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新井賞受賞!女性の生き辛さ描く小説『三つ編み』(レティシア・コロンバニ)拡大展開中!

7月17日、『三つ編み』(レティシア・コロンバニ、齋藤可津子訳)が第10回新井賞を受賞しました。

新井賞は、書店員である新井見枝香さん(女性のための本屋HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE勤務)が一番おもしろかった本をひとりで選び、賞を出すユニークな試みです。同日発表の芥川賞・直木賞とは異なった視点による選書に、読者・メディア・書店員からの注目が集まっています。

■【NHK】書店業界などが注目 「新井賞」に仏小説「三つ編み」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190717/k10011996231000.html

新井さんによる『三つ編み』のレビューは以下のURLから。
■第10回新井賞発表
https://www.hmv.co.jp/news/article/1907031036/

著者のレティシア・コロンバニさんからも、喜びの声とともに日本の読者へメッセージが届きました。

『三つ編み』は、不運や試練に直面した女性たちが懸命に生き抜く姿を描き、フランスで100万部突破。日本でも読者の共感を集める一方で、「社会の不平等を正すために、男性もフェミニストになろう」と呼びかける著者インタビューが賛否の議論を呼び、リアル/ネット書店で完売が続出し、部数増しの重版が続々と決まるほどの反響となりました。

また、『82年生まれ、キム・ジヨン』の訳者・斎藤真理子氏が、「(『キム・ジヨン』と『三つ編み』は)似ていると思いました」「今まで声になっていない女性の思いを顕在化させる、という目的意識」をもっていると指摘する(「文藝」秋季号より)など、本書への注目は日毎に増してきています。

今回の 新井賞受賞で『三つ編み』を知ったかたには、以下の記事がおすすめです。試し読みとレビュー一覧です。

■完売店続出! 次々重版!! 圧倒的共感を集める小説『三つ編み』(レティシア・コロンバニ)試し読み
https://www.hayakawabooks.com/n/nee3ade5e4558

■本書への賛辞
・斎藤美奈子(文芸評論家)「世界中の人々を励ます物語である。ブラボー♡」朝日新聞2019年6月1日付
・窪 美澄(小説家)「理不尽なこととしなやかに闘っていく女たちがまぶしかった」
・小山田浩子(小説家)「泣いています。女性であり母であることの絶望と希望が迫ってきて」
・小橋めぐみ(女優)「読みながら、身体中を駆け巡った熱い、祈りに似た何かを忘れずにいたい」

■著者紹介
レティシア・コロンバニ
作家、映画監督。本作が小説デビュー作。監督作品に、オドレイ・トトゥ主演『愛してる、愛してない…』(2002年)がある。