NHK「100分de名著」で話題の「ストア哲学」とは? 『迷いを断つためのストア哲学』著者が解説
刊行直後から話題沸騰の、マッシモ・ピリウーチ『迷いを断つためのストア哲学』(月沢李歌子訳)。
ストア哲学は、現代人が学ぶべき人生哲学として、国内外でいま大きな注目を集めています。たとえば、4月のNHK「100分de名著」は『自省録』(毎週月曜日、全4回)。『自省録』といえば、高校世界史でもおなじみ、ローマ皇帝にしてストア哲学者のマルクス・アウレリウスによる著作です。番組中では『嫌われる勇気』の岸見一郎さんが、ストア哲学がマルクス・アウレリウスに与えた影響について解説しています。
ではそもそも、ストア哲学は誰がいつ、どのように始めたのでしょうか。そして、現代にいたるまで私たちを引きつけてやまない理由とは?
『迷いを断つためのストア哲学』をお読みいただくとそのあたりがすべてわかるようになっていますが、この記事でもうひとつご紹介したいのが、著者のマッシモ・ピリウーチによる、再生回数280万回超えの「TED Ed」動画。
ストア哲学を創始したのは、キプロスのゼノン。
ゼノンはもともと、裕福な商人でした。
しかし、紀元前300年ごろにアテネで船が難破し、すべてを失います。
失意の彼がとある書店でソクラテスの哲学に偶然出会い、そして作り上げたのが、ストア哲学でした。
果たしてその教えとは……
続きはぜひ動画本編と、『迷いを断つためのストア哲学』でお楽しみください。
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目の前の「問題」に立ち向かってはいけない。
価値のありかを見抜き、そこに全力を注ぐ。
クールに、ストイックに。
マッシモ・ピリウーチ『迷いを断つためのストア哲学』(月沢李歌子訳、本体2,000円+税)は早川書房より発売中です。
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