『三つ編み』を読んだ中学生の作文が「お気に入りの一冊をあなたへ作文コンクール」入賞&第10刷!
フランスの小説家レティシア・コロンバニによる『三つ編み』。日本では2019年4月に刊行し、この春に10刷となりました。
『三つ編み』
レティシア・コロンバニ/齋藤可津子訳
早川書房
その『三つ編み』を読んで書いてくださった中学2年生の作文が、「お気に入りの一冊をあなたへ作文コンクール」に入賞しました!
このコンクールは博報堂教育財団が主催する、「本の〝感想文〟ではなく、〝推せん文〟を書くコンクール」です。
受賞者のすすめたい相手は「すべての女性」。
「読めば読むほど辛くなり、正直途中で何度も読むのをやめたくなった」としつつ、「いまだに世界中で女性ゆえに生きづらい状況があることも思い知った」「最後の最後で三人の力強さに救われる思いがした」と書いています。(受賞作は、こちらで読むことができます)
受賞した生徒さん、おめでとうございます! 『三つ編み』を選んでくださりありがとうございます!
高校生による読書感想文をこちらで紹介しています。
◉あらすじ
3つの大陸、3人の女性、3通りの人生。唯一重なるのは、自分の意志を貫く勇気。
インド。不可触民のスミタは、娘を学校に通わせ、悲惨な生活から抜け出せるよう力を尽くしたが、願いは断ち切られる。
イタリア。家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは父の事故を機に、倒産寸前の会社をまかされる。お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが……。
カナダ。ひとりで子育てをする弁護士のサラは、女性初のトップの座を目前にして、癌の告知を受ける。それを知った同僚たちの態度は様変わりし…。
3人が運命と闘うことを選んだとき、美しい髪をたどって、つながるはずのない物語が交差する。
『三つ編み』書評やインタビューへのリンク、試し読みはこちら。