Hayakawa Books & Magazines(β)
2020/06/25 16:31
ミステリマガジン2020年7月号この1月30日に、惜しまれつつ亡くなった作家で仏文翻訳家の藤田宜永氏を偲び、本誌では、氏の思い出を語るエッセイや膨大な作品群を総括する作家論、隠れた名作短篇などを再掲載し、氏への最大級の感謝をこめて、追悼の意を表したい。そして藤田氏といえば、70~80年代を中心とする冒険小説・スパイ小説の時代を支えた作家の一人だったが、その熱い時代が新しい作家たちによって
2020/04/23 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。最終回の第11回は文芸評論家・池上冬樹さんです。*** 2月中旬、女性騎手の藤田菜七子が落馬して鎖骨を骨折したというニュースをきいたとき、きつくテーピングして、翌
2020/04/21 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第9回は書評家・川出正樹さんです。*** 初めて読んだ大人向けの冒険小説は、父親の書棚にあったルシアン・ネイハムの航空誘拐サスペンス『シャドー81』(新潮文庫→ハ
2020/04/20 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第8回は作家・福田和代さんです。*** 私の人生にもし、冒険小説がなかったら。 それはもう、ずいぶん味気ない、無彩色の世界になっていただろう。 十代の頃、酒は
2020/04/19 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第7回は書評家・古山裕樹さんです。*** 1973年生まれで、70年代末はまだ字が読めるようになったばかり。そんなわけで、1970年代末から80年代にかけて冒険小
2020/04/18 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第6回は作家・月村了衛さんです。*** 機会のあるごとにこれまで何度も述べてきたことだが、「冒険小説」という呼称が通用しなくなってすでに久しい。定義さえ共有されて
2020/04/17 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第5回は書評家・霜月蒼さんです。*** 1984年からの数年間、僕は十代だった。いろいろなところに旅をした。凍えるような風の吹きつける北海を行くオンボロの軍艦に乗
2020/04/16 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第4回は『レッド・メタル作戦発動』の翻訳者、伏見威蕃さんです。(書影はAmazon.co.jpにリンクしています)*** 1970年代から80年代のなかばにか
2020/04/15 17:00
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第3回はコラムニスト・香山二三郎さんです。*** ミステリファンには小学生の頃から読み始めている方々が少なくない。筆者はその点スロースターターで、系統だって読み始
2020/04/13 18:22
冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第1回は書評家・北上次郎さんです。*** クレイグ・トーマス『狼殺し』の再読を、ずっと迷っている。 私はいま《ミステリマガジン》で「勝手に文庫解説2」という連載を