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【カバーイラスト公開】『あの夜、わたしたちの罪』(ハヤカワ・ミステリ文庫)【3月23日発売】

女性の底知れなさを描いたミステリ『あの夜、わたしたちの罪』(ローリー・エリザベス・フリン/山田佳世 訳)が、3月23日(水)に発売いたします。

◉あらすじ
アムとサリーは大学中の視線を集める“最高の女の子”だった。
学生寮でとある事件が起きるまでは――
事件から14年、新たな人生を歩むアムのもとに同窓会の招待文と脅迫状が届く。
あの夜わたしたちがしたことについて話がしたい
こんなものを寄こすのはサリーしかいない。そう考え同窓会に出席するも、サリーのもとにも同じ脅迫状が届いていた。
何者かがふたりの罪を暴こうというのだ。彼女たちが犯した罪とは?

発売にさきがけ、たけもとあかるさんによる美麗なカバーイラストの全貌を公開いたします。

『あの夜、わたしたちの罪』
カバーイラスト/たけもとあかる

担当編集者より
『あの夜、わたしたちの罪』は、女性の底知れなさを描いたミステリ。
主人公のアムは悪魔めいた魅力を持つ同級生サリーに認められようと、なんでもします。
カバーには、同性の友人に対する憧れと嫉妬、そして彼女に近づきたいという強い意志を持った女の子を魅力的に描いてもらいたい! そう思ったとき、たけもとあかるさんの作品が浮かびました。

カバーイラストでは、ふたりの関係性を一枚で表現していただきました。
支配的にアムの顔に手を当ててリップを塗るサリーと、サリーをじっと見つめるアム。
著者のローリー・エリザベス・フリン氏からも「とても気に入りました」と太鼓判をいただいた一枚です。

カバーデザインは、albireo草苅睦子さん。

『あの夜、わたしたちの罪』
カバーイラスト/たけもとあかる
カバーデザイン/albireo

草苅睦子さんにデザインをお願いしたきっかけは、
「albireoの草苅さんは、デザインで絶妙に不穏な雰囲気を出してくれますよ」という同僚の編集者の一言でした。
同僚は『匿名作家は二人もいらない』(アレキサンドラ・アンドリューズ、大谷瑠璃子 訳、unpis画、ハヤカワ・ミステリ文庫)を草苅さんにデザインしていただき、感動したとか。

本書もしっかり不穏に仕上げていただきました。
ダークな雰囲気に著訳者名の赤が映えて、作品のほの暗さと少しの甘さが感じられます。
さらにトリミングとタイトルの配置により、アムとサリーの視線がより強調されました。


帯は鮮やかな赤(ピンク)で目を惹きます。
この赤も絶妙な色合いなのです。ぜひ書店でお手に取ってお確かめください!

本書のあらすじやみどころはこちら↓


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