なサーバーセンターが存在した。その後の気象変動で水没しても、頑丈につくられた基地は問題なく機能した。知識の館はそうした過去の遺産を利用してい

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瀬尾つかさ「ウェイプスウィード」⑤ 『ばあちゃん』の真実

7月5日(木)発売の瀬尾つかさ氏による海洋SF『ウェイプスウィード ヨルの惑星』。第1話の全文公開その5を公開します。(前回はこちら)

 シャトルから目的のデータを回収するのは、これまでの行程から比べればとても簡単な作業だった。シャトルのすぐそばまで潜水艇を降ろし、コードを伸ばし、有線で接続して内部の記録装置からデータをコピーする作業に、ケンガセンはおよそ二十分を費す。
 シャトル内の状況に関す

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