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#小説
演劇界と音楽界が注目する俊英・額田大志 初小説の冒頭を無料公開!(悲劇喜劇7月号)
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「悲劇喜劇」2019年7月号では、気鋭の作曲家・演出家である額田大志さんの小説「トゥー・ビー・アニマルズ」を掲載。演劇カンパニー「ヌトミック」を主宰し、AAF戯曲賞やこまばアゴラ演出家コンクール最優秀演出家賞を受賞。参加するバンド「東京塩麹」はスティーブ・ライヒ氏に激賞され、昨年はFUJI ROCK FESTIVAL'18に出演し
演劇シーン最注目の劇作家・市原佐都子、渾身の書き下ろし小説「マミトの天使」冒頭公開!
「悲劇喜劇」2018年3月号では、最注目の劇作家・市原佐都子さんの中篇小説「マミトの天使」を掲載。市原さんは、2017年の岸田國士戯曲賞選考会で、選考委員の岩松了さん、岡田利規さんらからその才能を高く評価されました。一癖も二癖もある作品世界と、柔らかで不思議なユーモアのある語り口が共存している点が市原作品の魅力です。
また、今回の小説掲載に合わせて書評家の豊﨑由美さんからは、エッセイ「文学界
「文学界の大いなる問題児へ」書評家・豊﨑由美氏のエッセイを特別公開
悲劇喜劇3月号(2/7発売)では、昨年の岸田國士戯曲賞選考会で高い評価を受けた劇作家・市原佐都子さんの中篇小説『マミトの天使』を掲載。
今回は市原さんに寄せた書評家・豊﨑由美さんのエッセイ「文学界の大いなる問題児へ」を、早川書房のNOTEで公開します。
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文学界の大いなる問題児へ 豊﨑由美(書評家)
あんなみっともないものをぶら下げているわりには、ヘテロの男性作家で身
【特別寄稿】佐々木敦「松原俊太郎は現代日本演劇における新たなる劇作家の時代を切り拓くだろう」(悲劇喜劇2018年1月号)
以下、悲劇喜劇2018年1月号より。
松原俊太郎は「戯曲の時代」を幻視する
佐々木敦(批評家)
劇作家不遇の時代だと思う。
演劇は幾つもの要素から成り立っているが、現在活躍中の演劇作家の多くが「劇作家、演出家」であり(更に「劇団主宰」であることも多い。この「劇団」という語の定義もかつてとは違うのだが)、戯曲を書くこととそれを演出することがひと続きの作業であるとされていることがしばしばである。