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【3月23日発売】女性の底知れなさを描いたミステリ『あの夜、わたしたちの罪』(ハヤカワ・ミステリ文庫)

早川書房はハヤカワ・ミステリ文庫より、2023年3月23日にローリー・エリザベス・フリン『あの夜、わたしたちの罪』を刊行いたします。

ローリー・エリザベス・フリン『あの夜、わたしたちの罪』
翻訳:山田佳世
定価:1,892円(税込) ハヤカワ・ミステリ文庫
刊行日:2023年3月23日(電子版同時発売)
カバーイラスト:たけもとあかる
カバーデザイン:albireo
ISBN:978-4-15-185351-7

◆あらすじ

アムとサリーは大学中の視線を集める“最高の女の子”だった。
学生寮でとある事件が起きるまでは――
事件から14年、新たな人生を歩むアムのもとに同窓会の招待文と脅迫状が届く。
あの夜わたしたちがしたことについて話がしたい
こんなものを寄こすのはサリーしかいない。そう考え同窓会に出席するも、サリーのもとにも同じ脅迫状が届いていた。
何者かがふたりの罪を暴こうというのだ。彼女たちが犯した罪とは?

◆みどころ

本書は主人公アムの大学時代を描いた「あのころ」と、31歳になった「現在」、ふたつの時間軸で進みます。

「あのころ」は、アムの大学入学から“C寮の死”事件が起きるまでの物語です。
18歳のアムは周りのおしゃれな女の子たちについていこうと焦っています。
そんなアムの前に現れたのは、悪魔めいたカリスマを持つ少女サリー。
彼女の親友の座を手に入れようと間違った選択を重ねてゆき……。
同性の友達への憧れや嫉妬で揺れる10代の心情を丁寧に描いた「あのころ」は、ヤングアダルトの書き手として支持を集める著者の手腕が光ります。

「現在」のアムは31歳。何も知らない夫と穏やかな日々を歩んでいます。
しかし、同窓会の場に“C寮の死”事件の真相を暴こうとする何者かが現れて……。正体不明の人物につけ狙われる、スリリングなパートです。

過去と現在が交互に語られ、“C寮の死”事件の真相が徐々に明かされる本書。
衝撃の結末をぜひお楽しみください!

◆著訳者情報

ローリー・エリザベス・フリン 著
カナダ、オンタリオ州ロンドン在住。モデルとして活動したのち、2016年にFirstsで小説家デビュー。これまでにデビュー作を含め3作のヤングアダルト小説を発表する。はじめて大人の読者に向けて書いた本書『あの夜、わたしたちの罪』は、またたく間にベストセラーとなった。

山田佳世 訳
奈良県生まれ。ブリティッシュコロンビア大学卒。英米文学翻訳者。

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