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【映画化原作 スコセッシ×ディカプリオ】衝撃の実話を描く話題の新刊『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』あらすじを紹介。先行発売情報も

スコセッシ監督最新作×ディカプリオ主演で話題の映画が、10月20日にいよいよ劇場公開。アメリカ史の闇に迫る衝撃の実話である映画原作本、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』(デイヴィッド・グラン、倉田真木訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)が発売されます(『花殺し月の殺人』より改題)。映画に先駆けて本書のあらすじと読みどころをご紹介します。【先行発売の案内もご覧ください】

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』デイヴィッド・グラン、倉田真木訳ハヤカワ・ノンフィクション文庫
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』
デイヴィッド・グラン、倉田真木訳
ハヤカワ・ノンフィクション文庫

①原作あらすじ 気になる内容を一足早く紹介

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(マーティン・スコセッシ最新作 映画化原作)

1920年代のアメリカ・オクラホマ州。先住民のオセージ族(オーセージ族)が「花殺しの月」と呼ぶ五月のある夜に、二件の殺人事件が起きる。それはオセージ族とその関係者二十数人が相次いで犠牲となる連続怪死事件の幕開けだった……。

1870年代以降、州北東部の岩だらけで何の価値もなさそうな保留地に追いやられたオセージ族だったが、その土地の下に米国最大の油層があることが判明した。探鉱者が石油を手に入れるためにはオセージ族に多額のロイヤルティを支払う必要があり、“オイルマネー”を得た部族の者たちは銀行家も妬むほどの資産家になっていた。当時の新聞・雑誌には、シャンデリアのある豪邸で暮らし自家用飛行機を所有する者や、ダイヤの指輪や毛皮のコートを身につけたオセージ族の暮らしぶりが記録されている。

物語の主人公であるオセージ族の女性、モリー・バークハートと、その妻の莫大な資産を後見人として管理してきた白人男性、アーネスト・バークハートの家族にも殺人事件の影は及んでいた。
連続する凄惨な事件に対して地元当局や私立探偵が手をこまねくなか、のちのFBI長官となるJ・エドガー・フーヴァーは特別捜査官を派遣して現地での捜査を開始するが、石油利権と人種差別が複雑に絡み合う巨大な陰謀に、関わる誰もが飲み込まれていく。容疑者の追及と逮捕、捜査官らの予想がことごとく覆される裁判所での審問――果たして真の犯人はどこにいるのか?

FBI誕生の契機となった連続殺人事件を丹念に描き、アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞した傑作ノンフィクションを通じて、この物語の結末を是非ご自身の目でお確かめください。

②先行発売スタート! Apple Booksで9/22から

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』デイヴィッド・グラン、倉田真木訳ハヤカワ・ノンフィクション文庫
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』
電子書籍先行発売中

一般発売に先立ち、Apple Booksでは電子書籍の先行発売を9月22日(金)からスタートします。

③一般発売は9/29から 文庫本は予約受付中

文庫本および各種電子書籍の一般発売は、9月29日(金)から。現在予約受付中です。

④映画は10/20劇場公開 監督スコセッシ×主演ディカプリオの話題作

映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』はいよいよ10月20日(金)全国劇場で公開。その後、Apple TV+でも配信予定です。

紹介した書籍の概要

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』
原題:KILLERS OF THE FLOWER MOON: The Osage Murders and the Birth of the FBI
著者:デイヴィッド・グラン
訳者:倉田真木
出版社:早川書房(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
一般発売日:2023年9月29日
文庫版税込価格:1,496円
※本書は、2018年5月に早川書房より単行本『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』として刊行された作品を改題・文庫化したものです。

著訳者紹介

■著者: デイヴィッド・グラン(David Grann)
アメリカのジャーナリスト。1967年、ニューヨーク出身。《ニューヨーカー》のスタッフ・ライターを務める。《ニューヨーク・タイムズ・マガジン》《ウォール・ストリート・ジャーナル》《アトランティック》などにも寄稿。ジョージ・ポーク賞ほか受賞歴多数。著書『ロスト・シティZ』(2009)は《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラーの1位となり、25カ国語に翻訳されている。最新作は18世紀の大西洋を舞台に、難破したイギリス船の乗組員らの運命を描いたThe Wager(2023)。日本語訳は早川書房より2024年刊行予定。本作もまたマーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオにより映画化が計画されている。

■訳者: 倉田真木(くらた・まき)
翻訳者。訳書にシャーキー『死体とFBI』(早川書房刊)、キャンベル『千の顔をもつ英雄〔新訳版〕』(共訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、アハーン『ザ・ギフト』、アリソン他『リー・クアンユー、世界を語る』など多数。

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