「生きづらさの煮こごり」「ぶちのめされました…」発売前から大反響! 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』書店員さん感想note③【好評発売中】
「心の奥深くに刺さった」との声多数! 発売前から大反響の小説、間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』好評発売中です!
すでに多くの読者のみなさまがお読みになった感想をあげてくださっています✨
発売日よりご紹介している書店員さんからの熱いご感想の数々、まだまだあります! 本記事はパート3!
◆書店員さんから熱い感想が続々!
1ページ目から物語の世界にスッと入り込み、そこからはもうページを捲る手が止まりませんでした。SFであり、純文学であり、現代社会の様々な要素を物語の中に上手く取り込んでいて、とにかく凄い小説でした。(ブックスタジオ大阪店・渋谷宙希さん)
しばしの間人との繋がりをすべて絶ち、独りになって読んでほしい。
肉体を捨て、生殖を捨て、時間を捨て、あるいは家族を、恋人を捨てて。
凡そ人が愛に必要と思いがちな全てを捨てた先に、たったひとつ残ったその輝きこそが愛だなんて、なんて絶望と希望に溢れているのだろう。(紀伊國屋書店天王寺ミオ店・黒田紗穂さん)
生きづらさの煮こごり。なのに妙に口当たりがなめらかで止められない。よくよく味わうとかなりの毒入りなのに止まらない。(ジュンク堂書店池袋本店・矢部公美子さん)
SFでしか感じられない苦しさ、切なさがある。(HMV&BOOKS OKINAWA・中目太郎さん)
最初こそ文体に面くらいましたが、読むうちにそのつたなさが強烈な彼女の半生をこれ以上ないくらい浮き彫りにしつつ、やわらかくキュートに包んで、ぶちのめされました…。(TSUTAYA中万々店・山中由貴さん)
人間とは。生きるとは。そして、やっぱり愛とは何かを考えてしまう。SFと括ってしまうには勿体ない、凄まじい作品でした。(紀伊國屋書店さいたま新都心店・大森輝美さん)
◆あらすじ
2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに父親から提案されたことだった。
◆著者略歴
間宮改衣(まみや・かい)
1992 年、大分県大分市出身。本作『ここはすべての夜明けまえ』にて第11 回ハヤカワSF コンテスト特別賞を受賞し、デビュー。
◆書誌情報
タイトル:『ここはすべての夜明けまえ』
著者名:間宮改衣(まみや・かい)
発売日:2024年3月6日
価格:1,430円(税込)
体裁:四六判上製・128ページ
ISBN:978-4-15-210314-7
発行元:早川書房
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