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【千個の青】廃棄寸前の競走馬とロボット騎手を救おうとする少女たちの、近未来青春小説!【韓国新世代SF作家登場】

2021年10月19日刊行のチョン・ソンラン『千個の青』は、2020年12月に発売され版を重ねているキム・チョヨプ『わたしたちが光の速さで進めないなら』に続く、近未来青春小説です。マイノリティ、LGBTQ、SDGs……新しい価値観を繊細に扱う新世代作家が次々と現れる、韓国SFに注目!


『千個の青』

(チョン・ソンラン著/カン・バンファ訳)


走れなくなり廃棄寸前の競走馬とロボット騎手が、
心優しき女子高生たちの協力で奇蹟を起こす!

誰もが癒やせぬ悩みを抱える社会の片隅で、
それでも前に踏み出すものたちの、近未来青春小説!

韓国科学文学賞長編小説部門大賞受賞作

千個の青

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■ストーリー
小児麻痺で車椅子に乗る17 歳のウネと、ロボット研究者の夢に挫折した15 歳のヨンジェ。
深い諦念を抱えつつ懸命に生きる姉妹は、たった千個の単語しか知らないロボットのコリーによる、
素直で率直な意見に心を動かされていく。

ヨンジェの才能を利用するため彼女をロボットコンテストへの出場に誘うクラスメイトのジス、
競走馬のトゥデイ、残酷な運命に心を痛める獣医ポッキ。
ぶつかり合いながらも、それぞれが自分の望みと向かい合うとき、
トゥディとコリーの運命は大きく転回していく……。

■チョン・ソンラン
檀国(タンクク)大学文芸創作科にて修士課程を修了。2019年にWeb小説プラットフォーム「ブリッG」に連載した長篇『崩れた橋』がSF部門1位となり同作でデビュー。同年、本作『千個の青』が第4回韓国科学文学賞長編部門大賞を受賞。『崩れた橋』は2020年SFアワード長編部門優秀賞を受賞した。動植物が主流になり人間が非主流になる地球を夢見ている。

千個の青
チョン・ソンラン/カン・バンファ・訳  カバーイラスト:坂内拓
本体2,000円+税 四六判並製

「生きることの意味を問いかけている」「SFが苦手な人にもぜひ手にとってほしい」「こういう話こそ今必要とされている」『わたしたちが光の速さで進めないなら』レビューと感想

韓国の新世代女性SF作家がデビュー作で17万部突破(『わたしたちが光の速さで進めないなら』大森望氏による書評)

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