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記事

【横尾忠則氏書評が朝日新聞に掲載!】現代を描くグラフィック・ノベル『サブリナ』(ニック・ドルナソ、藤井光訳)試し読み

グラフィック・ノベルとして初のブッカー賞ノミネートで話題になった、ニック・ドルナソの『サブリナ』(藤井光訳)。
「コミックの不可解な力を最大限に味わわせてくれる」(エイドリアン・トミネ)、「現代を描いた作品のなかで、もっとも優れている」(ゼイディー・スミス)と絶賛を集めた本書から、冒頭の6ページをご紹介します。

冒頭に登場するのは、タイトルにもなっている女性、サブリナ。彼女が親の家で留守番をして

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「彼女はあなたかもしれない 勇気をくれる女性たちのブックガイド」ラインナップ紹介

ラインナップ

女は子どもを産むための機械、とかつて誰かが言った。これはまさに機械にされた女性たちの物語。監視と処刑の恐怖に怯えながら、彼女たちは戦いつづける。機械にされそうになって苦しむすべての女(ひと)たちに、今こそ読んでほしい古典。
    『侍女の物語』 マーガレット・アトウッド/斎藤英治訳 
         ハヤカワepi文庫 本体1200円+税

ずっと海底を歩いてみたかった──。大

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オルハン・パムク最新長篇小説『赤い髪の女』試し読み

ノーベル文学賞作家 オルハン・パムクの最新作『赤い髪の女』(原題 Kırmızı Saçlı Kadın)の試し読みを公開いたします。

(書影は、Amazonにリンクしています)
『赤い髪の女』オルハン・パムク/宮下遼訳



私は作家になりたかった。でも、これから語るこの物語が進んでいくにつれ、私は地質調査技師になり、そして建設業者になることだろう。もっとも、私がいま物語をはじめたからといっ

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それはまるで天から与えられた恵みのような時間──『ベル・カント』レビュー〔河出真美(梅田 蔦屋書店 洋書コンシェルジュ)〕

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南米の小国を舞台に、副大統領邸を占拠したゲリラと人質の間に生まれる交流を描く感動作『ベル・カント』。11月15日公開の映画「ベル・カント とらわれのアリア」原作でもある本作のレビューが、梅田 蔦屋書店 洋書コンシェルジュの河出真美さんから届きました!

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「ベル・カント」という見なれない単語にまず目を惹かれる。イタリア語かな、と見当を

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忘れたくない想い出を、この罪とともに埋めよう。オルハン・パムク最新長篇小説『赤い髪の女』

早川書房では、10月17日にオルハン・パムク『赤い髪の女』(原題 Kırmızı Saçlı Kadın)を刊行いたします。

(書影・リンクは、Amazonにリンクしています)
『赤い髪の女』オルハン・パムク/宮下遼訳

【あらすじ】

父に捨てられた子と、井戸掘りの親方。
2人の前にその女が現れたとき、すでに悲劇ははじまっていた。

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ある晩、父が失踪した。少年ジェムは、金を稼ぐために

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【開催09/29 Sun】『七つの殺人に関する簡潔な記録』に関する濃密な対話(旦敬介×牧野直也)

ボブ・マーリー暗殺未遂事件を題材とし、ジャマイカ出身作家としては史上初のブッカー賞受賞作となった『七つの殺人に関する簡潔な記録』(マーロン・ジェイムズ、旦敬介訳 原題A Brief History of Seven Killings)。

本書をめぐって、訳者の旦敬介さんと、そして『レゲエ入門/世界を揺らしたジャマイカ発リズム革命』の著者である牧野直也さんによる対話を下北沢のB&Bにて行います。

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文字がリズムになって、流れ込んでくる──ジェイソン・レナルズ『エレベーター』レビュー〔池澤春菜(声優)〕

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早川書房より8月20日に発売のジェイソン・レナルズ『エレベーター』。兄の復讐を果たそうとする少年が乗り込んだエレベーターの中での出来事を描く物語です。声優の池澤春菜さんによるレビューをお届けいたします!

(試し読み・作品紹介はこちら)
(テキスト版試し読みはこちら)
(深緑野分さんによるレビューはこちら)

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 1ページ目から、

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【試し読み】全米10冠! 話題のヒップホップ・ポエトリー・サスペンス ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

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8月20日発売、この夏最大の注目作!
ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

説明はあとにして、まずは読んでみてください。

(PDF版はこちら)

いかがですか? 『エレベーター』最大の特徴は、全篇を通して、臨場感あふれる詩のような文体と、ページをめくるのが楽しみになるようなレイアウトで書かれている、というところなのです。
もちろん、物語の

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新井賞受賞!女性の生き辛さ描く小説『三つ編み』(レティシア・コロンバニ)拡大展開中!

7月17日、『三つ編み』(レティシア・コロンバニ、齋藤可津子訳)が第10回新井賞を受賞しました。

新井賞は、書店員である新井見枝香さん(女性のための本屋HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE勤務)が一番おもしろかった本をひとりで選び、賞を出すユニークな試みです。同日発表の芥川賞・直木賞とは異なった視点による選書に、読者・メディア・書店員からの注目が集まっています。

■【NHK】書店業

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歴史小説であり、女性の成長物語であり、家族の物語であり、ノワールであり、ミステリであり、怒濤の海洋冒険物語。ジェニファー・イーガン新作『マンハッタン・ビーチ』の魅力とは?

斬新な手法を駆使した『ならずものがやってくる』でピュリッツァー賞および全米批評家協会賞を受賞したジェニファー・イーガン。その7年ぶりの新作『マンハッタン・ビーチ』は、前作とは異なる作風ですが、前作同様の面白さを持つ作品です。翻訳者の中谷友紀子さんによる訳者あとがきで、その魅力に触れていただければと思います。

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 超大国アメリカの覇権はいずれ終焉を迎えるの

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