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『三つ編み』を対象とした高校生の読書感想文が、青少年読書感想文全国コンクールで入賞!

2019年4月の刊行から約2年、レティシア・コロンバニ『三つ編み』は、多くの方々に読んでいただいてます。どうもありがとうございます!

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三つ編み
レティシア・コロンバニ/齋藤可津子訳
早川書房

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◉あらすじ

3つの大陸、3人の女性、3通りの人生。唯一重なるのは、自分の意志を貫く勇気。

インド。不可触民のスミタは、娘を学校に通わせ、悲惨な生活から抜け出せるよう力を尽くしたが、願いは断ち切られる。

イタリア。家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは父の事故を機に、倒産寸前の会社をまかされる。お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが……。

カナダ。ひとりで子育てをする弁護士のサラは、女性初のトップの座を目前にして、癌の告知を受ける。それを知った同僚たちの態度は様変わりし…。

3人が運命と闘うことを選んだとき、美しい髪をたどって、つながるはずのない物語が交差する。


そして、『三つ編み』を読んで書いてくださった高校生の読書感想文が、第66回青少年読書感想文全国コンクールで全国学校図書館協議会長賞に選ばれました! 「私の『三つ編み』を編む」という力のこもった文章です。受賞した生徒さん、おめでとうございます。『三つ編み』を選んでくださりありがとうございます。

べつの高校でも、フェミニズムをあつかう授業で、『三つ編み』を課題図書に選び、70名近くの高3の方々による感想文をお送りいただいたことがあります。
3つの国の、境遇の異なる3人の女性が主人公である本作。3人のうち、どの人を選んで書くかは、生徒さんの関心によって変わっていました。また、訳者あとがきや解説を足がかりに、自身の状況や日本社会について書いたり、他の授業であつかったフェミニストの言葉が引かれていたりしました。すごくありがたく、また興味深く、文章を時々見返しています。

内容はもちろんのこと、『三つ編み』は、短篇小説が3本組み合わさったような構成です。文章もわかりやすく、手に取りやすい分量とも言えるかもしれません。ぜひ読書感想文に挑戦していただけたらうれしいです!