ハヤカワSF
「生きることの意味を問いかけている」「SFが苦手な人にもぜひ手にとってほしい」「こういう話こそ今必要とされている」『わたしたちが光の速さで進めないなら』レビューと感想
『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒットをきっかけに、急速に注目が高まっている韓国小説。早川書房では、今韓国で一番売れているSF小説『わたしたちが光の速さで進めないなら』を2020年12月に刊行いたしました。
『わたしたちが光の速さで進めないなら』
キム・チョヨプ/カン・バンファ ユン・ジヨン訳
装画・挿絵:カシワイ/装幀:早川書房デザイン室
本書は、第2回韓国科学文学賞中短篇部門大賞受賞の
2020年翻訳SF・ファンタジイ総まとめ!
2020年はいろいろなことがありました。たいへんな1年でしたが、おもしろい本があればどんなつらいときも乗り越えていけるはず。その助けになればと思い、今年の翻訳SF・ファンタジイのリストを作りましたので、ぜひチェックしてください! 刊行月別のリストです。
参考:[SHSFS] 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
[SF] ハヤカワ文庫SF
無印 単行本
〈銀河英雄ローダン〉シリーズ、〈ロ
受け継がれていくSF――『2010年代海外SF傑作選』まもなく発売!(選者・橋本輝幸)
2010年代に発表された海外SF短篇を選りすぐった日本オリジナル・アンソロジー『2010年代海外SF傑作選』発売(12/17・木)までもう少し!
『2000年代海外SF傑作選』同様、本作の編者を務めた橋本輝幸氏による、収録作品見どころガイドを掲載いたします!
『2010年代海外SF傑作選』まもなく発売!
橋本 輝幸(SF書評家)
2020年12月17日発売予定のアンソロジー『2010年代海外
北極圏の洋上都市にやってきた、獣を連れた女の目的は? 米SF最注目の作家・ミラーの『黒魚都市』を読みのがすな!
アメリカSF最注目の作家、サム・J・ミラーの本邦初の長篇となる『黒魚都市』が新☆ハヤカワ・SF・シリーズより刊行されました。本作はすぐれた英語で書かれたSFを対象としたジョン・W・キャンベル記念賞受賞作品です。本頁では、SF翻訳業山岸真氏による解説を再録いたします。
解説
SF翻訳業 山岸 真
本書の作者サム・J・ミラーは、2010年代に頭角をあらわしたアメリカのSF作家の中でも最注
異星種族との死闘! ダニエル・アレンソン『地球防衛戦線3 スカム皇帝殺戮指令』2020年10月15日刊行!〈地球防衛戦線〉3部作完結
2020年10月15日に、ダニエル・アレンソンの『地球防衛戦線3 スカム皇帝殺戮指令』が刊行されます。
幼いころ目の前で異形の異星生物スカムに母親を惨殺された少年マーコも、新兵のための訓練キャンプを終え(第1巻)、鉱山衛星コーパスでの死闘を経て(第2巻)、ついに敵の本拠惑星でスカムの皇帝を追い詰めるまでに成長しました!
3部作完結篇である本書では、これまでの地上、地中でのスカムとの激烈な戦闘だ