ハヤカワ・ノンフィクション

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ノート

【11月22日発売】『ホワット・イズ・ディス?』ランドール・マンローさん来日イベントレポートその1「この本では、1,000語の基本英単語だけを使って、難しい事柄を説明しています」

2016年7月2日(土)に紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペースにて行われた「ランドール・マンローさんトーク&サイン会」のレポートをお送りいたします。

イベントでは、この度発売になる『ホワット・イズ・ディス?』の着想、工夫、思いがたっぷり語られました。

イベント開始

(ランドール・マンロー氏)

本日はご来場ありがとうございます。今回日本はもちろん、アジアを訪れるのは初めてです。

この本

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プロローグ――ポール・カラニシ『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」』

私はCT画像を次々と見ていった。診断は明らかだった。肺全体が無数の腫瘍に覆われ、脊椎は変形し、肝臓の一葉全体ががんに取って代わられていた。全身に転移したがん。私は脳神経外科の研修医(レジデント)で、研修期間の最後の年を迎えていた。この6年の研修のあいだに、患者を救えるなんらかの方法があるのではないかというごくわずかな期待を抱きながら、私はこのような画像を数多く見てきた。だが、今回はいつもとちがって

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訳者(田中 文)あとがき『いま、希望を語ろう──末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」』

2014年1月、《ニューヨーク・タイムズ》紙に「私にはあとどれくらいの時間が残されているのだろう」と題したエッセイが載った。

 執筆者はエッセイのなかで、自らの末期がんを告白しており、余命が不確かななかでどう生きたらいいかわからずに葛藤しながらも、やがて前を向き、仕事に復帰する決意をするまでの経緯を綴っていた。

 その執筆者とは、スタンフォード大学で脳神経外科のレジデントをつとめる、36歳のポ

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