「もしかして、これがエモいっていうことですか!?」「なんなんだこの小説は!!!」発売前から大反響! 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』書店員さん感想note①【3月6日発売】
「心の奥深くに刺さった」との声多数! 発売前から大反響の小説、間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』を3月6日(水)に発売します。
本記事では多くの書店員さんから寄せられている熱い感想の数々をご紹介します!(あまりにもたくさん来ているので複数回に分けてご紹介していきます、お楽しみに……!)
◆書店員さんから熱い感想が続々!
何者にも似ていないのに、全世代の心を鷲掴みにするような不思議な魅力と得体の知れなさがこの小説にはある!!(くまざわ書店錦糸町店・阿久津武信さん)
こんなにもつたなくてつらくてかなしくて、――でもSFにしか書けない大きな愛の物語に、心が震えました。もしかして、これがエモいっていうことですか!?(宮脇書店松本店・月元健伍さん)
人は自らの肉体が有限で、それが尽きたとき記憶も失われることを約束されているから生きていける。それを逆説的なストーリーかつ、独特な文章にもかかわらず一気に読ませる。この力量に心からの拍手を送ります。(図書館流通センター・松村幹彦さん)
一体これはなんなのだと一瞬でのめり込ませる魔術を感じる。「人間らしさ」とは何かを考えさせられた。後悔も哀しみも抱きしめて、泥臭く生きていくことができる今の自分を好きでいたい。(未来屋書店新浦安店・中村江梨花さん)
SFであり純文学であり最高のエンタメ小説でもある。なんなんだこの小説は!!!人生の最大、究極の疑問の答えがここにある圧巻のラスト。凄い才能の登場に日本文学界の未来は明るい事を確信しました。(三洋堂書店新開橋店・山口智子さん)
正直これが「小説」、誰かの手で書かれた創作物なのだということすら信じられない気分です。一人の女性の人生と想いを、この身体にまるごと叩きつけられた、そんな読書は初めてでした。(田村書店吹田さんくす店・村上望美さん)
中編とは思えない満足感とともに切なさがぐっとこみ上げてきました。この世界観、この文体、今この時代でしか味わえない衝撃がこの作品にはありました!(文苑堂書店新湊店・鳥山孝治さん)
◆あらすじ
2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに父親から提案されたことだった。
◆著者略歴
間宮改衣(まみや・かい)
1992 年、大分県大分市出身。本作『ここはすべての夜明けまえ』にて第11 回ハヤカワSF コンテスト特別賞を受賞し、デビュー。
◆書誌情報
タイトル:『ここはすべての夜明けまえ』
著者名:間宮改衣(まみや・かい)
発売日:2024年3月6日
価格:1,430円(税込)
体裁:四六判上製・128ページ
ISBN:978-4-15-210314-7
発行元:早川書房